英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season16 第12話「暗数」

2018-01-18 13:19:06 | ドラマ・映画
『相棒』は担当脚本家によって“社会派ドラマ的・心情ドラマ的要素”と“ミステリー要素”のバランスが異なり、今話担当の山本むつみ氏は、前者にウエイトが掛かることが多い。
当ブログでは season15 第4話「出来心」において
……≪人情的なドラマ性に重きを置いているようだが、今回はその部分が面白かっただけに、事件のミステリー度が低かったのが残念である≫……と述べている。
 私はミステリー要素を重視してしまうので、申し訳ないが“要注意脚本家”の範疇に入れさせていただいている。あと、肝心の心情の部分も納得できないこともある。
(要注意脚本家として、他に真部千晶氏、西岡琢也氏、池上純哉氏、金井寛氏らがいる。『相棒』の脚本とは限らない)

 今回は、性犯罪の被害者の心情、告訴するリスクの大きさ、権力者による事件の揉み消しなどを深く描いている点で評価できる(上から目線、陳謝)
 しかし、事件はカルト集団に取り込まれたサイバー課の谷崎の誘導による副総監襲撃ということのみの薄さ。晃子(長野里美)の娘の事件と、副総監の妻・祥子(筒井真理子)の過去の心の傷を絡めてあるだけ(もちろん、山本むつみ氏にとっては、こちらがメインなので襲撃事件は薄くても構わないのだろう)
 谷崎の裏切りは意表だが、唐突感が強い。もともと、取って付けたようなキャラだったが、取って付けたような“寝返り”によって、退場…。

 祥子の病気療養も不自然。身体的疾病ではなく心因性によるものっぽいので、娘と離れて暮らすのが良いとは思えない。それとも、ストレスの原因が夫の副総監なら納得はできる。でも、それだと、“夫のストレス”>“娘への愛”ということになる。

 今回で一番良かったのは
「あなたを捌く法はありません。
 あなたの良心以外には」

と右京が副総監を糾弾したシーン。

 さらに、去り際、副総監の背後からの
「今回の件で、私に貸しを作ったつもりかね?」という問い掛けに
「いいえ、全く」
と厳しい顔で答えたのも良かった。

 ラストの方で、楽しそうに料理を作っている母娘をバツの悪そうに見つめる副総監。
 副総監に気づき、家族としての声を掛けるが、それは上辺だけで、副総監もそれを察知し、悲しげに視線を外す。
 右京の糾弾より、堪えたかもしれない。

【その他のツッコミ】
①晃子が娘の写真に向かって「もう、行かなくちゃね」と告げるシーンは、フェイクの掛け過ぎ。
 (副総監の娘・里奈のピンチに、特命係や晃子がタイミングよく助けに来たのは目を瞑るとしても)
②田川刑事、晃子がフェードアウトしたのは、尺の関係か?
 晃子は、里奈から「早く良くなって戻ってきてね」という手紙をもらったというのに……
③田川刑事役の久保田磨希さんもゲスト扱いにして欲しかった


第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
第6話「ジョーカー」
第7話「倫敦からの客人」
第8話「ドグマ」
第9話「目撃しない女」
第10話 元日SP「サクラ」
第11話「ダメージグッズ」


【ストーリー】番組サイトより
副総監の命を狙う襲撃事件が発生!
背景には4年前の脅迫事件が!?


警視庁副総監の衣笠(大杉漣)が、青木(浅利陽介)と会食後、2人の暴漢に切りつけられる事件が発生。衣笠は7年前、県警本部長時代に、カルト集団の一斉検挙を指揮した経緯があり、その関連も視野に入れて緊急対策チームが編成される。いっぽう、青木から事件の話を聞いた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、独自の捜査に乗り出し、衣笠家を訪れる。周囲は警備が強化され、許可のない者は門前払いだったが、以前、事件の目撃者として特命係と知り合った衣笠の娘・里奈(桜田ひより)の計らいで話を聞けることに。衣笠家には、4年前にも脅迫めいた手紙が届いており、母の祥子(筒井真理子)はそれで体調を崩して今も療養先から戻ってないという。以来、家事は晃子(長野里美)という家政婦が担っているというが、彼女の存在に引っ掛かるものを感じた右京は周辺を調べ始める。

副総監襲撃と4年前の脅迫事件に繋がりが!?
渦中の衣笠家で働く家政婦の“秘密”とは…?
過去と現在が交錯する事件に特命係が光を当てる!


