北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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桜と海の神

2015-04-26 18:07:37 | 函館
この土日、函館の桜の名所である、五稜郭公園や函館公園は大変な賑わいになっていたようだけど、私は、そういう所は外して、穴場的なスポットの発掘に行ってきました。





場所は、市電「谷地頭」停留所から徒歩五分ほどの、この参道。





「住三吉(すみよし)神社」という神社の参道が、規模は小さいけれど、桜が綺麗だと聞いて、行ってきました。








ご覧の通り、桜(ソメイヨシノ)の木が沿道に沢山植樹されていて、この時期は、桜観賞スポットとして有名なんだそうです。
話を聞くまで、全く知りませんでした。








「住三吉神社」は、鎌倉時代の創建と言われており、江戸時代には、箱舘奉行が石灯篭を奉納して、外国からの脅威が退散するように祈願したという事実もあったとされています。
「上筒之男大神(うわつつのおのおおかみ)」「中筒之男大神(なかつつのおのおおかみ)」「底筒之男大神(そこつつのおのおおかみ)」「三吉大神(みよしのおおかみ)」などの神が祀られており、併せて、函館山七福神の一柱、延命長寿の福徳を授ける福神、寿老神が祀られている、小さいながらも由緒ある神社です。








境内には、このような碑がありました。
祀られている神の中で、「上筒之男大神(うわつつのおのおおかみ)」「中筒之男大神(なかつつのおのおおかみ)」「底筒之男大神(そこつつのおのおおかみ)」は、それぞれ、海の表面・中ほど・海底部それぞれの守護神なのだそうで、海底開発によって母なる海の恵みを賜り、全人類が平和であるようにという、神の啓示を表す碑なのだそうです。





境内にはソメイヨシノの木は見当たりませんでしたが、代わりにと言ってはなんだけど、こんな綺麗な花が咲いていました。





再び参道へ。
神社から坂を見下ろした光景です。





確かに規模は小さいけれど、こうして海も見ることができて、なかなか風情のある場所だなと思いました。





最後に、咲き誇るソメイヨシノの写真。
青空にもよく映えていて、とても綺麗です。
コメント (2)
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