北海道の最南端

「北国」とか「北日本」の部類に入る我が北海道。
それだけに、「最南端」と聞くと、一瞬「？」と思われる方もいるのではと思いますが、どっこい、北海道は一つの独立した島ですから、当然、東西南北に端っこというものがあるのです。





その「最南端」が、松前町にある「白神岬」という小さな岬。





海と急峻な崖に挟まれた狭いエリアを国道が走っている関係上、「岬」と言っても、このように駐車帯が整備されている程度で、注意していないと見落としてしまう恐れすらありますが、それでも、「最南端」という響きに魅かれるのか、観光客にとっては穴場とも言える場所になっています。











対岸に見えるは、青森県津軽半島。
ここから、かの竜飛岬までの距離はわずか19.2km。
北海道と本州の距離としては二番目に短い場所です。
（因みに、一番短いのはここ）

北海道と本州が青函トンネルで繋がってから早いものでもうすぐ三十年。
新幹線が開業して、時間的にはグッと短縮されたものの、それでも、海で隔てられているというのがインパクトが大きいのか、未だに、北海道から見て本州は「遠い所」というイメージが持たれている向きもあるようですが、それだけに、19.2kmという短さには、今一つピンと来ないということもあろうかと思います。





函館方面に向けて一枚。
いつまでも見つめていたくなるような、美しい青空と青い海です。