英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

世界卓球①

2009-05-13 23:12:45 | スポーツ
 世界卓球を観ました。

 余談になりますが、多分、陸上競技の世界選手権が「世界陸上」と呼ぶようになってから、各競技の世界選手権を「世界○○」と呼ぶことが増えたと思います。個人的には世界選手権のほうが威厳があるような気がして好きです(語感的なインパクトは「世界○○」のほうがあると思うが)。


 やはり中国は強かった。しかも、他国を圧倒する力だった。
 男子シングルス、女子シングルス、混合ダブルスはベスト4独占。
 女子ダブルスで姜華君(キョウ・カクン)、帖雅娜(チョウ・ガナ)の香港ペアと(金娥)キム・キョンア、朴美英(パク・ミヨン)の韓国ペア、男子ダブルスの水谷隼、岸川聖也ペアがそれぞれ3位に入っただけで、それも、準決勝ではほとんど勝機が見出せない敗れ方だった。

 日本選手では、男子ダブルスの水谷・岸川ペアが3位と健闘。しかし、準決勝では中国ペアに為すすべ無しという内容で敗退。
 その他、女子シングルスで石川佳純、男子シングルスで吉田海偉、女子ダブルスで平野・福原ペアがベスト8進出。女子シングルスで平野早矢香、福原愛が2回戦での早すぎる敗退があったが、地元開催の地の利とプレッシャーの中で、日本選手は力を出し切ったと思う。
 しかし、中国の壁は厚かった。その中で、女子シングルスの石川佳純は上位シードを次々倒し、ベスト8進出。準々決勝で世界ランク1位、北京五輪チャンピオンの張怡寧から1ゲームを奪う健闘を見せた。ショートレンジでの打ち合いの反射神経はトップクラスだと感じた。
 また、男子シングルスの松平健太が世界ランク2位、北京五輪チャンピオンの馬琳をあと一歩まで追いつめた。大興奮。これに勝っていたら、今大会の風向きも変わっていたかもしれない。

 女子シングルスは張怡寧と次世代チャンピオン、パワーとスピードの郭躍(世界ランク2位)の決勝戦。
 郭躍が2ゲーム先取したが、相手の球筋を読みきった張怡寧が4ゲーム連取して勝利。彼女のファンなので、嬉しかった。

 全体的に各種目とも順当だったように思う。 
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『ハンチョウ ~神南署安積班~』 第5話

2009-05-12 20:56:29 | ドラマ・映画
 今回は、あまり良くなかったです。

 夫が従業員に刺され、その直後、現場に妻が来て瀕死の夫を発見。しかし、夫のDVに苦しむ妻は、救急車を呼ばず、見殺しに。罪の意識からか、妻は「夫を殺した」と自供。妻の自供を不審に思い、安積班は捜査を開始する。

 ・妻が夫を刺したとは思えない
(刺された角度や、具体的なことを話さない(覚えていない)、DV被害者が逆襲する例は少ない)
   ↓
 ・誰かをかばっているのでは?
(真犯人と思われる従業員をかばう理由がない)
   ↓
 ・真相は?

 結局、真犯人(従業員)が捕まったことで、妻の口から真相が語られた。

 で、安積班が「妻が夫を見殺しにした」という証拠や確証を掴まずに、妻の口から真相が語られただけというのが、大いに不満(私が見逃しただけでしょうか?)。
 さらに、安積が「すべて自分が悪い」と認めて(決め付けて)、問題から逃避してしまう妻を、もっと困難に立ち向かうよう説得するが、その理屈が強引に感じた。
 このあたり、伊達さん(『伊達でございます!』)が、きっちり述べておられます。

 具体的には、妻を諭す台詞
「すべて自分が悪い、そう思っているうちは、人生は変えられません。
自分は悪くない。一生懸命生きているんだ。
そう思って初めて、人は自分の人生に責任をもてるんです」

