英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

明日東京へ

2009-05-22 21:11:01 | 将棋
 女流棋士誕生35周年記念パーティに参加します。

 こういう時期に遠出して、新型インフルエンザのウイルスを我が県に持ち帰ってしまわないかという危惧が、大いにあります。
 が、行きます。「こういう時勢なのだから、敢えて行くのだ」という勝手な理屈を掲げて、行きます。

 誰か他に行かれる人は、いらっしゃらないのでしょうか?
コメント (16)
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『将棋世界』5月号①(先月号です)

2009-05-22 00:46:03 | 将棋
 「今更」と言う気がしますが。

★熱局探訪(野月七段)
 4月号の記事でも書いたが(『将棋世界4月号』①)同じような感想を持った。
 上記の記事のコメント欄でyutanpo23さんも、次のように指摘しています。

  -----------------------------
「いずれの変化も森内九段が勝ちだったようだ」
「最後はトン死気味」
「正直、見ていて▲9三桂成には心底驚いた」

「いずれの変化」について全く触れられていませんし、トン死気味と言われても困ります。▲9三桂成の部分も抽象的すぎます。驚いたのは分かるのですが、驚いた理由について触れられていないです。
  -----------------------------

 さらに、勝手新四朗さんも
  -----------------------------
谷川九段の▲93桂成の周辺はもっと解説して欲しかったですよね~。NHKのBSでの渡辺・山崎解説でも時間の都合(なにせ、放送開始時点で終局していたので解説が後回し)で解説は無かったですし・・・。
前回のNHKの解説でも後手の井上8段の押さえ込みが成功していたかどうか、疑問が残りましたし・・・。
  -----------------------------
 と、述べています。

 論理的に構成された▲9三桂成に対して「得体の知れない凄み」は、ずれていると思いますし、やはり、なぜすごいのかを説明する義務があると思います。


 特に、この号は、順位戦の最終局である。5局あるので、すべて詳細に解説するのは無理だが、取り上げる局面も、一局の最重要点とずれているものもあるし、解説も浅いように感じる。
 一局ごとに解説している(時間軸に沿っていない)ので、臨場感に乏しく、文章からも、鬼気迫るものや、悲壮感、絶望、あきらめ、といったものが感じられない。
 例えば、勝ち味のない将棋を、延々指し続ける深浦王位の指し手には、執念と絶望感がにじみ出ていたが、氏の文章には感じられない。


★炸裂したオジさんパワー(野月七段)
 A級の熱局探訪と、同様な感想。
 例えば、屋敷九段が前々ダメな局面から、勝負手を放ち、苦しいながらも入玉模様に持ち込む。確かに、屋敷九段の勝負手は特筆すべきだと思うが、指し手の具体的な解説は、この部分だけ。主役は対戦相手の昇級を目指す杉本七段のはず。しかし、この後は状況の説明だけ。

 氏の文章を引用すると、
「この後、▲6六歩から上部脱出を図り、▲9四桂と▲5九香で、挟み撃ちを見せながら、入玉までたどり着いた。点数勝負でも杉本七段に分があったが、それを良しとせず、秒読みの中、屋敷玉を必死に追い詰める。
 最後は2一に打った銀の効果で屋敷玉を追い返し、杉本七段が勝利を収めた。
 実はこの将棋が全局の中で最後の終局だった。」

 私は、この勝勢になってから、なかなか勝ち切れない。早く勝ちたいに決まっているが、点数で勝つか、きっちり将棋で勝つか、迷ったかもしれない。あるいは、点数で勝つという冷静な思考ができなかっただけかもしれない。
 そんな中、他の将棋の決着がついていく。高橋九段は勝ったのだろうか?よけいなことは考えるな。など、葛藤があったはず。指し手にも現われているかもしれない。そういったものが、氏の文章からは感じられない。

 『『ものぐさ将棋観戦ブログ』のshogitygooさんなら、どんな文章を書くのだろうか?
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『臨場』 第6話 「罪つくり」

2009-05-21 16:56:34 | ドラマ・映画
鋭過ぎです。鋭過ぎる推理です。

 ホテルで発見された一見病死の女性の遺体が、巨体が圧し掛かったことによる圧迫死(窒息死)であったこと〔倉石検視官(内野聖陽)の見立て〕
 心臓麻痺で運ばれてきた巨漢の男性・桐岡洋介の妻・素子(あめくみちこ)が、一ノ瀬検視官心得(渡辺大)とぶつかり、一之瀬の服に口紅を付着させたこと。

