北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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秋本番。またまた旅へ。

2005-10-09 22:52:59 | 旭川・上川地方

「秋ののんびり旅」第3弾ということで、連休を利用して、
1泊2日で旅に出てきました。

8日(土)
最初の目的地は、札幌に次ぐ2番目の規模を誇る街、旭川。
帯広からはバスで3時間30分の行程でした。
この日の予報によると、旭川は一日中雨とのことでしたが、
上手い具合にというか運悪くというか、ちょうどバスを降りたその時が
一番降り方が激しく、傘をさして一目散に建物の中に駆け込んだにも
かかわらず、ズボンと靴が少々濡れてしまうという、
幸先の悪いスタートとなってしまいました。
しかし、やがて雨も小降りになり、空には虹も出てきたので、
予定どおり市内散策に出発。メインストリートを歩いた後、
市内中心部にある常盤公園を訪ねてみました。



北海道は今が紅葉の盛りで、常盤公園の中でも、
写真のように色づく木々がたくさん見受けられました。
雨と風で、葉っぱがたくさん地面に落ちてしまっていたのが少々残念でしたが、
綺麗な景色を見ることができてよかったです。

常盤公園の後は、再びメインストリートへ戻り、
デパートを2、3軒覘いた後、宿泊先のホテルへ。
夕食はホテルの向かいのデパートの中にある中華料理店で餃子定食を注文し、
久しぶりの本格的な中華料理を堪能してきました。

そうこうするうちに、気がつけば時間は夜9時。
いつもの旅なら、そろそろ疲れも出てきたので、眠らないまでも体を休めようと
思う頃なのですが、この日は違っていました。
実は、旭川在住の友人と会う約束をしていて、待ち合わせ時間を、
友人の仕事が終わる9時過ぎにしていたため、
再びメインストリートの一角にある歓楽街へと繰り出しました。
時刻が時刻なうえ、彼女の方も、深夜の最終バスで帰宅しなければ
ならない都合上、あまり長居はできないということで、居酒屋1件に寄っただけで
終わりましたが、久しぶり(約2年振り)に会ったこともあって話も弾み、
楽しい時間を過ごせました。


9日(日)
今日は前日と打って変わっての快晴。
ホテルでバイキングの朝食を取り、日曜朝のお楽しみ、
マジレンジャーと仮面ライダー響鬼を見て、ホテルを後にしました。

これは、旭川を離れる直前に取った、JR旭川駅の写真です。



今日の目的地は、旭川から車で約1時間30分の所にある滝川市。
実は、私が公務員となって最初に配属された街でして、
その頃は、よく路線バスで旭川まで足を運んでいたので、
当時を思い返して、バスで滝川まで移動することとしました。



滝川には平成8年4月から2年間生活しましたが、
やっぱり社会人としての原点の街ということで思い入れが強いこともあって、
当時を思い出して、メインストリートからちょっと中に入った
裏通りなども歩いてみました。
着いたのがちょうど昼時だったので、当時(その後も)よく足を運んだ
蕎麦屋さんを目指してみたのですが、「本日休業」の札が出ていてガッカリ。
別な蕎麦屋さんで天ざる蕎麦を食べました。
時間の都合でそれほど長くは滞在できませんでしたが、
久しぶりに懐かしい光景を目の当たりにして、気分一新という感じでした。
また今度、時間を作ってゆっくり回ってみようと思います。



滝川の後は、1両編成のローカル電車に乗って一路帯広へ。
その電車がこれですが、これは、通称「ワンマン列車」と言って、
無人駅の多いローカル線を走るということで、バスのように、
整理券を取って運賃を直接支払うという運行方式を取っている列車なのです。
本州旅行でもこういう方式の列車に乗ったことがありますが、
東京周辺の皆さんにはなじみが薄いかもしれませんね。
(もっとも、滝川のように駅員さんのいる駅では普通に切符を買って乗るのですが)

しかしながら、せっかくローカル列車に乗るのだから、やっぱりどこかで
降りてみようと思い立ち、滝川から約2時間30分の、南富良野町にある
「幾寅(いくとら)」駅で下車しました。



さて、これが幾寅駅の写真ですが、写真を見ると「幌舞駅」という
名前が掲げられています。
実はここは、高倉健さん主演の名作映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地
となった場所でして、それを記念して、公開終了後も、
劇中で登場した「幌舞」という名前をそのまま残して、
それが今や観光スポットとなっているのです。
駅の中には、撮影風景を収めた写真や、撮影で使用された小道具を展示する
スペースがあり、作品を観たことのない私でも十分に楽しむことができました。
また駅舎備え付けの小さなスピーカーから、劇中で使用されたBGMが
エンドレスで流れていて、郷愁を誘っている感じがしたのも印象的でした。

駅を出た後、次の列車までにまだ時間があったので、
ちょっと街へ繰り出してみると、すぐ近くに道の駅があったので、
立ち寄って物産店などを見てきました。
南富良野町はじゃがいも料理が名物ということもあり、
電子レンジや湯煎で調理できる、「じゃがバター」の袋詰めを買ってきました。
簡単にできる料理なので、残業で帰宅が遅くなった時にでも食べようと思います。

そんなこんなで時間が過ぎ、気がつけば列車の時間。
再びワンマン列車に乗り、途中新得という駅で乗り換えて、帯広に戻ってきました。
懐かしい風景を堪能したり、ローカル駅で郷愁に浸ってみたり、
久しぶりの友人と会ったりと、なかなか収穫の多い旅となりました。
そろそろ北海道も寒くなる季節だけど、年内にもう1回くらい、
こういう「のんびり旅」に出ようかと考えています。

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