第1戦。快調な出だしのJXが6分40秒まで15-2とリード、トヨタが攻守ともにJXの動きに対応し始め、徐々にゲームを支配する。第1Qは17-10で終えたが、第2Qは完全にトヨタペース。JXは攻撃の形を作ることさえできないほど乱れ、第2Q開始7分50秒まで2-18と今度は一方的にトヨタペース(計19-28)……
第2戦。出だしはトヨタペースで、開始4分30秒で16-5と11点のリード。JXも立て直し、第1Qは26-21とトヨタのリードで終了。
第2Qはトヨタリードのまま一進一退。3分20秒に吉田が3回目のファールを犯しベンチへ。その後、岡本や大神もファールがかさんでいった……
ベンチワークはトヨタが遥かに上。動きが悪い選手や、機能していない選手を下げ、休ませたり指示を出したりする。控え選手も層が厚い。思い描くオフェンスの形の実現率も高い。
これに対しJXは、先発がほとんどフル出場(これはファイナルに限ったわけでない)。特に吉田と渡嘉敷は疲労がたまっているようだ。怪我から復帰したばかりの間宮も完調ではない。以前も書いたが、オフェンスのバリエーションも増えず、若手も育たない。
ファイナルでは、オフェンスが一本調子になり、トヨタのディフェンスの網に引っ掛かることが多く、思い通りのオフェンスができていない。
しかし、結果はJXの2連勝。
その訳は、JXの個々の選手の能力の高さ。特に、渡嘉敷はすごい。無理気味なパスも受け取り点に結び付けてしまう(それを見極めてパスを出す吉田も巧い)。完調ではないが、間宮も要所で存在感を示す。この渡嘉敷と間宮でゴール下を支配できているのが大きい。
吉田の動きがやや悪いが、その分大神が好調。岡本のオフェンスは不調だが、久手堅をしつこくマークできている。
以前のJXと比べて、相手に何もさせないというディフェンスの厳しさはなくなり、田中や内海や諏訪がいなくなった分、攻撃のバリエーションやしつこさは減った。しかし、渡嘉敷、間宮のゴール下(ミドルシュートも上手い)と吉田のボール捌き、大神の打開力で何とかなってしまう。
トヨタもディフェンスはよく渡嘉敷、間宮をマークしているが、ゲームを通じて2人を抑えるのは難しい。シュートさせるのは良いとして、落とした時のリバウンドを確保したい。
第1、第2戦を通して、イージーシュートのミスが多かったのも痛かった。できればあと少し3ポイントシュートの成功率を上げたい。
納得のいかないジャッジも多かったような気がする。画面で見る限り、ファールの笛が多かった(厳しかった)。それと、ネットに触れただけのエアボールを、リングに当たったと勘違いし、ショットクロックをリセットしてしまい。JXのアピールによりプレイ中断、その時点で24秒オーバーと裁定され攻撃権がJXに移った。
しかし、選手はクロックを見てプレイをするので、リセットしてしまった時点のタイムに戻して再開するのが妥当のように思えるが、あの処置は適正だったのだろうか?