「自分の人生を自分の足で歩いてください。
自分の人生に責任を持って、理不尽な目にあったとき
納得のいかないことにぶつかったとき、

私は悪くない!大声で叫んでください。

できますよ、あなたなら、きっと」

 何か、今時の自分勝手な現代人になりなさいと言っているように聞こえます。
 悪いところは悪いと認めることも大事だが、それを全部自分が悪いと謝ってしまうのでは、問題の解決にはならず、問題と正面からぶつかって解決策を見つける努力が必要なんだとか、諭して欲しかった。

★その他の不満点
 ①『ハンチョウ』というタイトルなので、「班長は村雨刑事(中村俊介)をもっと認めてほしい」という桜井刑事(山口翔悟)の不満を無理やり挿入した感がある

 ②警視庁捜査一課の相良警部補と芝山刑事(ドランクドラゴン・鈴木拓)を無理やり挿入

 ③重態や重症の人を手当てや救急車を呼ばない場合の罪はどうなるのか、もっと詳しく示してほしかった。手当てをすれば助かった場合、また、手遅れの場合でも見殺しにしたら罪になるのか?
 このドラマでは、罪に問えないといっていましたが、どうなんでしょう?一応、検察に送られたみたいですが。

 

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名人戦 第三局

2009-05-12 20:53:08 | 将棋
 △5六同馬の新手から、柔らかい指し回しで、未知の将棋を切り開いていく羽生名人。しかし、郷田九段も何とか踏みとどまり追走していく。
 △4六桂と先手の要の金に取りをかけ、金引きに飛車の王手。これに対し合駒をせずに▲6七玉とかわす手が成立したことが、羽生名人の誤算で、つまづきの始まり。以降、よろけ始める羽生名人とは対照的に、持ち時間が切迫していた郷田九段の方が確かな足取りで、背後に迫り、攻防の▲9六角で、一気に抜き去ってしまった。
 将棋の流れは、竜王戦第七局とそっくり。竜王戦は渡辺竜王も誤り、ギリギリの死闘が続いたが、本局では郷田九段は更に▲6三成香の妙手を繰り出し、羽生名人を突き放したかに見えたが、最後の最後で、後手玉に積みありと錯覚し、まさかのどんでん返しとなった。
 ただ、対局中や終局直後では、羽生名人の「最後のお願い」風の王手に合駒をすれば簡単に勝ちだったという印象だったが、正確に指せば先手の勝ちの様だが、相当難しいので、持ち時間が切迫していたので、勝負はわからなかったというのが妥当なのかもしれない。

 竜王戦でも感じたが、羽生名人のスタミナ不足の傾向がある。
 以前は、終盤の入口で遅れを取っていても、最後の直線で並びかけ、更に加速して突き放して勝つというイメージだったが、最近は、逆によろめいてしまう。
 手の震えも心配。勝ちを確信した時の緊張感(高揚感)が原因ではないかと言われているが、単に、疲労からきているように思えた仕方がない。あるいは、あまりに脳を使いすぎて、低血糖のような症状を引き起こしているのではないだろうか。
 時間の使い方、特に、終盤に入り、残り1時間ちょっと残している時に、割と時間をかけて読んでいる割には、最善手を逃し、決めきれずに時間も切迫するというパターンが多い。
 心配のし過ぎ出だろうか?


★その他、第三局で感じたこと

①やはり山崎七段の解説は面白い。今度は、佐藤九段との掛け合い?を見たい

②鈴木環那女流初段の聞き手として指し手を頭に入れているのは、すごく良い。
 ただ、飛車を「シャ」と発音する(聞こえる)のが不満。他にも「シャ」と聞こえる女流棋士がいるように思う。

③終盤、▲4五銀の飛車金両取り。聞き手としてのサービスかもしれないが、鈴木女流初段の評価がやたら高かった。

④解説の森内九段。第1日の△5五飛(松尾流)が意外とか、△4五桂と捨てての△4六角の動きを疑問視し、先手が指しやすいと断定。
 2日目の午後、後手よしの声が多い中、「どちらかと言えば、後手を持ちたい」という表現。
 また、最終盤の先手の王手に対し、「桂合をすれば、はっきり先手の勝ち」と言い切っていた。
 羽生名人の指し手に関して、森内九段は「冷たい」と感じるのは、私だけ?
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『天地人』 第19話