ゲスト:筒井真理子 桜田ひより 長野里美

脚本:山本むつみ
監督:橋本一
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『99.9-刑事専門弁護士- SEASON Ⅱ』 第1話

2018-01-16 15:53:56 | ドラマ・映画
相変わらず人を食ったような態度の主人公
脇役も「周囲に居たら嫌かも」と思うキャラが多い……


【番組サイトの『はじめに』より引用】
タイトルの「99.9」は、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)を示している。世界一の有罪率を誇っており、日本の司法制度の高い信頼性の証明ともいえるが、そこには大きな落とし穴が隠されている。一旦起訴されると検察の考えたストーリーが正しいと鵜呑みにされがちなのだ。さらに、刑事事件を専門に扱う弁護士の数も極端に少ないため、丁寧に検証することは極めて困難となってしまう。しかし、たとえ99.9%有罪が確定している事件でも、残り0.1%が確定しない限り、それは本当の意味で“事実"に辿り着いたことにはならない。
本ドラマは、最後の0.1%まで諦めず事実を追い求めていく弁護士たちの姿を描いた物語である。


 主人公・深山大翔(松本潤)は「0.1%の事実」と言っていたと思うが、「0.1%の可能性」と言った方がしっくりくる。
 主人公というか、制作サイドは事実や“事実”という言い回しに拘り、「事実を追い求めていく」という主人公たちの姿勢を貫いている。
 しかし、依頼者(被告)の気持ちを軽んじているように感じ、疑問に感じる。

(この点については、SEASONNⅠの最終話でも考察している)

今シリーズのヒロインは元裁判官
……裁判官は提出された証拠だけを見て判断する。これは公正、中立な審判者として裁判を行う裁判官としては当然だが、裁判官を辞めて弁護士として仕事をしているのだから、それに固執する彼女の考え方や態度は、あまりに頭が固すぎと感じた。(もっとも、今後、深山に感化されていくであろう)

 主人公の態度やサブキャラのうざさにはストレスを感じるが、それを事件そのもののミステリー度や謎解きの面白さが上回ってくれることに期待したい(前シリーズもそういう期待を抱いて視聴したが……)



今回の事件 ………被告のアリバイ主張の時刻が、証言者の時刻とずれがあり、その事実の揺るぎなさが決定的なものに思えた
証言1.社員の阿部は「取引先に発注した後の夜8時に社長(被告)が会社を出た」と証言。
取引先に留守録の音声データが残っており、その時刻も8時だった。(社長は9時ごろだと主張)

 ………実際は、証言2の現場からスマホで電話を掛けていた。


証言2.社員の伊藤と出会い、スマホで彼女を撮ったが、その時刻が8時過ぎだった(社長は9時過ぎだと主張)
その画像には、その場所に設置された時計が写っており、8時過ぎを示していた

 ………実際は、阿部が撮ったものだった。

今回の突っ込み
証言1について
「スマートフォンでの撮影画像の角度で被告が撮ることができない」……これは最初観た時にすぐピンと来てしまった。
 ≪これだけでは弁護する材料としては弱い≫としていたが、検察側はこの点について、合理的な説明をする必要があると思うが、どうなのだろう?


証言2について
 留守録データが社長の主張時刻と違っていたが、取引先と自社の発信・受信履歴を照らし合わせれば、犯人の工作のボロが出るはず。
『科捜研の女』なら、この二つの証言(主張)の検証は最初の15分で終わってしまうような気がする………

現場検証等について
 凶器の出処や凶器を含む指紋などの検証はしないのだろうか(犯行状況については深く検証していたが)

犯人の犯行動機について
 社長にこき使われて不満を持っていたとはいえ、社長を殺めるのならともかく、他人を殺害して社長を嵌めるというのは、あまりにも不自然。
 犯行によって大金が手に入るのなら理解できるが、「ハイリスク、ノーリターン」である。全く意味不明の犯行動機だった。

 


【ストーリー】番組サイトより
 深山大翔(松本潤)は、99.9%有罪とみなされた案件でも、残された0.1%の事実を自らが納得するまでとことん追及する刑事専門弁護士。そんな超型破りな弁護士・深山に振り回されて、刑事事件専門ルームの室長はなかなか定着せず、所長・斑目春彦(岸部一徳)は頭を抱えていた。
 そこで、斑目から白羽の矢が立ったのは、民事の仕事に戻っていた敏腕弁護士・佐田篤弘(香川照之)。
 所長の打診に全身全霊で抵抗する佐田だったが、刑事事件専門ルームの後任を探すまでの兼務ということと、後任が見つかったら、マネージングパートナーを譲るということを条件に渋々承諾。こうして、再び深山と佐田の名コンビが復活する。

 そんな中、とある殺人事件の弁護依頼が舞い込む。依頼人は、加害者・鈴木二郎の娘・加代。
 鈴木が借金をしていた沢村ファイナンスの社長が殺害され、鈴木は、その事件の容疑者として逮捕・起訴されていた。そして、依頼人・加代の親友で、付き添いとしてやってきたのは、元裁判官・尾崎舞子(木村文乃)だった。舞子はエリート裁判官として、順調にそのキャリアを重ねていたが、ある事件がきっかけで裁判官を退官。司法の世界から距離を置いていた矢先に、加代に相談されて、やって来たのだ。
 しかし、舞子が、深山たちに求めたのは、加代の父親の無実を証明することではなく、情状酌量だった。舞子は裁判官時代の経験から、調書を見る限り加代の父親の犯行であることは明らかだと考えていた。
 そのため、状況証拠から有罪は免れない事件でも0.1%の事実を追求する深山と、真っ向から対立する。一方、舞子の優秀な経歴を知った佐田は、あることを画策する――。

 調書だけを見れば、有罪は確実。裁判で覆すことは困難に見えるこの殺人事件…果たして深山たちは事実を明らかにすることができるのか?

