北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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北北西といえば

2022-02-03 18:35:50 | 札幌

今日は節分ですね。

昨年の節分は、テレワーク終了後に恵方巻を買いに走り、2パックしか残っていなかったうちの1つを躊躇なくゲットしてきたけれど、今年は特に買っていないので、今日の夕食は普通のメニューでした。

皆さんは恵方巻は食べましたか?

 

さて、今年の恵方は北北西。

今日も実はテレワークだったのだけど、調べてみると、期せずして、北北西に向かって座りながら仕事をしていたことが分かりました。

特に大きな収穫とかはなかったけど、よからぬことが起こらなかっただけよしとしましょうか。

 

その北北西なんだけど、こんな話を一つ。

 

 

これは京都市内の地図なんだけど、見事に「碁盤の目」になっていますよね。

鴨川とか、真ん中の国道なんかは、見事に、ほぼ真北に向かっていて、これぞ「碁盤の目」という感じがします。

それに対して、札幌の中心部なんかも、割と「碁盤の目」になってはいるのですが・・・、

 

 

こちらが札幌市内の中心部。

確かに「碁盤の目」ではあるけれど、用水路として掘削された創成川を基準にしているため、反時計回り、方角で言うと、北北西に向かって約9度、角度がずれているのです。(9度だから、限りなく「北」に近いんだけど、まあそれはそれとして)

 

 

創成川よりも東の東区側も同じです。

ま、だからどうしたことでもないのだけど、「北北西」と聞いて真っ先に思い浮かんだのがこのことだったので、記事にしてみました。

札幌市内全域が一律に北北西に向けて約9度ずれているというわけではなく、かつて、合併して札幌市になる前の村単位で開拓された地域によっては、別な方角に向かって「碁盤の目」になっている箇所もあるというのが興味深いところですが、その辺はまたいずれ。

 

 

なんだけど、中には、厳格に東西南北に忠実な場所もあって、よく歴史散歩系の本やテレビ番組で取り上げられているのが、こちらの札幌競馬場と、それに沿う赤線で記した道路。

この道路は、明治20年(1887年)頃に完成したとされているようですが、既に開拓使によって、現在の形で整備されていた中心部の状況に逆らっているかのように方角に忠実になっているという点に、設計者のどんな思惑があったのかと考えるのもまた面白いと思います。

コメント (4)
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