山鹿湯の 灯篭を下げ ざくろかな
梅士 Baishi
通勤路の寺の庭に大きなざくろの木がある。
ざくろというのは食べたことがないように思う。
そのざくろの木に一つだけざくろの実が下がっていた。
ざくろというのは夏の果物であるらしい。
その形が山鹿灯篭を思い出させる。
といっても、山鹿灯篭祭りには行った事がない。
その日ばかりは周辺旅館は予約で一杯だろう。
なにしろ、盆の祭りでもあろうから、なおさらのことである。
【 温泉観光再生へのヒント 】
山鹿といえば温泉町であるが、温泉町がたくさん増えたせいか、ど
こも寂れているように思う。
嬉野も武雄も雲仙も活気がない。
マネジメント発想で、本物の癒しと、クリエイティブな空間作りが必要
なのではないか。
呑んで踊ってドンチャン騒ぎの団体客型温泉ビジネスは終わってい
るのだ。
文化的な街づくりが必要である。
芸術、スポーツ、祭りに再生のヒントがあるのではないか。
もう一つは、高齢者観光サービスに全力を尽くすことである。
高齢者の健康運動の為に、高齢者のクリエイティブな時間の為に、
高齢者の安らかな縁起の為に、サービスとマーケティングの努力をす
ることである。
山鹿温泉も、盆の灯篭祭りはよいが、毎晩湯につかる一番効果的
な時間といわれる9時の合図に、8時ころから山鹿灯篭周りという火
の用心型巡行をするとよいのではないか。
いつ行っても、巡行が見られるという人気が出る。
その最大の祭りが山鹿灯篭祭りにつながってゆくと言う趣向である。
いかがだろうか。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi