旧常呂町エリアから北見市内へ向かう道中に、興味深い公園を見つけたので、寄ってみました。
北見の特産品である「ハッカ」に関する公園ということなのでしょう。
公園があるのは、北見市郊外の「仁頃(にころ)」という地区。
「木々の多い沢、または川」を意味するアイヌ語の「ニコロ」に由来する地名です。
公園の中に、何やら歴史を感じさせる重厚な雰囲気の木造建築物があります。
「旧五十嵐邸」。
どういう建物でしょう。
お、近代化産業遺産にも選定されているのですね。
ということで、この建物は「ハッカ御殿」という建物です。
展示物はそれほど多くありませんが、古い電話機の数々が気になりました。
黒電話。懐かしいですね。
そういえば、先週の「発見!タカトシランド」で紹介されていたお店のカウンターに黒電話が設置されていたのを見て、「素晴らしい!」と思いました。
昔の作業で用いられていた用具かなと思ったら、「國防資材」とのことでした。
「陸軍省」っていう役所が戦前にはあったんですよね。
かつてのハッカ栽培の風景を撮った写真が展示されています。
歴史的資料として大切にされていることが窺えますね。
これはまた立派な欄間ですね。
最近は欄間のある和室というのも珍しくなってきているのでしょうかね。
私の自宅にも和室はありますが、こんな立派なのはさすがにありません。
再び公園内を散策。
何やら蛇口のようなものが見えます。
何かなと思ったら、湧水を汲むことができる施設でした。
実際に汲みに来ていた方がいて、その方が汲み終えたのを見計らって写真を撮りました。
この建物は・・・何かな?
ハッカを蒸溜するための設備が再現されています。
これもまた、「近代化産業遺産」に選定されています。
園内にあるもう一つの建物。
こちらの建物では、資料展示の他に、ハッカ製品の販売コーナーもあります。
そうなんですよね。「ハッカ(はっか)」って、漢字では「薄荷」って書くんですよね。
「チコちゃんに叱られる!」で「チコリ(正解)」が出たときの漢字問題で出されそうな気が・・・。