北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

19年前

2011-02-11 19:12:04 | 懐かしの思い出
さっきの記事でも触れたけど、19年前の今日、1992年2月11日は、第一志望の大学の受験日だった。
なので、その時を思い出して幾つか。

私が四年間通っていたのは、誰が言ったか知らないけど、「北の早稲田」なんていう異名を持っていた大学。
本家早稲田にはあらゆる面で足元にも及ばないのだけど、北海道でも最難関である北海道大学の滑り止めとして受ける人もいたくらいだから、まあそれなりにってところなのかもしれない。
私にとっては第一志望で、他に2つ受験した大学は法学部だけだったのだが、この大学だけは、経済学部も受験していた。

受験勉強中、市販の問題集で過去問も解いていたのだが、国語と英語はともかく、選択である日本史は結構難しく、重箱の隅を突くような問題も出されていたので、一緒に受験した親友共々、そこが唯一の心配点だった。

で、試験は無事に終了。やはり日本史は難しかったけど、過去問ほどではないと感じていたので、正直なところ、手応えは十分だった。
試験が終わり、親友と一緒に地下鉄で帰ったのだが、その時のことで印象に残っているのが、親友が、大型書店の受験コーナーに足を向けたこと。
ひょっとして、自信がなかったのかなんてことも思ってしまったのだが、棚に並ぶ参考書や問題集を見て、親友はこんなことを呟いた。


「もうここへ来ることもないんだなあ・・・」


一緒にいた私は、「おいおい、それは合格してから言えよ」って思ったけど、それだけ親友は自信があったのだということがわかったので、「そうだな」って続けたのを覚えている。

それから二週間後の合格発表で、見事、私も親友も一緒に合格。
なんだかんだで四年間も一緒に過ごす時間が長く、刺激し合いながらやってきた。
最近は、連絡は取りつつもしばらく会っていないので、今度会ったら、こういう思い出話でもしてみようかなと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最北の駅

2011-02-11 15:50:44 | 道外旅行記



津軽鉄道全長20.7kmの終点は、金木から北へ向かった、中泊(なかどまり)町にある「津軽中里」駅。
観光客は金木で降りる人が殆どのようだけど、私は、せっかくなので終点まで乗ってみました。
表示板にあるとおり、ここは、日本の私鉄で最北端の駅です。





珍しい書体の駅名表示板。
金木駅にもあったのだけど、終点であるこっちの方が印象に残ったので、こっちを紹介。
金木駅にあるのは、「東京ふるさと金木会」という団体からの寄贈だそうなんだけど、これもそうなのかな?





これが、津軽鉄道の線路の終点。
線路の向こうは高台の住宅地になっています。





金木や五所川原と違って、あまりガイドブックにも載っていないので、ここで紹介。
これが「津軽中里」駅です。





金木をじっくり歩いたせいもあって、津軽中里での滞在時間は、正味40分程度。
金木から乗ってきたのと同じ車両で、宿泊地である五所川原へとんぼ返り。
帰りの列車は、ご覧の「走れメロス」号という名前。





車内に入ると、このような貼紙が。





一体何でしょうこれは?





実はこれは、「合格列車」という趣向の車両で、この桜のアーチの下をくぐって合格に繋げてほしいという意味で企画されたものとか。
車内には、合格祈願の絵馬、だるまなどもある他、「固い意志」で完全燃焼してほしいとの思いを込め、受験生には「硬い石(石炭)」入りのお守りもプレゼントしているんだそうな。
受験生の皆さん、いよいよ本番ですね。頑張ってください。
(そういや、私が、第一志望であった出身大学を受験したのは、19年前の、今日2月11日でした)

津軽鉄道の、短いながらも充実していた行程はこれにて終了。
最後にもう一本、お土産と、道中で気になった物の記事をアップします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする