留萌から路線バスに乗り、留萌市の隣、増毛(ましけ)町へとやってきました。
写真は、留萌本線の起終点、増毛駅。
廃止間近ということで、全国から鉄道ファンが大勢集まっているようです。
写真のレールは、公園の乗り物とかではなく、JRの線路そのものです。
駅舎の目の前で、こんな形で路線の終点があるというのは、珍しい光景ではないかと思います。
(参考までに、一昨年廃止されたJR江差線の終点はこんな光景で、日本最北の私鉄である津軽鉄道の終点はこんな光景。どちらも、典型的な「終点」という感じがしますよね)
ここで、延長66.8kmの路線が終わり。
本来なら線路敷地は立入禁止のはずなのに、駅と線路が地続きになっていて、手で触れようと思えば簡単に触れられる、実に珍しいことだと思います。(全国にはどうなんだろう?こういう駅って他にもあるのかな?)
列車を待つ間の椅子。
これも趣があっていいなと思います。
おやおや、何やら作業が始まりましたよ。
因みに、この方々、駅員さんではなく、委託を受けている警備会社の方だそうです。
そうなんです、混雑による混乱の防止のため、このような措置を取っているのです。
列車の到着が近づき、写真撮影目的の人達が大勢集まって来ました。
凄い数です。
すぐ側に臨時駐車場があるのだけど、ナンバーを見ると、本当に全国各地から集まっているようです。
列車がやってきました。
これが折り返して、留萌~深川方面へ向かいます。
ということで、私も乗車。
正直な所、三連休の中日ということもあり、歩くのもままならないほどの激混みかなと思っていたので、ちょっと拍子抜け。
でも、これから廃止の日が近づくにつれて、だんだんそうなっていくんだろうなと思います。
留萌を経て、終点の深川に到着。
増毛から終点の深川までを普通列車に乗るのは、記憶に間違いがなければ、ちょうど二十年ぶり。
その時のことも思い出して、短いけれど感慨深い旅になりました。