 この2つの事象から、ホテルの女性殺人事件の犯人が、心臓麻痺の男性と推定できるなんて、凄過ぎです。
 確かに、人工呼吸したのに口紅がつくのは、何か裏があると思いますが、その2つを即座に結びつけるなんて、天才です。

 妻の素子も凄腕です。100円ライターで感電させるなんて、東京の主婦はすごい。さらに、水で濡らして感電しやすいようにして、自分はゴム手袋で防止する。冷静です。
 ホテルの指紋も、警察の目をごまかせるほどの手際のよさ。さすが、薬師丸ひろ子のもとそっくりさんのあめくみちこです。
 そこまで冷静なら、放っておいても死んでしまいそうな状態だったのだから、何も手を汚さなくても、と思ったのですが、殺意が抑えられなかったということでした。

 一見、病死に思えた二つの殺人。その奥にあるものを暴いて立証していく。奥にあるものとは何か?……「へえ」という真相で面白かったです。
 ただ、あまりにも鋭過ぎる推理と、それ故、心もとない証拠(ライターと、口紅が付着した服と矛盾する妻の言葉、濡れていたキーホルダー)。あまりに凄腕過ぎる主婦の手際のよさと知識。さらに、凶器のライターを処分しなかった迂闊さなど、納得いかないものも多くありました。

 敷島刑事はやたら倉石検視官に心酔していましたが、今後も登場するのでしょうか。
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NHK杯戦 増田五段×広瀬五段

2009-05-20 23:01:23 | 将棋
 機敏な動きで広瀬五段が主導権を握ったが、玉の入城から△9三桂が欲張りすぎで、先手から割り打ちから▲5一角と打たれ、一気に形勢を損じてしまった。

 第1図は△3五歩と嫌味を突いたところ。この少し前、後手の△3九銀の絡みつきに、先手が▲5八金と打ってしっかりと受け止める構えを見せている。

 放送中は、ここで▲6五香で飛車を捕獲して、簡単に先手の勝ちだと思って見ていた。

 で、この記事でそう指摘しようと思ったら、▲6五香には△同飛▲同歩△6六香が嫌味。
 では、▲6五香ではなく、▲6四香ではどうか。▲6四香には△9三飛▲8二馬△3六歩で大変かもしれない。飛車を取っても、手数は掛かるし、馬と香が働かない。先述の▲6五香にも△6四歩▲同香△9三飛や△9三香があるかもしれない。

 さて、実戦は広瀬五段の必死の絡みつきが功を奏し、将棋は逆転模様。しかし、先手玉への迫り方を誤り、増田五段の勝ち。
 昨年のNHK杯戦で強さを感じ(特に振り飛車穴熊で)、今年も期待していたが、残念。しかし、強さは充分に感じることができた。
 先手の増田五段は、アマチュア的な指し回し。時間ギリギリ迷いを感じさせる着手。形勢が良くなるとビシビシ叩きつける。2手目に角交換して、広瀬五段の振り飛車穴熊を回避した割には、作戦負け。
 指し方や作戦は別に文句を言うべき事ではないが、あまり強さを感じなかった。
通算成績は215勝166敗、0.564。割と好成績だ(上から目線で、ごめんなさい)。私の思い違いでした。
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『ハンチョウ~神南署安積班~』 第6話

2009-05-19 20:32:35 | ドラマ・映画
 今回は、死んだはずの男の指紋が検出される不可解な出来事、別人に成り代わって幸せをつかもうとした男を信用して、出頭するのを待つ安積(佐々木蔵之介)の人間性を描きたかったのでしょう。

 出だしは不動産会社の女性社長殺人の容疑者のアリバイに対する疑惑から始まりましたが、上記の2点を描くための踏み台でした。
 それはそれでいいと思いますが、あまりにも逆算的な話の作り方で、ご都合主義、強引さを感じます。

 事件を50分弱で解決しなければならないので、どうしても強引なところが生じてしまうのは仕方がないでしょう。
 しかし、今回のように、あまりにも強引さ(偶然、こじつけ)が多いと興冷めしてしまいます。