脚本:宇田学
トリック監修:蒔田光治
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2018年1月13日(土)の降雪と大雪情報について

2018-01-15 16:01:26 | 気象
 14日(日)、ようやく冬型が弛み、青空が広がりました。
 土曜日にかなり降ったので、昨日の午前中は雪かき。連日の雪かきなので、身体がガタガタですが、雪雲が消えた状況が心を軽くしました。

 とは言え、土曜日の夕方の気象情報では「大雪の峠は越え、本県に出されていた“大雪警報は”すべて解除になりました」と報じていたにもかかわらず、土曜の夜だけで25センチの積雪……昨日の朝の段階で、積雪60㎝になっていました。
 実は土曜の夜に新年会がありました。皆、雪かきの疲労を抱えながらも、“大雪のピークを過ぎた”という情報を信じて、酒宴に興じていました。

 ……ところが、宴もお開きになって、外に出ると、「嘘だろう!」と声が出るほどの雪景色。
 昼の段階でかなり積雪があったのですが、「もっと(雪は)少なかったよな」と目の前の光景が酔いによるものではないことを確認。


 文句が言いたくなる気象情報の外れ方で、各地でかなりの量の積雪の上積みがあったと思いますが、全国版のニュース・報道番組では「センター試験に大きな影響なし」という程度の報じられ方でした。
 降り始めや太平洋側や関東地方に降った場合は事細かに報じるのですが、地方の連日の大雪はニュースバリューが低く、センター試験に影響がなければ、報じる必要はなしと判断されているのでしょう(大雪という情報も伝わっていないかも)。

 一応、NHK、民放の「問い合わせ」に苦情のメールや書き込みをしているのですが、スルーされるので、ここで愚痴らせてもらいました。

 
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久しぶりに真冬日か? 2018年1月11~13日の寒波と大雪

2018-01-12 21:47:34 | 気象
 1月9日から襲来した寒気は、昨日(1月11日)から明日(13日)が寒気の底。各地でかなりの降雪、積雪となった。
 昨日から今朝に掛けては、雲の流れが西南西→東北東で私の地区では、雪を免れるパターンだった。(この雲のコースの出発点の「山陰、丹後半島」は陸地なので雪雲が発達しない)
 しかし、昨夜、石川県(金沢市45㎝)富山県(富山市57㎝)に大雪をもたらした日本海寒帯気団収束帯(2つの気流がぶつかり雪雲が非常に発達する帯状の雪雲)が、南下してきてかなりの雪となった。

(分かりにくいと思いますが、モコモコした雲の帯が日本海寒帯気団収束帯)

 福井市は今朝の段階で21㎝だったが結局48㎝の積雪となった。私の所は、その雪雲の塊が午前8時ぐらいに到達し20㎝の積雪となった。
 私の記憶では、30㎝の積雪は平均すると1年に1回ぐらいはあるように思う。50㎝ほどの積雪は3年に1回くらいだろうか。



 それより、特筆事項は今回は久しぶりに真冬日になりそうなこと。(福井市の真冬日は17年ぶりとのこと)福井で真冬日になるのはかなりの大雪や豪雪と呼ばれるぐらいの時だと思うが、寒気予想図では今回の寒気はそれほどではないように思ったが、データがすべてではないということか。

実際には、今日より寒い日は1年に1回ほどはあるように思うが、午前0時から24時まで継続して氷点下なのは意外に難しい。
 2年前の最強寒波(沖縄でも雪がチラついた)真冬日にはならなかった。この時、2016年1月24日と25日の両日とも最低気温はマイナス5.2℃まで下がったが、氷点下の時間が24日15時~25日11時までなので、真冬日とはならなかった。


 ちなみに、この時の最深積雪は47㎝。

 寒波と言えば、やはり昨年のセンター試験の時(2017年1月14、15日)が思い出される。


 寒気の規模、強さは、今回とほぼ同じだったが、最低気温マイナス2.5℃、氷点下の継続時間も8時間、積雪15㎝と、受験生に気を使ったのか、割と控えめだった。

 今日は最低気温はマイナス4.2℃。
 寒気のピークは過ぎたが、北陸は明後日(14日)の朝まで大雪の警戒が必要のこと
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相棒 season16 第11話「ダメージグッズ」

2018-01-10 22:43:15 | ドラマ・映画
帰ってきた陣川公平!
 捜一コンビの前に登場した時、それから、特命係と再会した時は、イメージが変わっていた。2年前の事件を引きずっていて、どこか無理しているのかなと思ったが、陣川君の“おふざけ”で、陣川君らしい人懐っこさが健在だったので、嬉しかった
 で、例によって、女性絡みの事件を持ちこんできた……

 女性に対して真正面から向き合う姿勢も健在だったが、今回は“KY”なところも、空回りで特命係を振り回すこともなかった。なかなか格好良かったが、最後に美人?に遭遇し、「ビューティフル~」と駆け寄るオチも見せていた。ただ、どうせなら「運命の人」と呟いてほしかった。