2009-05-11 21:13:51 | ドラマ・映画
 今回、兼続とお船が夫婦として心が通い合いました。お互いの気持ちを確かめ、二人して共に生きていこうと寄り添う二人、いい感じでした。
 やはり、二人は惹かれあっていたのですね。そこをしっかり描いていて良かったです。
 ただ、やっぱり、信綱さんはお邪魔虫だったということになってしまいました。いい人だっただけに、気の毒です。
 信綱さんのことさえなければ、素直に祝福できるのですがね。だって、お船の信綱さんへの態度と、兼続への態度があまりにも違いすぎです。(これはこれで、自分の気持ちに正直でいいのかもしれません)
 NHKも二人の愛を、順当なものにしようと苦心しているように感じました。
 それに、せっかくの二人の心の通わせ合いですが、魚津上陥落の前後なので、いまひとつ、冷めた目で見てしまいます。


 ちょっと、個人的な嗜好が入りますが、今まで姉さんのような態度だったお船に、夫婦となると、ひざを付いて「お帰りなさいませ」とか「あなたさま」と言われています。「ツンデレ状態」(ツンデレとは違いますが)でうらやましいです。
私も妻に言われてみたいです。


 さて、兼続の策略通りにおびき寄せた織田軍(森長可)を討つはずでしたが、逃げられてしまい(三国峠で予想外の上杉軍の勝利が災いしたと理由をつけていますが)、魚津の面々に申し訳が立たないと兼続は嘆く。
 嘆いていないで、助けに行けよと思っているうちに、結局、魚津城は陥落、まさに犬死でした。上杉家の人々は春日山上にいるのが好きなのでしょう。
 魚津城って、いつも炎上しているけれど、あれだと、戦死する前に焼死するというか、何日も燃え続けているのも不思議です。爆発するのも変ですが。

 結局、兼続の策は裏目裏目と出てしまいました。森長可の撤退が、三国峠での上杉軍の勝利したためだとすると、それは、兼続の策と関係ないのですから、兼続が魚津城を援護したとしても越後(春日山)は大丈夫だったことになります。役立たずどころか、足を引っ張っただけ?


 戦国時代の一大イベントの本能寺の変ですが、あっさりしていました。上杉の話なので、それでもいいかな。いっそ、本能寺の変をリアルタイムで見せずに、上杉から見て、魚津城が陥落したあと、もっと危機感を出して、あれこれ策を練っているところへ、突然の織田軍の撤退。「なぜだ?」という演出でもいいと思います。
 とにかく、初音の変な活躍は要りません。


 一応、危機を脱した後、皆でお経を唱えた後、景勝が
「わしらには、おやかた様がついておられる。わしらには、天が味方しておるのじゃ」
………神頼みかい!運頼みかい!
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『臨場』 第4話「眼前の密室」

2009-05-08 23:46:01 | ドラマ・映画
 面白かったんですけどね。

★面白かった点

 ①ドアに挟んだ木の葉が密室を成立させたが、実はそれを利用したトリックだった。「中途半端な密室」という表現は、言いえて妙。

 ②カーラーが被害者の死亡時刻を限定!
  「好意を寄せる男性(容疑者)の前では、化粧をし直す」→「死体はスッピンでカーラーを巻いていたので、容疑者が帰った後、化粧を落とした」→「容疑者が殺したのではない」
  面白い論証だ。

 ③何気ないクワガタが、真相を示唆していたのには驚き。

 ④赤塚渉(橋爪淳)の息子に「この木が大事なんだ。これがあれば、何度ひっくり返ったって、自力で起き上がれる。その「き」さえあればな」という言葉を送る。いい、言葉です。(実際に、ドラマの中でも、クワガタが自力で起き上がっていて、その時は何気なく見ていた)

 ただ、「赤塚の息子には、倉石自身が声を掛けてほしかったと思います。そのシーンで締め括ってもよかったのではないかと」は、伊達さん(『伊達でございます!』)の言葉で、同感です。

★疑問点

 ①動機が弱いというか、すっきりしないというか……事件記者なら、殺してもいじめの解決にはならないことは、分かりそうなもの。
 この辺りは、ぱるぷんてさん(『ぱるぷんて海の家』)が真理を突いています。

 ②いじめなど同情できる点はあるが、密室トリックなど計画性があり、しかも、部下まで利用して、自身の保全を図るのは同情できない。
 この辺りは、じゃすみんさんの『ドラマでポン!』で、納得のできる動機付けを設定してくれています。

 ③花園愛(新聞記者・契約社員…金子さやか)の1回の取材で、いじめが分かるようなら、苦労はしない。

 ④不確実な密室工作
・偽注文で出前と被害者がもめるが、玄関の前、あるいは玄関の中でもめる可能性が大で、その隙に、家に侵入できるかは疑問だ。
・花園愛が、命令を無視して張り込み続ける可能性もある。
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藤 【補足を追加しました】

2009-05-08 18:56:43 | 歳時
 藤は今が盛りで、あちらこちらにぶら下がっています。




 写真はヤマフジです。これに対して、藤棚などが作られ、園芸に栽培されているのがノダフジ(単に藤と呼ばれるときもあります)です。
 両者の違いは、弦の巻き方が違うのと、ヤマフジの方が花の房が短い(小振り)なのと、小葉の枚数(ヤマフジ11枚、ノダフジ11~19枚)だそうです。

 最近、ヤマフジを見かけることが多いのですが、山が管理されてないことの現われだそうです。他の木々の上部に茂り、光合成の妨げになるので、管理された森林では、刈り取られるそうです。


【補足】
 山が管理されなくなったのは、木材の価格が下落して、林業で生活するのが難しくなったからだそうです。

 最近、何かというと「エコ」ですが、その割には、高速道路料金を1000円にして、排気ガスを撒き散らしているのはいいのかなと思ってしまいます。
 それはさて置き、「エコ」といえば、レジ袋(エコバッグ)やエコポイント(省エネ家電)とかが頭に浮かびますが、その少し前から、割り箸も糾弾されています。
 最近では、オバマ氏と『ちりとてちん』で有名になった小浜市は、塗り箸の産地で、『マイ箸運動』で意気盛んです。
 もちろん、私もエコ活動(マイバッグ、マイ箸)に異を唱えるつもりはありません。ただ、それならば、一貫性を持って行動して欲しいなあと思うわけです。
 テレビ局も「エコ」「エコ」と連呼するのなら、深夜放送を自粛すべきですし、クリスマスになると、至る所で電飾の花が咲かすのは如何なものなのでしょうか。

 あらら、話が横道に逸れてしまいました。
 割り箸の話でした。昭和の時代、割り箸はそのほとんどが国産でした。それが、森林破壊につながったかというと、そうではありません。間伐材や建築廃材が主に利用していました。
 
 森林を放置していくと、樹が伸び放題、茂り放題になり、日光が地面まで届かなくなります。地面どころか、下枝辺りも光が差し込みません。そうなると、光合成は樹の上部でしかできなくなり、樹はやせ衰えます。水害や土砂崩れも起こりやすくなります。
 そうならないよう、ある程度、樹を間引きして、光の通りを良くしてやるのです。また、それによって、空間的にも枝が伸びる余地ができて、樹木はしっかりしたものになります。(人間が森林に手を加えることが、本当にいいことなのかは分かりません)


 その間引き作業を「間伐」と言い、その木材を間伐材と言います。
 また、建築廃材も木材の有効利用です。

 だから、「割り箸=森林破壊」とは単純に言えないのです。


 ところが、資本主義の世界ですから、単価は安い方がいいです。間伐材や建築廃材とは言え、主材料の杉や桧やエゾ松は高価です。また、人件費もかかります。
 安価なカナダやチリなど外国産(アスペンやポプラや樺)に押されていきました。(箸としての価値は、アスペンよりは杉のほうが遥かに高いのですが)

 その上、木材自体が低価格の外国産に押され、阪神大震災で木材住宅の需要は減り、更に安い中国産の割り箸の進出(現在、世界の割り箸のほとんどが中国産)で、箸製造業者は更に苦しくなっていきました。

