北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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暗渠排水施設発祥の地

2022-12-21 19:51:49 | 札幌

 

先日紹介した「ありが鯛本舗 こと葉」さんへ向かう道中、地図で調べていたらこんな案内板を見つけました。

白石区はこういう案内板があり、歴史散歩好きとしては大変ありがたく、また、違う区の住民としては羨ましいとさえ思います。

 

 

ほほう、「暗渠」ですか。

これはもう、ぜひ「暗渠Lover」のタモリさんに来ていただきたいと思いましたが、どんな施設なんでしょう。

 

 

 

画像をお借りしてきました。

案内板の文章だけではイメージができなかったですが、この頃はまだ排水管という技術がなかったこともあり、いわゆる「素掘り」の状態で、枯草や枝で蓋をする形で水の流れを確保していたということなんですね。

 

 

またまた画像をお借りしてきましたが、現在、農地でよく見られる排水の方式が、写真のように、畑の脇から、にょきっと排水管が顔をのぞかせるタイプ。

こちらも、造りとしては、当時と同様、畑の中に溝を掘るというもので、そこに管を通して土を埋め戻しているというもの。

つまり、畑の中に溝を掘るという発想は、案内板にある中澤八太郎氏の代から変わっておらず、そのまま現代に受け継がれているということなんですね。

大変勉強になりました。

というわけで、同じ「暗渠」でも、「ブラタモリ」でよく取り上げられるものとはちょっと違っていましたが、タモリさんなら、きっと気に入っていただけることでしょう。

 

 

ごく普通の住宅街に、現在の農業の発展に繋がる歴史がありました。

こういうのも歴史散歩の醍醐味と言ってよいでしょう。

 

コメント
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