のべみれば おふるすすきの くさわかみ まだほにいでぬ こひもするかな
野辺みれば おふる薄の 草わかみ まだほに出でぬ 恋もするかな
野辺を見ると、生えている薄の草がまだ若くて穂が出ていない。私もそんな表には出せない恋をしていることよ。
第四句の「ほに出づ」は、「穂」に「秀」に通じ、薄や稲の穂が出ないこととあわせて、恋心などがあらわに見えることの喩えに使われます。465 にも出てきましたね。
のべみれば おふるすすきの くさわかみ まだほにいでぬ こひもするかな
野辺みれば おふる薄の 草わかみ まだほに出でぬ 恋もするかな
野辺を見ると、生えている薄の草がまだ若くて穂が出ていない。私もそんな表には出せない恋をしていることよ。
第四句の「ほに出づ」は、「穂」に「秀」に通じ、薄や稲の穂が出ないこととあわせて、恋心などがあらわに見えることの喩えに使われます。465 にも出てきましたね。