麻里の死の真相
麻里(川村ゆきえ)はかなり自暴自棄になっていたのは間違いない。そこで、自殺を考えたが、決心がつかず、渓谷で自分が自殺するのを良子が止めてくれるかどうかで、決めようと思っていたのだろう。ただ、細かいことを考えると、
①成澤良子が自殺を止めようと差し伸ばした手をひっこめてしまったことが悲しく、絶望した
②成澤良子をゆすってしまったことを後悔しており、良子が自殺を止めようと差し伸ばした手をひっこめてしまったのを見て、良子に迷惑を掛けまいと思った(良子の選択にゆだねようと思った)
③良子への当てつけ
など、いろいろ考えられるかもと思った。(咲は②と考えた)

【些細な突っ込み】
1.麻里は男運がなさ過ぎ、と言うか、男を見る目なさ過ぎ!
 “シュガー”、黒土けんじとかいう現彼氏…ロクな奴ではない!それに、1年前にも暴力団に監禁されていたし……
2.そもそも、女子高生4人があのシュガーに夢中になるものなのだろうか?
3.1年前暴力団員をボコボコにした咲って、強すぎ!
4.亜弥(葛堂里奈)の存在設定が、援助交際の証拠映像の為だけだった。
 帰る際に、良子に「他に帰る場所もないし」と言っていたが、事件とは関係なかった。ミスリードの為?
  


第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
第6話「ジョーカー」
第7話「倫敦からの客人」
第8話「ドグマ」
第9話「目撃しない女」
第10話 元日SP「サクラ」


【ストーリー】番組サイトより
陣川公平の帰国が女性絡みの事件を呼ぶ!?
不可解な転落死の陰に謎の男の存在が


 ロンドンで研修中だった陣川公平(原田龍二)が帰国した。2年前、好意を寄せていた女性が殺害され、犯人に私刑を下しかけた陣川。それからしばしの時間と海外研修を経て、一回り成長した姿を見せる。
 が、本質的な部分は変わっておらず、今回もロンドンで知り合ったという女性について、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)に相談を持ち掛ける。それは、咲(真野恵里菜)というざっくばらんな性格の女性で、不可解なメールを残して自殺した親友・麻里(川村ゆきえ)の死に疑問を抱いているらしい。遺体が発見されたのは、立ち入り禁止の山深い渓谷。そこは少女時代を児童相談所で過ごした彼女たちが、苦難続きの人生を終わらせるか否か、胸中の覚悟を試す場所だったという。捜査を進めると、麻里は「スナックを開いて人生をリセットする」と言っていたというが、その周囲には「シュガー」と呼ばれる白いスーツの男の影が見え隠れしていた。

渓谷から転落した女性の死は自殺か、殺人か!?
その周囲にチラつく白いスーツの男の正体は?
立ち直り掛けた陣川が再び衝撃の事件と対峙する!


ゲスト:ゲスト:原田龍二 真野恵里菜

脚本:真野勝成
監督:内片輝
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2018全日本バスケットボール選手権 決勝 JX-ENEOSサンフラワーズ vs デンソー アイリス

2018-01-09 15:46:34 | スポーツ
2018全日本バスケットボール選手権の決勝は、JX-ENEOSサンフラワーズとデンソー アイリスの顔合わせとなった。(以後、「JX」「デンソー」と表記)

 デンソーの新加入は、ルーキーのオコエ桃仁花(明星学園、プロ野球のオコエ選手の妹さん)、佐古瑠美(桜花学園)、笠置晴菜(昭和学院)、粟津雪乃(桜花学園)、田村未来(早稲田大)、赤穂ひまわり(昭和学院、赤穂さくらの妹さん)の大量6人。畠中春香(大阪人間科学大)は新人登録だが、アーリーエントリーで昨シーズン途中から出場している。
 チームを去ったのは、高田汐織(富士通へ移籍)、牛田悠理(引退)、伊藤恭子(引退、デンソー・サポートスタッフ)。新加入と退団の人数が合わないが、昨シーズンの登録は畠中を合わせても12人で、故障者が出て6人でゲームに臨んだこともあったようだ。
 人数が増えてもルーキーばかりなので、高田汐織、牛田悠理、伊藤恭子の抜けた穴は大きく、層が厚くなったとは言えない。しかし、スターティングメンバーは揃っている。特に、高田真希に赤穂姉妹のペイントゾーンはかなり強力、スタメンの稲井と篠原に伊集を加えたガード陣も動きが良い。
 JXの戦力変化についてはこちらをご参照ください。

 ゲーム序盤、高田を中心に攻め(6得点)、デンソーが8-2とリードしたが、岡本、大崎、吉田がしぶとく点を稼ぎ、逆に11-8とJXが3点のリードを奪う。
 しかし、デンソーも踏ん張り、一進一退の攻防が続き、第1ピリオドは、JX15-16デンソーで終了。
 得点は拮抗しているが、デンソーのペイント陣に手を焼き、JXは個人技で凌いでいる感じで、デンソーのペース。

