世界体操……
最終種目の鉄棒、中国の二番手のチャオパンはグタグタの演技(捻りが不完全、足が割れた)にも拘わらず、E得点が8.333と異常な高得点でDスコア6.9と合わせて15.233。高難易度の演技を連発したアメリカのリーバが15.100、「物凄い」としか言いようがない演技を見せたドイツのハンビュヘンでさえ15.366(Dスコア7.1、Eスコア8.266)にとどまったというのに、明らかに1段半ぐらい劣る演技をしたチャオパンが15.233とは……
しかし、それでも最終演技者のチェンロンが15.866を超えないといけないので、ほぼ日本の優勝は間違いないだろうと思っていた。ただ、チェンロンのDスコアが7.4~7.5あると聞いて、Eスコアが8.366で並ぶのは可能だとわかり、嫌な予感がした。
でも、今大会、鉄棒のEスコアが厳しいので8.3は難しいはず。いや、2番手のチャオパンがあの演技で8.333が出たのだから……
………確かに、チェンロンの演技は素晴らしかった。しかし、Eスコアが8.466とは盛り過ぎだろう。Dスコアの7.5と合わせて、15.966!
日本を0.1上回って、逆転の優勝……
呆然とする内村選手、日本選手………
公正なジャッジをした審判もいた、種目もあった。ただ、最後の中国の2選手に関しては得点操作があった。特に、2番手のチャオパンはひどすぎる。内村の吊り輪のEスコアも抑えられた。逆に中国選手は、ぐらついていたにも拘わらずEスコアが8.4~8.5。
解説の米田氏は、「中国選手はDスコアが高くても、止めてきているから」という訳のわからない解説をしていた。難度を考慮してDスコアを判定したら、難しい技をした方がきめが粗くても有利になってしまう。
そういう悪癖を防ぐため、現在のDスコア・Eスコア方式にしたというのに……
観客もマナーが悪い。
他国の選手が演技中でもお構いなく、「ヤーヨー」の大合唱。
日本選手のミスに拍手をする。
内村選手のインタビュー
「言いたいことは山ほどあるんですけど、ま、でも、中国の最後のあの演技は素晴らしかったと思いますし、僕らもやれることは100%以上出し切ったと思うので、まあ、どうこう言おうが、結果は結果なんで、まあ、満足はしていないんですけど、演技に関しては良かったのかなと思います」
--中国との差は0.1でした。この差をどう感じているか、この感じたことを、どのようにして今後晴らしていくのか?--
「完全なアウェーな状況で、0.1なんで…ま、そこは、この場所かなと、場所の分の0.1かなというふうに思っているんで。……僕らは本当にやれることはやったと思うので……まあ………まあ、“今回はこれでいいのかな”ではないですけど……もお、しょうがないと思っています」
最後のチェンロンはミスをしなければ16点は可能。なので、逆算して2番手のチャオパンに15.233を付けた。負けているにも関わらず、失敗をしないよう難度を下げていたのも納得。大きなミスをしなければEスコアを高くつけやすい。最終演技者よりも2番手で大きな得点操作をして、不正が発覚しにくくしている。巧妙である。
どんな演技をしても、0.1差で負けてしまう……
日本は負けていないし、中国も勝っていない。
最終種目の鉄棒、中国の二番手のチャオパンはグタグタの演技(捻りが不完全、足が割れた)にも拘わらず、E得点が8.333と異常な高得点でDスコア6.9と合わせて15.233。高難易度の演技を連発したアメリカのリーバが15.100、「物凄い」としか言いようがない演技を見せたドイツのハンビュヘンでさえ15.366(Dスコア7.1、Eスコア8.266)にとどまったというのに、明らかに1段半ぐらい劣る演技をしたチャオパンが15.233とは……
しかし、それでも最終演技者のチェンロンが15.866を超えないといけないので、ほぼ日本の優勝は間違いないだろうと思っていた。ただ、チェンロンのDスコアが7.4~7.5あると聞いて、Eスコアが8.366で並ぶのは可能だとわかり、嫌な予感がした。
でも、今大会、鉄棒のEスコアが厳しいので8.3は難しいはず。いや、2番手のチャオパンがあの演技で8.333が出たのだから……
………確かに、チェンロンの演技は素晴らしかった。しかし、Eスコアが8.466とは盛り過ぎだろう。Dスコアの7.5と合わせて、15.966!
日本を0.1上回って、逆転の優勝……
呆然とする内村選手、日本選手………
公正なジャッジをした審判もいた、種目もあった。ただ、最後の中国の2選手に関しては得点操作があった。特に、2番手のチャオパンはひどすぎる。内村の吊り輪のEスコアも抑えられた。逆に中国選手は、ぐらついていたにも拘わらずEスコアが8.4~8.5。
解説の米田氏は、「中国選手はDスコアが高くても、止めてきているから」という訳のわからない解説をしていた。難度を考慮してDスコアを判定したら、難しい技をした方がきめが粗くても有利になってしまう。
そういう悪癖を防ぐため、現在のDスコア・Eスコア方式にしたというのに……
観客もマナーが悪い。
他国の選手が演技中でもお構いなく、「ヤーヨー」の大合唱。
日本選手のミスに拍手をする。
内村選手のインタビュー
「言いたいことは山ほどあるんですけど、ま、でも、中国の最後のあの演技は素晴らしかったと思いますし、僕らもやれることは100%以上出し切ったと思うので、まあ、どうこう言おうが、結果は結果なんで、まあ、満足はしていないんですけど、演技に関しては良かったのかなと思います」
--中国との差は0.1でした。この差をどう感じているか、この感じたことを、どのようにして今後晴らしていくのか?--
「完全なアウェーな状況で、0.1なんで…ま、そこは、この場所かなと、場所の分の0.1かなというふうに思っているんで。……僕らは本当にやれることはやったと思うので……まあ………まあ、“今回はこれでいいのかな”ではないですけど……もお、しょうがないと思っています」
最後のチェンロンはミスをしなければ16点は可能。なので、逆算して2番手のチャオパンに15.233を付けた。負けているにも関わらず、失敗をしないよう難度を下げていたのも納得。大きなミスをしなければEスコアを高くつけやすい。最終演技者よりも2番手で大きな得点操作をして、不正が発覚しにくくしている。巧妙である。
どんな演技をしても、0.1差で負けてしまう……
日本は負けていないし、中国も勝っていない。