【この件については、審判経験者の方から説明を戴きました。この項の最後に補足(訂正)をしようと思いましたが、新記事のアップが多かったので、下方に降りてしまったので、改めて、記事としてアップします】
第3戦は明日。トヨタ劣勢だが、渡嘉敷をもう少しだけ抑えたい。間宮がいるのでダブルチームを仕掛けることは困難だが、時々、渡嘉敷にボールが入った瞬間に素早くダブルチームを仕掛けるのは有効かもしれない。
あと、動きがやや悪い吉田にプレッシャーをかけるのが一番有効に思える。JXは控え選手を活用する勇気も知恵もないようなので、付け入るチャンスはある。JXにとってラッキーだったのは、第2戦の思わぬ吉田のファールトラブルで、吉田抜きで控え選手を起用しても戦えることが分かったことである。
第3戦でトヨタが勝てば、トヨタの逆転優勝も大いにあり得る。
第2戦。出だしはトヨタペースで、開始4分30秒で16-5と11点のリード。JXも立て直し、第1Qは26-21とトヨタのリードで終了。
第2Qはトヨタリードのまま一進一退。3分20秒に吉田が3回目のファールを犯しベンチへ。その後、岡本や大神もファールがかさんでいった……
ベンチワークはトヨタが遥かに上。動きが悪い選手や、機能していない選手を下げ、休ませたり指示を出したりする。控え選手も層が厚い。思い描くオフェンスの形の実現率も高い。
これに対しJXは、先発がほとんどフル出場(これはファイナルに限ったわけでない)。特に吉田と渡嘉敷は疲労がたまっているようだ。怪我から復帰したばかりの間宮も完調ではない。以前も書いたが、オフェンスのバリエーションも増えず、若手も育たない。
ファイナルでは、オフェンスが一本調子になり、トヨタのディフェンスの網に引っ掛かることが多く、思い通りのオフェンスができていない。
しかし、結果はJXの2連勝。
その訳は、JXの個々の選手の能力の高さ。特に、渡嘉敷はすごい。無理気味なパスも受け取り点に結び付けてしまう(それを見極めてパスを出す吉田も巧い)。完調ではないが、間宮も要所で存在感を示す。この渡嘉敷と間宮でゴール下を支配できているのが大きい。
吉田の動きがやや悪いが、その分大神が好調。岡本のオフェンスは不調だが、久手堅をしつこくマークできている。
以前のJXと比べて、相手に何もさせないというディフェンスの厳しさはなくなり、田中や内海や諏訪がいなくなった分、攻撃のバリエーションやしつこさは減った。しかし、渡嘉敷、間宮のゴール下(ミドルシュートも上手い)と吉田のボール捌き、大神の打開力で何とかなってしまう。
トヨタもディフェンスはよく渡嘉敷、間宮をマークしているが、ゲームを通じて2人を抑えるのは難しい。シュートさせるのは良いとして、落とした時のリバウンドを確保したい。
第1、第2戦を通して、イージーシュートのミスが多かったのも痛かった。できればあと少し3ポイントシュートの成功率を上げたい。
納得のいかないジャッジも多かったような気がする。画面で見る限り、ファールの笛が多かった(厳しかった)。それと、ネットに触れただけのエアボールを、リングに当たったと勘違いし、ショットクロックをリセットしてしまい。JXのアピールによりプレイ中断、その時点で24秒オーバーと裁定され攻撃権がJXに移った。
しかし、選手はクロックを見てプレイをするので、リセットしてしまった時点のタイムに戻して再開するのが妥当のように思えるが、あの処置は適正だったのだろうか?
【この件については、審判経験者の方から説明を戴きました。この項の最後に補足(訂正)をしようと思いましたが、新記事のアップが多かったので、下方に降りてしまったので、改めて、記事としてアップします】
第3戦は明日。トヨタ劣勢だが、渡嘉敷をもう少しだけ抑えたい。間宮がいるのでダブルチームを仕掛けることは困難だが、時々、渡嘉敷にボールが入った瞬間に素早くダブルチームを仕掛けるのは有効かもしれない。
あと、動きがやや悪い吉田にプレッシャーをかけるのが一番有効に思える。JXは控え選手を活用する勇気も知恵もないようなので、付け入るチャンスはある。JXにとってラッキーだったのは、第2戦の思わぬ吉田のファールトラブルで、吉田抜きで控え選手を起用しても戦えることが分かったことである。
第3戦でトヨタが勝てば、トヨタの逆転優勝も大いにあり得る。
拙ブログにコメントありがとうございました。
未録画の放送について、拙ブログのコメント欄を参照よろしくお願いします。
>第3戦、トヨタが巻き返しましたね。伝統的にJXは、中心選手がずっと出続けることが多いのですが、それが災いし、トヨタも集中が切れなかった試合でした。
新監督になって、その傾向が強くなっているような気がします。
トヨタのプレイは素晴らしかったです。吉田へのしつこいプレッシャー、岡本への素早いダブルチーム、ゴール下の頑張りなど、集中力が途切れませんでした。
第4戦は、JXも立て直してくると思いますが、激戦を期待したいです。