 第2ピリオドに入ると、第1ピリオドよりさらにデンソーペースが色濃くなってきた。
 JXは岡本に代えて大沼を入れ、流れを変えようとする。ただ、岡本と大沼は、身長は大沼があり、スピードは岡本があるという差はあるが、ドライブも3Pシュートも武器、ディフェンスもしつこいと共通点の多いプレーヤーで、効果的かは疑問。大沼の方が大きいので、デンソーのペイント陣に適応しやすいかもしれないが。
 大沼は早速3Pシュートを放つが、エアボール。さらに、渡嘉敷と宮澤、吉田と大沼で息が合わず、ターンオーバー(記録は渡嘉敷と吉田のターンオーバー)。この間、デンソーは伊集がミドルシュート、稲井がロングシュートを決め、JX15-20デンソー(1分32秒)
(稲井のシュートは最初3Pと認定されたが、2Pに訂正された模様)

 たまりかねたJX・佐藤ヘッドコーチがタイムアウトを取る。
「みんな、インサイドにばかりボールを入れようとして、また腰高になっている、ボールを上げて!
 シュート、ドライブ、それからパス。……みんな、中に入れて、どうにか中に助けてもらおうとしている。自分で切り開け、そこを!

 的確な指示だと思うが、驚いたのは岡本をコートに戻し、大崎を下げたこと。
 ここまで、渡嘉敷&大崎のツインタワーがデンソーのペイントトリオに手こずっていた上、上記のように意思なくツインタワーに託していたのでは、オフェンスが好転できない。なので、ツインタワーをひとりにした方が、中に入れるにしても、意図を持ってのパスになる(2人いると、どちらに入れるか迷い、≪取りあえず中に≫となる)。
 しかし、ベンチに下げるとしたら、精彩を欠き得点0の渡嘉敷で、ここまで6得点で攻守に頑張っていた大崎はベンチに下げにくい。もちろん、≪頑張った大崎に疲労が溜まり、働いていない渡嘉敷はエネルギーを持て余している≫という考え方はあり得る。
 とにかく、冒険的なメンバーチェンジを避け、レギュラーをコートに出し続けることが多い佐藤HCにしては、思い切った交代だった。

 佐藤HCの檄が効いたのか、積極的なビシッとしたオフェンスとなった。吉田が3Pシュートとドライブシュート、宮澤がターン&ジャンプシュートを決める。ディフェンスも厳しい圧力を掛けデンソーのオフェンスを封じ、22-20と一気に逆転
 4分11秒、赤穂ひまわりが3つ目のファールを犯し、ベンチに。
 デンソーはゾーンディフェンスに変えたが、岡本がその間隙をぬって、コーナーで待つ大沼にパス。これを大沼が3Pシュートを決め、25-22(4分21秒)
 この後、JX宮澤のミドルシュートに対し、デンソーも山田の3Pシュート、稲井のドライブシュートで27-27と譲らないが、すぐさま宮澤が3Pシュートを決め、デンソーの気勢を削ぐ。
 そして、6分44秒、流れを決定づけるプレーが出る。フリースローラインの1mほど手前でボールを持つ吉田が、横を走り抜ける渡嘉敷にサイドパス。高田がリンク下におり、強引に思えたが渡嘉敷はそのままゴールに突入。高田と渡嘉敷が接触(衝突)、オフェンスファールかと思えたが、ディフェンスファール。
 ≪まあ、オフェンスファールはなかなかならないからなあ≫と思ったら、その直前にちょっかいを出した伊集のファールだった。確かに手を渡嘉敷の腕に掛けており、渡嘉敷はその妨害には全く影響を受けていなかった(笑)が、ファールと言えばファールだ。伊集が手を出さなかった場合、この後の渡嘉敷と高田の折衝がどうなるかは不明だが、余計なファールだった。
 2本のフリースローを決めた渡嘉敷は、この試合、初得点。フィールドゴールはならなかったが、リングに向かうプレーができ、得点をマークでき、ここまでのモヤモヤも晴れたのではないだろうか?
 この後すぐ、ゴール下に入った渡嘉敷に吉田がパスを通し、渡嘉敷、このゲーム、初のフィールドゴール!JX34-27(残り2分40秒)

 眠っていた渡嘉敷まで目を覚ましては、デンソーは苦しい。高田が27得点と奮闘し、赤穂さくら13点・7R、稲井も9点・5R・7ASと健闘したが、宮澤、吉田、大崎、岡本、吉田、宮崎、大沼らが存分に活躍されては勝ち目はなかった。

 前半はJX40-29デンソー。第3ピリオド終了時、62-41……結局、84-62でJXが5連覇22回目の栄冠に輝いた。
 宮澤…19得点、渡嘉敷…17点・5R、大崎…16点・5R、吉田…10点・9AS、岡本…6点・6AS。

 デンソーの赤穂ひまわりは、ファールトラブルもあり2得点に留まり、JXの厳しい洗礼を受けた。
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あいさつなど

