きみこふる なみだはあきに かよへばや そらもたもとも ともにしぐるる
君恋ふる 涙はあきに かよへばや 空も袂も ともにしぐるる
あなたを恋しく思って流す涙は、あなたに「飽き」られてしまった故の涙だからなのか、「秋」に通じているかのように、空も袂もともにしぐれていることよ。
「あき」を「秋」と「飽き」の両義にもちいるのは古典和歌の常套手段ですが、本歌ややや理屈っぽく感じました。
この歌は、玉葉和歌集(巻第十二「恋四」 第1667番)に入集しています。
きみこふる なみだはあきに かよへばや そらもたもとも ともにしぐるる
君恋ふる 涙はあきに かよへばや 空も袂も ともにしぐるる
あなたを恋しく思って流す涙は、あなたに「飽き」られてしまった故の涙だからなのか、「秋」に通じているかのように、空も袂もともにしぐれていることよ。
「あき」を「秋」と「飽き」の両義にもちいるのは古典和歌の常套手段ですが、本歌ややや理屈っぽく感じました。
この歌は、玉葉和歌集(巻第十二「恋四」 第1667番)に入集しています。