漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 583

2024-11-19 04:53:42 | 貫之集

つまこふる しかのしがらむ あきはぎに おけるしらつゆ われもけぬべし

妻恋ふる 鹿のしがらむ 秋萩に おける白露 われも消ぬべし

 

鹿が妻を恋い慕ってすり寄るという秋萩。その葉の上に置く白露が朝日が昇るとすぐに消えてしまうように、あなたを恋い慕う私も、儚く消えてしまうのでしょう。



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