★奇跡的な偶然の積み重ね

①借金を背負って自殺を考えていた男(鶴見辰吾)が、居酒屋で飲んでいると、隣に居た男が背格好が似ていて、良く似たコートを着ていた。
②遺書が入っていたコートをを間違えて来て出て行ってしまい、自殺か事故かわからないが、その男が踏み切りで電車にはねられ死んでしまう
③顔も歯型も判別できないほどの遺体の損傷が激しく、二人の男は天涯孤独な身の上だった
④真相にたどり着く証言ができたはずの居酒屋の店主が、聞かれたことしか話さないという無愛想な男だった

 上記のような偶然が重なって、男(鶴見)は野上拓也から山根健二に身分を変えることができた。
 そのうえ、
⑤車にはねられそうになった男の子を安積が助けたが、その時の運転手が山根だった
⑥死んだはずの野上の指紋が別の事件現場から検出されたが、これが、安積班の担当する事件だった
  という偶然が重なった。

 そのうえ、
⑦女性社長殺害の犯人は、計算高い悪(わる)である。女性社長に振られた腹いせに男の悪口を言いふらされて、殺人に至ったというのは考えにくい。脅迫されたというのなら理解できるが、言いふらされてからでは手遅れである。動機があるということで、容疑を掛けられる事ぐらいわかりそうだ。
 アリバイが用意できるとしても、割に合わない。


 とにかく、安積が男(鶴見)を信じて、出頭するという話を描きたかったのだろうが、それなら、男を信用する根拠が恋人とその娘との繋がりだけと言うのは、あまりにも薄すぎる。
 もうちょっと、男の人間性を掘り下げて描くべきだろう。
新聞記者(安めぐみ)や本庁の芝山(ドランクドラゴン・鈴木)の出番を削ってでも。


 ここ2回は大いに不満。
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世界卓球③

2009-05-19 17:25:46 | スポーツ
 別に卓球に始まったことではないのですが、『世界○○』というスポーツ中継は偽りで、『頑張れ日本!大会』になってしまっていることが多いです。まだ、ジャニーズ新人キャラバンを伴わないだけマシなのかもしれません。

 日本選手には頑張って欲しいし、そのプレーも見たいです。でも、世界レベルのプレーも見たいです。決勝戦だけ見ても、なかなかそのすごさは分かりにくいです。
 それまでのプレーを見ていてこそ、そのすごさが分かると思います。日本選手が簡単に負けた相手を、叩きのめした選手が更に決勝戦では、為すすべなくやられてしまったなんてことがあるのです。世界レベルを感じて、初めて日本選手のプレーが実感できるのです。
 優勝選手が1、2回戦ではどんなプレーをしたのか、日本選手を破った相手がそのあとどうなったのか、見たいです。

 今大会ではあまり感じませんでしたが、トップクラスの選手が日本選手と試合するとき100%戦との力を出していないように感じました。北京五輪の時の、福原×張怡寧戦は、その後の戦いのため、サーブとか決め球を隠していたように思いました。
 バレーボールは、その傾向がもっと顕著です。準決勝、決勝の時の顔つきやプレーの集中度がまるで違うように感じます。

 視聴率や放送時間などの制約もあって難しい面もありますが、もう少し、世界最高のプレーを見たかったです。
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『天地人』 第20話「秀吉の罠」

2009-05-18 16:57:14 | ドラマ・映画
「命の恩人の顔を忘れるとは、上杉の義も何もあったものではござりませんな」
「フッ、それとも義とは、都合の良い時だけに振りかざすものなので、ございますか?
 それに、貴殿は出しゃばりすぎじゃ。それでは景勝様の立つ瀬がござるまい」
「真っ直ぐで正直なのもよろしいが、何事も行き過ぎると、あほうに見られますぞ」

 三成くん、どこぞのブログを読んだのでしょうか?
 言ってくれましたね。拍手、拍手。

 ぐうの音も出ず、拗ねて、涙目の兼続くん。
 そもそも、命の恩人の顔を忘れるとは、三成くんでなくても、頭に来るでしょう。三成くんの個性的なヘアスタイルに幻惑されたのかもしれませんが。


