「袋の玉将 ……中田七段作詰将棋 『週刊将棋』2014年2月26日号」の解答です。
指し将棋なら初手▲4四飛成と指したいところですが、初形は打ち歩詰め状態。なので、攻撃力を落とす▲3四龍が第一感です。他には▲2三龍△同桂として1五の地点に守備駒の利きを付けるという手も考えられますが、ここは第一感を信じましょう。
△3四同角と取らせると
龍が消えたことで2四に玉の逃げ道ができました。
▲1五歩△2四玉▲3六桂で詰みます。
ところが、玉方にもっと頑張る手があったのです。
初手▲3四龍を取らずに2四に合駒をする手があります。合駒を何にするかですが、結果的には何をしても同じです。私はケチなので駒を打たず、△2四歩と節約します。
取れる龍を我慢して取らなかったので、依然打ち歩詰め状態です。
ならばと、▲2三飛成と飛車を捨てます。この飛車捨ては攻撃力を落とすのが目的ではなく
△2三同桂と桂を呼び込むことで1五に利かせることが目的です。
勇躍、▲1五歩と打ち、△同桂とさせると
詰め上がりが見えてきますね。
持駒の桂を2六に打てば詰むのですが、あいにく銀がいます。そこで▲2五銀△同角と捨てると……
桂打ちで詰みます。
玉は角、桂、歩、歩の4枚に守られていますが、「役立たず」……と言うより、却って玉の動きを邪魔していますね。
この詰手順は2四の合駒が何であっても関係ありません。
駒を打ってしまうと、▲2三飛成とした時、歩を取ってしまうので、最後にその歩が余ってしまいます。玉方は最善の指し手を要求されるので、攻め方に余分に駒を与える手は最善ではないと考えます。なので、詰将棋の手としては2手目は△2四歩が正解となります。
詰手順……▲3四龍△2四歩▲2三飛成△同桂▲1五歩△同桂▲2五銀△同角▲2六桂まで9手詰
指し将棋なら初手▲4四飛成と指したいところですが、初形は打ち歩詰め状態。なので、攻撃力を落とす▲3四龍が第一感です。他には▲2三龍△同桂として1五の地点に守備駒の利きを付けるという手も考えられますが、ここは第一感を信じましょう。
△3四同角と取らせると
龍が消えたことで2四に玉の逃げ道ができました。
▲1五歩△2四玉▲3六桂で詰みます。
ところが、玉方にもっと頑張る手があったのです。
初手▲3四龍を取らずに2四に合駒をする手があります。合駒を何にするかですが、結果的には何をしても同じです。私はケチなので駒を打たず、△2四歩と節約します。
取れる龍を我慢して取らなかったので、依然打ち歩詰め状態です。
ならばと、▲2三飛成と飛車を捨てます。この飛車捨ては攻撃力を落とすのが目的ではなく
△2三同桂と桂を呼び込むことで1五に利かせることが目的です。
勇躍、▲1五歩と打ち、△同桂とさせると
詰め上がりが見えてきますね。
持駒の桂を2六に打てば詰むのですが、あいにく銀がいます。そこで▲2五銀△同角と捨てると……
桂打ちで詰みます。
玉は角、桂、歩、歩の4枚に守られていますが、「役立たず」……と言うより、却って玉の動きを邪魔していますね。
この詰手順は2四の合駒が何であっても関係ありません。
駒を打ってしまうと、▲2三飛成とした時、歩を取ってしまうので、最後にその歩が余ってしまいます。玉方は最善の指し手を要求されるので、攻め方に余分に駒を与える手は最善ではないと考えます。なので、詰将棋の手としては2手目は△2四歩が正解となります。
詰手順……▲3四龍△2四歩▲2三飛成△同桂▲1五歩△同桂▲2五銀△同角▲2六桂まで9手詰
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