 アスペンをはじめとする外国産の箸は、一時的に儲ければいいと言う考えで、根こそぎ伐採していきます。「後のことは知ったことではない」のです。
 どの分野でもそうですが、「価格破壊」を奨励すると言うことは、今までの社会システムを破壊し、自然を破壊していくことになるのです。

 だから、現代においては「マイ箸運動」もその意義は高いと言えます。(ただし、箸を洗浄する水資源も頭に入れる必要があります)
 しかし、低価格を追い求めることが、林業を廃れさせ、森や山を荒れさせています。

 まあ、そういった堅いことはさて置き、「杉や桧の割り箸=森林破壊でない」ということを、分かっていただきたかったのです。
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花水木

2009-05-07 21:45:00 | 歳時
 今日は一日中、冷たい雨が降りました。寒かったです.
 少し前の週間予報は晴れで夏日だったはず。昨日の予報では、曇り、降水確率午前、午後とも30%。最高気温は20℃(実際は17℃)でした。

★花水木

 最近あちこちで街路樹として見かけるようになりました。近辺では1週間ほど前が最盛期でした。

 北米原産で、乾燥に強く、テキサスやメキシコにも生息し、寒さにも耐性があってカナダにも分布しているそうです。
 白やピンクが綺麗で、秋には紅葉も綺麗で、実も鮮やかに赤くなります。

 栽培が容易で、綺麗なので、街路樹として人気があるようです。しかし、最近、枯れている樹も見かけます。ハナミズキ炭疽病やウドンコ病、あるいは、アメリカシロヒトリ(蛾の一種、劇団ひとりとは関係ない)の幼虫の食害にあっているのかもしれません。



 綺麗な白やピンクの部分は、実は花弁ではなく総包です。中央に小さくつぶつぶの塊に見えるのが花です。
 花(おしべやめしべ)を守る包葉という葉が変化したもので、どくだみの白い花弁に見えるのも総包だそうです。小さい花が集まって咲く種類の時に総包ができるみたいで、たんぽぽの「がく」に見えるのも総包です。
 「がく」が包葉の働きをするようになったので、包葉が退化してしまったものも多いそうです。

 「がく」と包葉の違いは……聞かないでください。
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『ハンチョウ ~神南署安積班~』 第4話 通り魔に襲われた女

2009-05-06 20:43:07 | ドラマ・映画
 『BOSS』の第3話も、通り魔事件。しかも被害者が黒幕というパターンでしたが、主役の班長(佐々木蔵之介)とBOSS(天海祐希)の個性と、犯人の三浦理恵子と酒井若菜の性格の違いで、まったく違った話になっています。


 『ハンチョウ』というタイトルなので、佐々木蔵之介の洞察力・判断力等と部下を信じ、上司の横槍にも捜査方針を曲げない班長としての魅力。さらに、苦情や嫌味に対しても穏やかな笑顔で受け止め、犯人をも包み込む人間的大きさも感じます。

 その班長と行動を共にする水野刑事(黒谷友香)は、もう1人の主役です。
 今回、長沢ゆかり(三浦理恵子)が罪を犯す要因となった事件の被害者の金丸美和(西尾まり)に「心の犯罪にも手錠をかけられるなら、あなたに手錠をかけたいくらいです」と、心に響く言葉を発しています。
 ただ、長沢ゆかりを逮捕する際、涙を流しましたが、これは余計でした。ゆかりの心情を思いやるのは、水野刑事の優しさですが、逮捕時はそれらを押さえるべきでしょう。
 そして、金丸美和に先ほどの台詞を吐けば、もっとメリハリがあったでしょう(これは視聴の立場の見方ですが)。
 黒木刑事のリーク疑惑もあり、水野刑事、お疲れ様でした。


 さて、長沢ゆかりは、子どもを産めない体という心に重く背負うものがあったわけですが、そのことを親友でもある先輩・美和の裏切りによって深く心をえぐられてしまいました。
 その結果、仕事も恋人もあきらめることになってしまい、しかも、現在、どちらの思いも捨てないでいる。
 そのうえ、今回、元同僚たちを目撃した後に、通り魔に襲われ、後日、通り魔に出会うという不運?が重なり、罪を犯してしまいました。