2018-01-08 20:35:56 | 日記
 2018年も8日が過ぎようとしています。
 仕事は31日まであり、1日~4日が休みでした。(と言っても、完全に休めたのは2日まででしたが)
 それより問題なのは、成人の日が8日で早いこと。正月明け早々、連休がやってくるので、5日(金)、6日(土)が大変でした。(飲食店や旅館がお客様なので)
 昨日(7日)、今日も、ナンダカンダあったのですが、それでも、ゆっくりできました。

 仕事が忙しいのは良いことと考えることにして、別の意味で忙しかったです。
 年末から、高校駅伝、富士山女子駅伝、ウインターカップ(高校バスケ)、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝、全日本バスケット、春の高校バレーと目白押し。(他に天皇杯サッカー、高校サッカー、高校女子サッカー、高校ラグビー、大学ラグビー、ラグビー日本選手権もありますが、さすがに全部は観られません)
 今は、タイマー録画もワンタッチですし、便利な“追っかけ再生”が非常にありがたいです。

 忙しさのピークは終えたので、未見の録画をぼちぼち観られたらいいなあと思っていますが、今週は、今シーズンおそらく最強の寒波が南下、滞在してくれるようなので、重労働(雪かき)が待っているかもしれません。

 遅くなりましたが、本年もよろしくお願いします。
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2018全日本バスケットボール選手権 準決勝 JX-ENEOSサンフラワーズ×トヨタ自動車 アンテロープス

2018-01-07 12:11:31 | スポーツ
 大会システムが変わり、名称も変更された(“総合”が抜けた)。
 女子バスケットを観るのは、昨シーズンのWリーグ・ファイナル以来で、今シーズンも相変わらずJXが勝っているぐらいしか知らない。

 準決勝の第1試合は、“JX-ENEOSサンフラワーズ”דトヨタ自動車 アンテロープス”(以下「JX」と「トヨタ」と表記)。
 スターティングメンバーとベンチメンバーの紹介を見て、トヨタが大きく様変わりしているのに少々驚き。スターターは大神、水島、馬瓜エブリン、長岡、森の5人。馬瓜は アイシンAWからの移籍、長岡は富士通から移籍。昨シーズンのスターターだった栗原は指の骨折で今大会が復帰戦でベンチスタート。馬もベンチスタート。
 ベンチメンバーを見ると、新メンバーはシャンソンから移籍の三好南穂、ルーキーの安間志織(中村学園→拓殖大学、昨シーズン1月からトヨタでアーリーエントリー)、馬瓜ステファニー(桜花学園)、ヒル理奈(桜花学園→ルイジアナ州立大学)が新メンバー。昨シーズンから抜けたのは矢野良子(3×3に転向)、久手堅笑美(引退→コーチ)、鈴木一実(シャンソンVマジックに移籍)、丹羽裕美(東京羽田ヴィッキーズに移籍)、鬼頭真由美(引退)。
 JXは、新加入はルーキーの林咲希(精華女高→白鴎大)、梅沢カディシャ樹奈(桜花学園)。チームを去ったと思われるのは、木林稚栄(ちえ)がコーチに、小山真実が東京羽田ヴィッキーズ移籍、川上麻莉亜はWリーグにはJXで登録されているがJXのサイトには名前が見当たらない。
 大きな変動はないようだが、目を引いたのは「大崎佑圭」の名前。大型新人?とおもったら間宮だった(ご結婚されたようです。おめでとう)…。ただ、藤岡麻菜美と西山詩乃が故障欠場中。昨年活躍したポイントガード、西山も好選手で、このふたりを欠くのは不安ではある。
 ヘッドコーチに佐藤氏が復帰したが、この点が一番の不安材料だ。

 JX得意の、開始早々の厳しいディフェンスからペイントエリアでの渡嘉敷、大崎(旧姓・間宮)のゴリ押し?オフェンスでゲームを支配した。トヨタはシュートが不正確で得点できない。
 第1ピリオド、開始3分30秒でJX9-0とJXが猛チャージ。大神が2点シュートを決めるが、この流れは留まらず、6分15秒で17-2、8分03秒では24-4と20点差!……
 JXに20点のビハインド……ほぼ勝敗が決したと言っても良いが、ここからトヨタが頑張る。メンバーチェンジによる新鮮な力で厳しいディフェンスでJXに気持ち良いプレーをさせず流れを何とか留め、オフェンスもリズムを取り戻し、第1ピリオドを24-9で終える。
 第2ピリオドに入っても、この流れを維持する。点差は一進一退だが、トヨタの方が自分たちのプレーが出来ており、JXは個の力で何とか得点を上げていた。37-23で前半終了

