「洞爺丸台風」とは、1954年(昭和29年)に発生した台風15号のことで、同年9月26日未明に鹿児島県に上陸し、時速約100キロメートルという猛スピードで九州~中国~日本海を北東進して、函館港沖に避難していた「洞爺丸」をはじめとする5隻の青函連絡船が沈没するという大惨事をもたらしていました。
この日の夕方、函館湾周辺は暴風が収まっていて、晴れ間も覗いていたことから、5隻の船は、台風は既に過ぎ去ったと思って出航したものの、実は台風は北海道の直前で急激に速度を落としていてまだ北海道に到達しておらず、出航直後に5隻は暴風に襲われ、函館港に避難するも、残念な結果になってしまっていたということだったそうでした。
「洞爺丸」をはじめとする5隻の船が被害に遭っていることから「洞爺丸台風」と名付けられた経緯がありますが、この台風に関して、道南地方の地域FM局「FMいるか」の番組で、クイズが出題されていました。
そうなんですよね、「洞爺丸台風」と名付けられたくらいだから、「洞爺丸」にばかりスポットが当たりがちですが、実際に被害に遭ったのは、↑でも書いているとおり「5隻」。つまり、洞爺丸以外にも4隻が被害に遭っているのです。
その4隻に関する問題が出されていますが、正解は、↓の記事を参照しながら確認いただければと思います。
被害に遭ったのは「洞爺丸」だけではない、他にも4隻の船が被害に遭っているということに思いを寄せることも、亡くなられた方々への供養、そしてこのような事案に関する再発防止策の策定に繋がっていくのだろうなと思います。
>こんばんは... への返信
そうだったんですね。朝礼で台風の話を。
被害甚大だった台風は数多くありますが、洞爺丸台風から70年経った今でも、自然の力の恐ろしさは昔と変わらないというところに人間の無力さというものを痛感しますね。
私も、小学校3年生のとき(42年前)に、一度だけ青函連絡船で青森に行きました。
乗ったことがあるということを話題にできて良かったなと今では思います。
9月26日は台風襲来の日ということで、職場の朝礼でちょうど私が当番だったので、その話を利用者さんたちの前でしました。
洞爺丸台風、伊勢湾台風、狩野川台風など、日本を襲った、被害甚大だった台風は数々あるようですね。
母の故郷函館、私も小学生の頃に一度だけ青函連絡船に乗って函館の地を踏みました。
(その後は飛行機でしたけど)
洞爺丸以外に何隻もの船が沈没してしまったんですね。
今また二つの台風が日本に近づいていますが、本当被害が大きくならなければよいと案じています。能登地方は地震に大雨。どれだけ人々を苦しめればよいのでしょう。自然の力は本当に恐ろしいですね。