英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『軍師官兵衛』 第43話「如水(じょすい)誕生」

2014-10-26 20:50:38 | ドラマ・映画
前話の終盤、秀吉の怒りの要因(勝手に帰国したこと)については納得はいかないが(前話記事参照)、三成の罠にはまり、秀吉の怒りを買ってしまった官兵衛は蟄居を命じられ窮地に陥った

 諸将の嘆願や北の政所から淀への働きかけ、家康の様子見、三成のエサを待つ犬のような表情などもあったが、今回の見せどころは、サブタイトル通り「如水誕生」。

如水円清
身は毀誉褒貶の間にあるも心は水の如く清し
  「人にどう思われようと、心は澄み切った水のように静かである」(訳:秀吉)
【官兵衛の弁舌】
 潔白を示す意味で、自分の非については申し開きはしないが、これまでの武功を考えると、その罪が死に値するほどのものではない。
 利休のように意地を貫くべきかと考えたが、意地のために命を捨てるのは性には合わない(祖父の教え)。
 まだ死ぬわけにはいかない。お救い願いたいと乞う。

水は方円の器にしたがう
  「器の形に合わせて、水はいかようにも形を変える」(訳:官兵衛)
  「水にどのような形を与えるか……役に立つも立たぬも、器たるこの秀吉次第ということか」(意訳:秀吉)
【官兵衛の弁舌】
 人は生かしてこそ、使い道がある


 ………「お主を許す」(秀吉)


 でも、「人は生かしてこそ使い道がある」と言っておきながら、隠居を願い出るのは、矛盾しているような気がする。



拾(秀頼)の誕生、立場が微妙になる秀次
 如水の助言により、娘を拾いの許嫁を願い出て、に秀吉への従順さを示すが、≪我が子を天下人に≫という淀の願いを汲んだ三成が動く。

天下取りの機を窺う家康
 秀吉に官兵衛の処分を尋ねるだけで、意見を言わない家康は巧妙である(「致し方ない」、「惜しい」という感想は述べる)。
 長政、正則らの三成への不満を黙って聞く。
 ……正則、酒弱すぎ


三成の顔芸
・物欲しそうな顔(早く官兵衛に切腹を言い渡してほしい)
・びっくり顔(官兵衛の剃髪を見て)
・うんざり顔(官兵衛の弁舌を聞く間)
・がっかり顔(官兵衛が許されて)
・嬉し顔(如水の隠居の願いを聞き)…視線の方向が変
・悪巧み顔(淀が秀吉に秀次の心に猜疑心を持たせる会話を聞き)

 分かりやす過ぎるぞ。
 それに、悪人顔を見せ過ぎ。
コメント (2)
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