北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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特命係の部屋はどこに?

2008-09-28 09:20:10 | ロケ地巡り



「相棒」をはじめ、数多くの刑事ドラマで登場する、刑事ドラマファンにとってはお馴染みの建物。
それが、東京都千代田区霞が関2丁目1番1号にある、ここ警視庁。
自分でも意外だったのだけど、これまで行ったことがなかったので、今回初めて間近で見てきた。
そうか・・・ここに右京さんと薫ちゃん、トリオ・ザ・捜一に米沢さん、それに角田課長といった面々が・・・、
特命係の部屋はどこにあるんだろう?
伊丹曰く、「下の階の隅っこの、日当たりの悪いじめじめーっとしたカビ臭い窓際」(すごい表現(笑))だそうなので、ひょっとしたらこの表通りには面していないのかな・・・  (笑)





「相棒」では、警視庁の建物だけでなく、周辺で撮影されたシーンも数多くあるので、私も周辺をぶらっと歩いてみた。
まずこの写真は、皇居を囲むように走る、一般国道20号、通称「内堀通」から見た警視庁。
事件解決後や、捜査中窮地に追い込まれた時などに、この位置から警視庁を見上げるシーンが幾つか描かれている。





再び、内堀通から見る警視庁。
個人的には、1stSeason第4話「下着泥棒と生きていた死体」のラストで、
捜査に追われて、保護していた酔っ払いを死なせてしまい、責任を取らされる形で依願退職させられた所轄の元刑事を思いながら、右京が、

「我々もトカゲの尻尾ですからねえ、あの中では」

と薫に語るシーンが印象に残っている。





写真は、内堀通を警視庁と反対側に向けて撮ったもの。
先述した1st第4話のラストで、先述した右京の台詞の前に、右京と薫がゆっくりと歩いてくる姿が描かれている。





写真は内堀通に設置されている、東京メトロ有楽町線桜田門駅の1番出入口。





その出入口をちょっと離れた位置から撮影。
2ndSeason第19話「器物誘拐」で、薫が、事件に巻き込まれた、ジャック・ラッセル・テリア犬の「ラブ」を連れて散歩しているシーンは、この辺りで描かれている。





再び警視庁前へ。
正門前に立つ、交通事故の状況や、交通安全標語などを記した表示板。
2ndSeason第5話「蜘蛛女の恋」で、薫とお見合いパーティーで知り合った女性・七森雅美が、薫をメールで呼び出し、薫と同じフライトジャケットを着て待っているのは、写真のこの場所。





劇中では、この表示板は、建物の対岸にあるように感じられたが、実際は、対岸ではなく、接面道路の中に安全地帯が設置されていて、そこに建てられている。
余り広くはないけど、内堀通は交通量も多いので、安全地帯の設置は有難いものとなっていると思われる。





最後に、警視庁正門前の、法務省にも面する、一般国道1号の歩道。
3rdSeason第11話「ありふれた殺人」のラストで、20年前に娘を何者かに殺害された老夫婦が、時効成立後に犯人が自首したと聞き、警視庁へやって来るも、何度頼んでも犯人を教えてもらうことができず、ガックリと肩を落として帰路に着く姿を見送りながら、右京が、

「あの姿を、我々は忘れてはいけません」

と薫に語りかけているシーンが、何といっても印象的だ。

ということで、初めて警視庁周辺をじっくりと歩いてみました。
束の間の、右京&薫気分を味わえた瞬間でした。(笑)
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5 コメント

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Unknown (宮本優那)
2022-11-22 17:38:10
私は、相棒が一番大好きな番組です。
特に、杉下右京が大好きです。
ついでに言うと、亀山薫のことも好きです。
杉下右京のシーンでは、紅茶を飲んでいるシーンと注ぐシーンそして、セイフと名言が好きでいつも声に出して読んでいます。
杉下右京とのコンビとても似合っています。
杉下右京さん休みの日そして、平日はどう過ごしておりますか?
杉下右京さん1度私の家に来ていただけますか?
歓迎します。
ついでに言うと亀山薫も一緒にお願いします。
私は毎晩のように右京さんと薫ちゃんの夢を見ています。
宜しくお願いします。
返信する
今後ともお気軽に (ナナマガラー)
2008-10-02 22:14:36
まねき猫様

こんにちは。
「すいません」なんてとんでもないです。
気が向いたら、何度でも書き込みしていただいて構いませんので、これからも、どうぞお気軽に遊びに来てください。

幾つかの関連本によると、「ありふれた殺人」は、これまでの数多くのストーリーの中でも、傑作と評判が高い回のようです。
まねき猫様が仰るとおり、私も、「相棒」は、色々な面で、他の刑事ドラマと一線を画していると感じられますが、具体的にどういうところがと聞かれると、
「『ありふれた殺人』を見れば、もはや説明不要」
と答えるだけで十分な気がするくらい、私も、最高に完成度の高いストーリーだと思っています。

>ゲストさんの選び方も、なかなかのドラマだと思います。

そうなんですよね。
「相棒」のゲストは、ベテランから子役に至るまで、本当にしっかりと芝居ができ、安心して見ていられる方がキャスティングされていて、その点も、番組の人気を高める要因の1つになっているような気がします。
だからでしょうか、私の場合、ゲストで出演された役者さんを他のドラマとかで見ても、

「あっ、○○(ゲスト名)!」

って思ってしまうことが多いのです。

>小説本とはちょっと違うようなので、やはりDVDを少しずつでも買って行きたいと思ってますが、何年かかるでしょうかね(笑)。

私は、Season3まで全部持っていますが、次はいつになるかわかりません。
DVDを購入されましたら、ぜひ感想など聞かせてください。
返信する
こんにちは! (まねき猫)
2008-10-02 17:11:48
再度の書き込みですいません!!

相棒を見始めてまだ日が浅いのですが、「ありふれた殺人」は、派手さはないですが、わたしの中では一番といっていいくらいです。
これを見て、今までの警察ものとは違うことがよりはっきりと分かったような気がします。
音尾琢真さんの出演、よかったですよね!
ゲストさんの選び方も、なかなかのドラマだと思います。

小説本とはちょっと違うようなので、やはりDVDを少しずつでも買って行きたいと思ってますが、何年かかるでしょうかね(笑)。
返信する
建物の中の「相棒」ワールド (ナナマガラー)
2008-09-28 20:00:44
まねき猫様

こんにちは。
水谷さんファンでいらっしゃるまねき猫様にとっても、やはり警視庁の建物には、何か反応してしまうものがあったようですね。
私も、間近で見ながら、本当にこの中で、劇中の世界が展開されているかのようなワクワク感を覚えましたから。

>わたしも、「ありふれた殺人」のラストシーンは、心に残って忘れられないです。
>あのお父さん役のかたですが、この前、HTB製作のドラマで、大樽市という架空の市の市長役で出演されていました。

上田耕一さんは、私の中では悪役のイメージが強い方だったので、あのような役どころはすごく新鮮に感じました。
私も先日、DVDで久しぶりに見ましたが、何度見ても、胸の詰まる思いの連続でした。
時効制度の問題に真っ向から迫り、警察組織のあり方というものをしっかりと描いていく脚本と演出には、感服の一言です。

>相棒シーズン4の「波紋」の下薗巡査役だった音尾琢真さんもNACSのメンバーです。

ですよね。あれは、本放送を見てちょっとビックリでした。
あの頃は、まだ今ほど全国区でもなかったと思うのですが、それを「相棒」が先取りしていたと考えると、北海道民としては嬉しくなりますね。

>話は少しそれますが、実は、まだシーズン1と2は、ほとんど見ていないんです。
再放送もシーズン3以降のものが多いので、なかなか見られません。
それで、DVD購入の誘惑が・・・。(^_^;)
小説本を読んで我慢しようと思ったのですが、読んだら余計に映像も見たくなってしまいました(笑)。

来春公開の米沢さんの映画もそうですけど、小説を先に読んでしまうと、やっぱり、すぐにでも映像が見たくなってしまいますよね。
「相棒」の小説は、一部放送と違う描写に直されている箇所もありますけど、放送を見た人には劇中のシーンが蘇ってきて、まだ見ていない人にも、劇中のシーンが色々とイメージできるような内容になっていて、放送を見ている人見ていない人に関係なく、オススメです。
返信する
Unknown (まねき猫)
2008-09-28 17:46:05
ナナマガラーさん、お久しぶりです!
警視庁ですか!いいですね~!!
テレビのニュースで警視庁が映ったり、「警視庁の・・・」という言葉を聞くと、つい反応してしまいます(苦笑)。
なぜか、本当にあの人たちがここにいるような気がしてしまうんですよね・・・。

わたしも、「ありふれた殺人」のラストシーンは、心に残って忘れられないです。
あのお父さん役のかたですが、この前、HTB製作のドラマで、大樽市という架空の市の市長役で出演されていました。

http://www.htb.co.jp/kanki/index.html

それから、「栄一」ことマギーさんが脚本・監督・演出をするドラマが、10月からスタートです。

http://oya-koukou.jp/

この番組に出演する安田顕さんですが、NHKの朝ドラ「瞳」に出演していました。
ナナマガラーさんは北海道のかたなのでご存知かもしれませんが、大泉洋さんのいる「TEAM NACS」のメンバーです。
相棒シーズン4の「波紋」の下薗巡査役だった音尾琢真さんもNACSのメンバーです。

話は少しそれますが、実は、まだシーズン1と2は、ほとんど見ていないんです。
再放送もシーズン3以降のものが多いので、なかなか見られません。
それで、DVD購入の誘惑が・・・。(^_^;)
小説本を読んで我慢しようと思ったのですが、読んだら余計に映像も見たくなってしまいました(笑)。

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