英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

土曜ワイド劇場「おかしな刑事(14)」

2016-10-26 00:25:44 | ドラマ・映画
サブタイトルは
「完全密室の劇場でスポットライトを浴びた死体!女優が残した文字“ス1755”の謎とは?」


 “完全密室”……って、合鍵を使っただけ!
 “ス1755”……「17:55」…ほぼ、そのまんま! 「ス」は特急スペーシア(東京と日光・鬼怒川方面をつなぐ特急)


 上記のように、事件の真相が杜撰!さらに
・演出家のスマホを使ってメールを送り、被害者を呼び出したのは、一見、巧妙のようであるが、綱渡り的な要素も強い。目撃される危険性は相当高く、指紋は残らなかったのか?
・合鍵を準備したのは“周到”であるが、呼び出し方は場当たり的で、殺意も衝動的。犯人の立場で、合鍵を作ることは可能だったのだろうか?
・演出家・野口も問題あり(プロデュースする劇はつまらなく、主演女優に手を出す)だが、被害者女優の純潔さを主張しフェードアウト(あれだけ疑われたというのに)。


 鴨志田新一(伊東四朗)と娘・岡崎真実(羽田美智子)はのコンビは安定して面白いが、真実に恋人・五十嵐進(駿河太郎)が出現。しかも、若手の猪突猛進型の刑事という驚きの展開。
 本間京一管理官(中村俊介)は冷静で頭も切れるが、捜査方針などの勘は悪い。嫌な奴だが、失敗を犯した五十嵐を許すという面も。まあ、“9係”の青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)コンビに脅されてのことだが…


【その他のツッコミ】
・姉小路(石井正則)が務める法律事務所の代表・武井昭一(正名僕蔵)と女性事務員が将棋を指していたが、その局面が、許せないほどの有り得なさだった
・“横浜の叔母様”(田島令子)がやたら機嫌よかった
 

【ストーリー】番組サイトより
 鴨志田新一(伊東四朗)は、警視庁東王子署の警部補。別れた妻との間にもうけた娘・岡崎真実(羽田美智子)は警察庁刑事局のエリート警視だが、鴨志田と真実が実の親子だということは、2人の職場の人間は誰も知らない…。
 北区王子にある劇場で、劇団の人気女優・辻本マキ(中丸シオン)の死体が見つかった。犯人は小道具のブロンズ像で後頭部を殴打した後、遺体をあお向けに寝かせて照明を当てるという“演出”を加えており、まるで芝居のワンシーンのような現場だった。事件当夜、劇場は正面玄関にも裏口にも鍵がかかっており、現場は密室だったことが判明。被害者の携帯電話は犯人が持ち去ったらしく行方不明だったが、バッグからは本人のものではない血痕が付着したハンカチが見つかった。鴨志田たち東王子署の刑事たちは、劇団主宰者の野口啓吾(青山勝)ら関係者らのDNAを採取して血痕と照合するが、一致する人物は見当たらなかった。
 すぐに東王子署に捜査本部が設置され、警視庁から本間京一管理官(中村俊介)と捜査一課8係の刑事たちが乗り込んできた。本間は、劇団の公演に毎回足を運んでいるファンにまで捜査範囲を広げるよう指示。鴨志田は8係の若手刑事・五十嵐進(駿河太郎)とコンビを組んで、常連の観客たちからDNAを採取して調べることに。
 そんなとき、五十嵐が有力な情報を探し当てた。被害者のマキは大学時代に1本だけアダルトビデオに出演した過去があり、そのビデオを制作したプロデューサーの八田勇二(新納敏正)と事件の2日前に激しく言い争っていたという。しかも八田は現在、姿をくらましていた。
 五十嵐は八田が犯人だと信じて突き進むが、DNA鑑定は不一致だった上、物証も動機も浮かび上がらず、捜査は振り出しに…。突っ走った責任を問われた五十嵐は捜査本部から外されることとなるが、その矢先、鴨志田はマキがAVに出演していたという情報を五十嵐に教えたのは、ほかでもない真実であり、なんと2人が3カ月前からつきあっていたことを知って…!?

脚本:水谷龍二
監督:梶間俊一
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