 第3ピリオドに入ると、更にトヨタが押し気味に進めたが、12~14点差と得点差的には拮抗していた。(4分48秒、45-33)何かきっかけがあれば、点差が一気に縮まる、あるいはその逆もある雰囲気。
 4分27秒その“何か”が発生。リバウンドに跳び込み、そのままジャンプしてシュートを決めた吉田が、着地の際、相手プレーヤーの足を踏み捻挫し、ベンチに(宮崎に後退)。相当痛そうだ。藤岡も故障で欠いており、吉田の負傷はチームにとっても痛い。
 プレー再開後、三好が3Pシュートを決め47-36。直後、宮澤がロールしながら相手をかわしてシュートを決めたが、再び3Pシュート(この日3本目)を決め10点差。(6分12秒、49-39)
 俄然、緊迫したが、ここでファールを貰った岡本が2本のフリースローを決め、さらに宮澤が強引にドライブシュートをねじ込み、大崎がリング下のシュートを決め、更に渡嘉敷がブロックショット、宮崎が3Pシュートを決め、第3ピリオド残り40秒で61-41の20点差!……第3ピリオドは61-43で終了

 第4ピリオ、JXは時間を掛けてオフェンスをする。トヨタはシュートが入らず、4分以上無得点では勝ち目がない(JX67-43トヨタ)。
 結局、78-52でJXの圧勝となった。



 スコアはともかく、第1ピリオド終盤から第3ピリオド中盤まではトヨタペースだったが、大崎が終始、攻守に活躍。特に、厳しい体勢の中で難しいシュートを決め、トヨタにゲームの流れを渡さなかった。。
 試合後のインタビューでは、相変わらずコーチのような的確な選評を述べていた。
 渡嘉敷は第1ピリオドはまずまずだったが、第2ピリオド以降は、腹でも痛かったのかと思うほど、精彩を欠いた。
 宮澤は要所で活躍、岡本はいぶし銀のプレーで勝利に貢献。
 吉田は自らのシュートが不正確だったが、ピンポイントパスを通したり、ルーズボールに跳び込むなど、相変わらずの集中力を示していた。そして、これからという時に、シュートの織り際に、相手プレーヤーの足に乗ってしまい、捻挫。テーピングをして第4ピリオド、ゲームに復帰したが、自らファールを犯し、プレーを止めて、ベンチに(約40秒のプレータイム)。実際にプレーして状態を確かめたかったのだろう。プレーは無理だと判断したのか?悪化を避けて、決勝に備えたのか?
 吉田の控えの宮崎は悪くないが、やや心細い。とは言え、落ち着いたパス回しで、3Pシュートも決めていた。
 JX佐藤HCの「ドライブからキックアウト」という指示は支持するが、選手は忠実にそれに固執し過ぎで、オフェンスが単調で、トヨタとしてはディフェンスがしやすかったのかもしれない。それに、オールラウンドプレーヤーの宮澤はシュートの踏ん切りがつきにくいし、渡嘉敷の活躍の場も少ない(ポストプレーが減る)。
 大崎…24点12リバウンド、宮澤…20点、6リバウンド、岡本…13点、渡嘉敷…9点、17リバウンド、吉田…7アシスト、6リバウンド、宮崎…6点、5アシスト

 トヨタは第2ピリオド以降激しいディフェンスでJXに楽にプレーをさせなかった。渡嘉敷はかなりフラストレーションを溜めていたが、大崎はびくともしなかった。ディフェンスで激しく動いた反動で、シュートが不正確になったのかもしれない。
 大神は今シーズンで引退とのこと。今日のプレーは素晴らしく、まだまだやれるのではないか?
 ルーキーのガードの安間が良かった。(大神と体型や髪型が似ているので紛らわしい・笑)
 移籍してきた長岡がオフェンスの核となるべきなのだが、著しく精彩を欠いた。
 戦力は充実しており、栗原が完調になれば、“打倒JX”を果たす一番手であろう。長岡も奮起するだろう。
 大神…9点、3アシスト、安間…8点、馬瓜エブリン…8点、9リバウンド、三好…9点、長岡…3点、6リバウンド、森…4点、4リバウンド


 吉田のケガなど不安材料はあるが、5連覇は堅そうだ。
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福井国体……総合優勝も良いけれど…

2018-01-06 20:41:25 | 時事
 今年は福井国体が開催される。
 年が明けてからは、ローカルニュースでは、キャスターが事あるごとに話題にしている。『県民の国体に対する意識を高揚させろ』という指令が出ているのではないかと勘繰りたくなる頻回さである。
 もちろん、国体開催を契機に、県内の運動施設が改新されることは良いことであるし、それに伴う建築や飲食、宿泊関係など経済効果も見込まれる。私の職種も関係があるが、振り回されるだけに終わる危惧もある。

 それはともかく、気になる報道があった。
「県が目標に掲げる“総合優勝”の実現に向けては、選手強化が大きな課題となります。
 これまでは、ほとんどの大会で開催した都道府県が総合優勝を果たしていましたが、この2年間は、2020年のオリンピックに向け、選手強化や設備の充実が進む東京が優勝し、開催県は優勝を逃しています。
 こうした中、福井県は他の都道府県で比較的強化が進んでいない少年選手の育成や、県内での就職を支援し、有力選手の確保を図るなど、強化を進め、去年の国体では7位と、目標にしていた10位以内を達成しました。
 県は、今年度末には有力選手の確保に一定の目途がつくとしていて、今後は遠征を増やして県外の強豪との対戦経験を積むなど、更なる強化を図り、全競技で入賞し総合優勝に繋げたい考えです