 陰の誘因は、元婚約者の北村(前川泰之)です。
 「ゆかりがやめた時、お前がしっかり追いかけていれば、こんなことにはならなかった」という言葉を、プレゼントしたいです。

 ゆかりには同情する点が多いですが、好きな人や仕事はあきらめてはいけないなあと思いました。


 以下は、些細な突っ込みです。私の趣味として聞き流してください。

★些細な突っ込み

 ①サングラスなど人相が分からないようにしていたのに、街でばったり会ったくらいで犯人と気がつくのか

 ②簡単に犯人の自転車が見つかる

 ③美和がデータを確認して、異常なしと安堵していたが、そんなものは当然バックアップしておくべきで、データの流出の有無が問題ではないのか?
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その後の桜

2009-05-06 16:35:51 | 歳時
(ゴールデンウイークも終わっちゃいましたね)
 ちょっと時季を逸してしまいましたが、せっかく撮ったので、アップします。

 散り始めたら早いですね。満開の頃4月11日から1週間足らずなのに、すっかり葉桜です。つぼみができてから、花が開くまでが長かったので、葉も待ちくたびれていたのかもしれません。

 私的には、すっかり基準樹となってしまっています。


 仄かなピンクもなかなか良いです。


 こちらはソメイヨシノではないと思います。
 ソメイヨシノは先の写真のように、散り際の頃は樹全体がピンクですが、この桜は樹全体は黄緑に見えます。樹全体を撮り忘れました。


 それとは少しあとの4月23日、例の桜です。

 すっかり葉桜のように見えますが、若干花弁が残っています。
 咲きはじめ(ずっと咲いているので適切な言葉ではないかも)が、3月中旬なので、やはり長命な桜の花です。

【参照】
『負けじと咲く』4月6日の記事の後半部分
『早春桜3(多分満開)』3月29日
『早春桜2』3月19日
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『天地人』第18話

2009-05-04 20:49:25 | ドラマ・映画
 味方も焦れるほどに、囲碁を例えにして熟考した割には、魚津城を見捨てて引き返すというありきたりの策戦でした。
 見ようによっては、魚津を救いに行ったが、春日山を攻められたので慌てて引き返しただけ…かも。

 せめて、視聴者が「おお!」と思うような戦略はなかったのでしょうか?

 敵の間者を欺く必要があるので、実際問題は難しいのかもしれませんが、一応全軍進軍するが、先鋒隊だけそのまま魚津に向かい、本体は春日山付近で留まり敵が春日山へ攻め込んだら、すかさずそこを叩く。
 その後、魚津へ駆けつけたが、間に合わなかったというシナリオはどうでしょうか?

 さらに、奇策として、魚津に向かったのはダミー、妻や娘や百姓に鎧を着けさせ出陣させる(余分な鎧はないでしょうが)なんていうのは?
 とにかく、魚津まで全軍進軍し、その上、使者として向かった兼続が戻ってくるまで待つのは、なんて悠長な策なのでしょう。


 魚津城に決死の思いでたどり着いた兼続ですが、説得に失敗。失敗するのは予想通りで、上杉の意地を見せる『義の戦士たち』というのがテーマですから、それはそれでいいのですが。
 物分り良すぎですね、彼ら。もっと、兼続を罵倒して、ボコボコにしないとダメでしょう。そのうえ、みんな、兼続を立てます。「上杉を頼む」と託します。
 せめて兼続も「魚津での我々の戦いは無駄だったのか?」という問いに、
「これまでの頑張りがあったからこそ、今回の作戦が成り立つ」という、戦略的価値を認めてあげればいいのに。


 お船と兼続が会わないのは、今回の政略結婚?を正当化しているだけにしか思えません。喪に服していると言えば、そうなのですが。


 秀吉と信長の関係と、光秀と信長の関係の対比は良かった。

 最後に、やはり、初音はいらない。
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