英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「“太平洋側”と“日本海側”」と言うよりは、「“表日本”と“裏日本”」だなあ

2018-01-30 22:45:30 | 気象
次の解説(青字の部分)は、NHKの1月28日の午後6時52分の気象情報のものです。
一見、普通の解説ですが……たぶん、普通の解説です。
しかし、連日の雪かきで消耗した私にとっては、何となく、気に障る言い回しでした(表現だけでなく語調も含む)。
 
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 今日は雲の広がったところが多くなりました。
 午後6時の各地の天気を見てみますと、この時間もまだ雪や雨の降っているところが多くなっています。
(天気分布図では北海道西部、新潟、山陰、東海が雪、能登半島、紀伊半島最南端、四国南西部、九州南部が雨)
 さあ、明日になりますと、日本海側はまだ雪が降りますが、太平洋側は晴れる所が多くなりそうです。
 明日の気圧配置です。明日は低気圧や前線が、東へと抜けて西高東低の冬型の気圧配置になる見込みです。明日は日本海側で雪が降りやすくなるでしょう。

 では、明日の雪の予想です。
(天気分布予想図を見ながら)
 朝から動かしてみますと、日本海側を中心に雪が降り続き、特に北陸は次々に雪雲が流れ込みそうです。夕方以降は、紫色、強く降るところもありそうです。夜遅くに掛けて強く降りますから、雪の降り方にご注意ください。

 では、全国の明日の天気です。
(日本列島に主要都市の天気予報のマークが示れた画面が現れる)
 日本海側では広い範囲で雪が降り、吹雪いたり雷を伴ったりするところがありそうです。太平洋側は晴れる所が多いでしょう。南西諸島は風が強く吹き、午前中は荒れた天気になるところがあります。
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 冒頭で“気に障る”と言いましたが、おそらく、大多数の皆さんは“普通じゃん”と思ったことでしょう。
 なので、私が感じたニュアンスを赤字で付け加えます。

今日は雲の広がったところが多くなりました。
 我々の所は、連日の雪だった。今日(この日)は、冬型の気圧配置が緩んで、雪が雨混じりになり、時折薄日も射して、ほっと一息つけるような穏やかな天気だった。そりゃ、太平洋側の方達にとっては、“天気が崩れた”というのは事実だけど、“雲が広がったところが多かった”と天気が悪かったと言い切られるのは、心外である。

 さあ、明日になりますと、日本海側はまだ雪が降りますが、太平洋側は晴れる所が多くなりそうです。

「さあ!」ですぞ!
≪日本海側は雪が降るけど、太平洋側は晴れて良い天気になりますぞ!≫と、天気が回復するというニュアンスのコメント。嬉しそうに言っているように聴こえた(私の主観です)

 その後も客観的な表現だが、声が明るく(あくまで私の主観)、雪への用心を呼び掛けているが、他人事のよう(あくまで主観です)。



 翌日(昨日、29日)のNHK『ニュース7』の気象情報も酷かった。
 連日の寒さの解説の後、
「さらに、2月のスタートが心配です!
 強い寒気が居座り続ける中、1日から2日に掛けて南岸低気圧が予想されています。太平洋側で雪の可能性があります。
 東京、木曜日から金曜日、雪の予想。名古屋や広島も(木曜日は)雪の予報になっています。大阪も雪になる可能性があります。
 今週は、雪の情報に注意をしてください」


 日本海側では平野部でも大雪といって良いほど雪が降っているのに(積雪40~60センチ)、そのことについては全く触れず、終始、寒さと南岸低気圧による降雪の注意を喚起していた。


 そりゃあ太平洋側、特に、関東で雪が降ると、影響を受ける人がとてつもなく多いので、情報の価値が非常に高いのは分かりますが………
コメント
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