 のっけから「怒っている訳ではありません」って、笑いました。
 初音は、わざわざ訪ねてきて、横恋慕。あんたも、三成に怒られてしまえ。

 今回の見せ場は、秀吉と景勝の会見。秀吉の懐柔術、それとは対照的な景勝の無口。面白かったとは思います。
 しかし、兼続の無策さに呆れます。
 秀吉が景勝に上洛せよと持ちかけるのは分かっていて、立てた策は景勝の「だんまり作戦」。これはこれでいいのですが、参謀としては、断った場合と応じた場合の、メリット・デメリットを比較検討し、どのように応じるかを決めておくべきでしょう。
 断る場合は、如何にして断るか、それとも、うやむやにする手段を講じるとかしないと。本当に、人のよいだけの泣き虫です。

 『秀吉の罠』という題も適当でないように思いました。
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『BOSS』 第5話「悲しい復讐の結末…」

2009-05-17 20:30:33 | ドラマ・映画
 大澤絵里子(天海祐希)のBOSSとしての、優しさと厳しさが遺憾なく発揮され、また、投げやりだった木元真実(戸田恵梨香)も、前に一歩踏み出して、他のメンバーも味や能力を発揮し、盛り上がりや魅力のある回でした。木元刑事は吹っ切れたようで、表情が変わりましたね。
 しっかり叱るところはしかって、自分の至らなかったことは認める。
「もう泣いていい、見ないから」
 かっこいい!と言うしかないですね。


 また、犯人田島慎吾(山田孝之)がやたら手ごわく、非常に緊迫感もありました。
 しっかり、田島を糾弾するところも良かったです。
 通報の際に名を名乗らなかったこと、そして、
「あいつらと同じことしてどうする。それ、江川さんからもらった命だよ」
 この言葉、ずっしり田島の胸にも響いたでしょう。
 田島もずっと名を名乗ることができず、江川君を死なせてしまったことが、胸の奥に仕えていたことでしょう。


 と言うわけで、他のブログでも、おおむね非常に評価が高かったようです。が、
今回の一つの見せ場の監禁場所の絞込みに、疑問を感じました。
 第一監禁場所から3時間の移動範囲、ノイズの入り方、ネットの書き込みなどの情報の分析、そして、木元刑事(戸田恵梨香)のモールス信号、リンチ現場と絞り込んでいったのですが、もともと、江川君のリンチ死が事件の根本にあるのだから、高倉山辺りでピンと来るのではないでしょうか。


 それにしても、片桐刑事(玉山鉄二)が、真面目顔で関東一円を指して、「この辺りですね」と言うのは、可笑しかった。
 神奈川県の高倉山と変電所で2箇所に絞り込めていると思うのですが、「絞り込めていない」とのこと。「え?なんで?」と思いました。

 科学捜査研究所所属の鑑識官の奈良橋さん(吉瀬美智子)は、画像のノイズから変電所付近だと推測したのは流石だと思いましたが、そのあとは、木元の精神状態が極限状態だと分析して、切迫感を煽るだけでしたね。
 科捜研を駆使して、外に映る植物からの特定や、時刻と太陽高度からの絞込みや、特徴的な間取りから神奈川県の不動産屋から情報を募るとかして欲しかったです(特定は難しいでしょうけれど)


 シグナルが「4」から「5」に変わりましたが、田島は江川を助けられなかった(見殺しにした)ことを、悔やんでいて、自分を許せなかった。なので、初めから死ぬ気だったように思います。(リンチ事件の時、警察ではなく、消防に連絡する手はあったかもしれません)
 なので、この変化は不可解です。もっとも、最初から「5」にしてしまうと、リンチ事件の匿名の通報者がクローズアップされてしまう可能性があるからかもしれません。
 犯人役の山田孝之の演技も良かったと思います。鋭くて、それで居て、投げやりな感じが良く出ていました。


 謎解き、緊迫感、大澤のかっこよさと面白さ満載でした。
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世界卓球②  中国の層の厚さ

2009-05-17 11:07:18 | スポーツ
 中国の圧倒的強さが目立った大会でしたが、記録に残ったもの以外にも、中国の強さがあります。それは、層の厚さです。

 世界ランキングというのは、国際レベルの成績を基に決定しているので、国内でトップ10ぐらいに入らないと、国際大会に出場できません。なので、例えば中国国内ランキングが30位だと、相当強いのですが、実績を残せないので、世界ランクは低くなっています。しかし、実際に実力だけを比較すると、世界で35~40位ぐらいなのではないでしょうか?
 逆に世界ランク20位だとすると、実力順位は100位を越えてしまうような気がします。
 なので、もし、人数制限なしで大会を開いたとすると、ベスト16がほとんど中国選手になってしまう可能性が大です。

