札幌市内にあるJR函館本線の「稲積公園」駅。
先日、相互フォローをいただいている方のブログでこの駅が紹介されていたのを読んで、そういえば、両隣の手稲駅と発寒駅はどちらも地上駅なのに、なんでここだけ高架なんだろうと思い、ちょっと調べてみました。
まずは札幌方面というより、私の自宅方面の隣駅である発寒駅。
駅舎は高架だけど、線路は平面です。
稲積公園方面へ向かいます。
このバス停付近から高架になっていきます。
そして稲積公園駅へ。
確かに線路は高架だけど、それほど高いというわけでもないようです。
しかもそれより高い位置に道路が通っているし。
ちょうど列車がやってきました。
小樽方面へ。
橋梁の終点。
ここから再び平面になるようです。
完全に平面になりました。
この短い区間、距離にして約1.7kmという区間だけ、何故高架なのか。
この地図にあるとおり、稲積公園駅のある場所は、大小3つの川に挟まれた低地で、洪水の被害を受けることが多かったため、函館本線の手稲~札幌間に新駅を設置すべく整備を進める過程で、洪水被害を受けやすい区間の路盤上に高架を設置したということだそうです。
並走するような位置にある国道5号は、「西宮の沢四条(三)」と「富岡三条(一)」の境あたりから徐々に上り坂になり、郵便局のマークがある位置になるとかなり高い位置になるのですが、そこから駅へかけては一気に下り坂になり、川に囲まれた低地になっていくという地形になっています。
先程の写真で、線路よりも更に高い位置を道路が走っていますが、これは、線路よりも道路の方が新しいのは当然として、線路の高さに合わせ、線路をやや超える位置に道路が設計されたのか、それとも、計画が併存するような形で、道路に合わせて線路の高さを決めたのかは分かりません。
札幌市内では、高架上の高速道路の上を線路が通っている場所もあり、高架同士の交差というのも、なかなか興味深い光景になっています。
ナナマガラーさん、本当ですね!
稲積公園駅だけが高架駅でしたね。
ちょっと不思議に思ってはいたのですが、まさか3つの川に挟まれた低地だったとは!
勉強になりました。
しかも1.7kmの区間だったとは、驚きです。
こんにちは。
そうなんです、先日のブログを読んで、「あれっ、そういえば・・・」と思って調べてみたんです。
日頃利用する駅ではないこともあって、特に気に留めていませんでしたが、調べる機会を作っていただき、ありがとうございました。
これからも駅紹介を楽しみにしています。