 気になったのは“人材の確保”
 ≪そこまでして“総合優勝”に拘らなくてもいいんじゃない?≫
 もちろん、指導者を招いたり、施設・設備を充実させる、また、かなり前から若年層への指導も強化させるなど、純粋に競技力の向上を図っているのは良いことである。
 しかし、やはり、「人材の確保」までするというのはどうかと思う。有力選手を招き入れることによる波及効果もあり、一概には否定できないが、遠征を増やすことと合わせて、≪そこまで、総合優勝に拘らなくてもいいんじゃない?≫と思ってしまうのである。(五輪のメダル数についても同じ)

 高度成長時代に建設、建設、構築した道路や橋や水道管などが、今、一斉に、老朽化している。そちらの方にも力を注いでほしい。
 
 
コメント (2)
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『都庁爆破!』 ~都庁の爆破シーンだけを撮りたかったのだろう~

2018-01-05 20:10:50 | ドラマ・映画
 都庁の爆破シーンだけを撮りたかったのだろう……
……≪あとは『ダイハード』みたいにアクション、銃撃シーン、時限爆弾、親子愛(家族愛)を織り込めばいいや≫とか……


意味不明なストーリー
①アメリカ政府への恨みなのに、日本に八つ当たり?
②都庁を爆破、占拠しておいて、日本政府に要求?……だったら、国会議事堂だろう!
③総理大臣は水を飲んで、都知事に嫌味を言うだけ
④都知事は大英断で自衛隊を出動させたが、活躍の場は無し
⑤腕を打たれたのに、事件収束後に、手当もせずに家族で食事?
⑥スマホで被弾を防げるのだろうか?
⑦爆破に巻き込まれた中、何故か消防士・海老原(和田正人)だけ助かったので、爆弾解除するのかと思ったら、「本郷さんが解除しました!」と叫ぶだけ(本郷の娘を保護する役目はあったが)
⑧テロの仲間のヘリコプターで自爆テロの計画だったが、どうなったのか?(私が見逃しただけ?)
⑨同級生の家族の嫌がらせ(スマホを落とさせ、本郷の娘であることをチクル)も意味不明
⑩「娘(しかも他人の娘)を撃ったら、GXガス起動装置を解除する」って、渡部さん、言ってて変だと思わなかったのかな?
⑪銃口を相手のこめかみに当てたのに、なぜか、一瞬間を置くのは、お約束?
⑫脚本に3名の名があるが、partsごとに書いたのか?それとも、協議して練ったのか?(それで、こんなストーリーになった?)
 協議の結果、≪「パロディもの」にして、大いに突っ込んでもらおう≫となったのかもしれない。
    


【ストーリー】番組サイトより
 2017年12月24日、華やかな賑わいを見せるクリスマスイブの新宿。元自衛官の本郷(長谷川博己)は、都庁の展望台を見学に行く妻・麻由子(優香)と娘・朝美(平澤宏々路)と別れ、友人で米国国防総省の担当次官・ケイン高村(吉川晃司)と会っていた。かつて紛争地帯で本郷に部下を救われたことのあるケインは、本郷が自衛隊を退官した理由を尋ねる。口を濁す本郷。彼はあることがきっかけで仕事に対して自信を失い、同時にこんな自分が家族を幸せにできるのかという悩みを抱えていた。
 そのとき、新宿の街に轟音がとどろいた! 外に飛び出した本郷とケインは信じられない光景を目の当たりにする。都庁の建物が爆発したのだ!! パニックの中、都庁へ向かう本郷とケイン。妻と娘の安否は? 焦る本郷は、最悪の事態に陥っていることを知る。都庁は、エム(渡部篤郎)と呼ばれる狂信的な支持者を集めるテロリストを中心とする国際的なテロリスト集団・IF(アイエフ)により爆破され、展望室にいた本郷の妻と娘、そして妊婦の結衣(早見あかり)を含む一般客が人質にされていた。
 都庁に駆けつけた消防士・海老原(和田正人)や公安部刑事の丸山(小澤征悦)も思っても見なかった事態に声が出ない。「パパが助けに来てくれる」と娘が信じていると知った本郷は、ケインと共に都庁に潜入する決心をする。
 IF は犯行声明を発表し、日本政府に要求を突きつける。聞き入れられない場合、都庁に仕掛けた爆弾をさらに爆発させるという。大池都知事(寺島しのぶ)は対策本部を立ち上げるが、御園総理(リリー・フランキー)は政府主導で対応を行うと言い、両者は対立。しかしIFは首都・東京を巻き込んでさらに恐ろしいテロを起こそうとしていた……。

製作著作 : TBS
原作 : 「都庁爆破!」 高嶋哲夫/宝島社刊
脚本 : 山浦雅大 丑尾健太郎 槌谷健
演出 : 平川雄一朗
企画・プロデュース : 伊與田英徳
プロデュース : 佐野亜裕美 内山雅博( オフィスクレッシェンド )
コメント (4)
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