 それと、中国の強さといっていいのかは分かりませんが、最近、中国出身の選手が世界各国から出場しています(日本も例外ではありません)。
 中国に居ては芽が出ないという中国選手の思惑と、自国の成績を上げようとする各国の思惑が一致して(それだけではないと思いますが)、今日の状況に至ってます。この現状を重く見た国際卓球連盟は2008年9月以降に国籍変更した選手に対し、世界選手権やW杯への出場制限を設けた。だが、五輪には適用されず、北京五輪ではエントリー選手で男子86人中18人、女子では86人中33人が中国出身でした。

 そんな中で、日本選手は地元の利もありましたが、凄く健闘しましたし、今後につながる大会だったと思いました。
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『臨場』 第5話 「Mの殺人」

2009-05-15 17:49:23 | ドラマ・映画
 急に立原管理官、かっこよくなりました。でも、5千円はせこいよね。

 総合的には面白かったです。

 今回のポイントは、「コーヒーのシミ」(女心)でした。

①シミがついている服で、自殺はしない。
②好きな人(松川一弥・元Jリーガー)と会うのに、シミのついた服では会わない。

  女心に疎い私は「おお!なるほど」と感心しました。
  よく考えると、そうでなくても、家に帰ったらシミ付きの服は脱ぐのでは?

 さて、このほかの疑問点ですが、
③早乙女検事は、なぜ、逮捕を急かすのか?
④Mとの会ったのは、夜の10時だけでなく、コーヒーをこぼした昼(借金返済を催促した)にも、会っている。手帳に夜の約束しか書かれていないのはおかしい
⑤クリーニングのおばさん(松金よね子)に聞かなくても、倉石(内野聖陽)なら、汚れの正体(コーヒーやユリの花粉)は分かりそうなもの。(被害者、十条かおり(小島可奈子)がコーヒーを飲まないという情報を示したかったからかも)
⑥なけなしの金を工面してくれた自分の手塩にかけたタレントを借金を返せないからといって、殺すのはありえないように思う。
⑦こういったどうしようもない男に、学校の教師が何でも言うことをきいて、クロロホルムまで持ち出すなんて、考えにくい。

⑧正直言って、マネージャーはノーマークでした。でも、最後で動機が分かったり、女性教師もグルだったというのは、反則気味。⑥、⑦についても、多分、意識的に設定を乱暴にして、視聴者の目を眩ませようとしたと考えられます。



 あと、他の皆さんのブログを、「なるほど」と拝読させていただいているのですが、伊達さん(『伊達でございます!』の指摘は、特に鋭いなあと思いました。


【以下、抜粋】

手帳の「M」。説明はありませんでしたが、「M」というイニシャルが書かれていたのは、1か所だけだったのでしょうか? マネージャーの「M」なら、普段からそう書いていたということで、他のページにも書かれていてもよさそうなものですが。手帳を丹念にチェックすれば、何かわからなかったのかと。その種の、視聴者が考えるであろう推理を、ドラマのなかでうまく先手を取って潰して=その可能性はないと見せて、ならば誰が? どうして? と、僕たちを袋小路に追い込んで見せられるはずなのに、そのあたりはスルー。ああ、もったいない(テレビ朝日のドラマって、この傾向が多い印象があります)。

 
早乙は、世間で注目を集めている事件なので早期解決して、世間にアピールなんて言ってましたが、ドラマのなかの世間では、そんなに話題になっていましたっけ? 聞き込みを受けた人々は、みな、自殺じゃなかったのですか? という反応が多かったと思うのですが。テレビも騒いでいなかったし。大騒ぎされていたら、あきマネージャーは、最後に死んでひと花咲かせたぐらいの厭味を言いそうなものですが。
 
松川逮捕は決定事項。だったら、あんたの辞表も用意しておかないと。早乙女への倉石の言葉、スカッとしました。世間から注目を集めているなら、指揮官は、勇み足な逮捕こそ、諫めるべきではないのでしょうか? 手柄を焦るあまり、誤認逮捕をしたら、かえって警察の威信に傷がつくのではないかと。注目を集めている事件だとしたら、そういう説明への理解も得られるのではないかと。


【抜粋 終】
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