北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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ぶらり火の国市電の旅2

2011-09-24 10:07:15 | 道外旅行記



前回の続き。
終点である健軍町を起点とし、残る2つの起終点の一つ、上熊本駅前を目指しました。
所要時間は約40分、函館の市電で起点から終点まで乗るよりも長いです。





上熊本駅前に到着。








上熊本駅は、JR鹿児島本線の駅なんだけど、九州新幹線開業に伴う在来線の高架化のため、従来の古い駅舎は解体される予定となっていたが、保存を求める声が高まったことから、写真のような、外観を活かした市電の駅舎となり、市民や観光客に親しまれています。





反対側に渡ってみると、一つの像が建てられていた。
誰かなこれは?





へぇ~、これは知らなかった。
夏目漱石と言うと、愛媛県というイメージがあったけど、熊本にも縁があったんですね。





なるほど「わが輩通り」ですか。
愛媛の松山にも、漱石の作品、特に「坊ちゃん」に因んだ名前を冠する場所が幾つかあるけれど、熊本にもこういう場所があるんですね。
そういや、愛媛って今年のGWに行ってきたんですよね。
凄い偶然だなこれは。





上熊本を発った後は、途中の「新町」という停留所で下車。
上の写真は、そこのホームから撮った物。





で、上の写真も、同じホームから、反対側を撮った物。
そうなんです、一区間だけ、路面ではなく、普通の鉄道のように、線路上を運行している区間があるということで、これは珍しいと思い、写真を撮りました。





再び乗車。
車内を見ると、このように沢山の花が。
これは、常時このように置かれているわけではなく、この日、9月19日(月)敬老の日限定の企画とのことで、午後4時以降、乗客の人達に、好きなだけ持って行っていいですよという趣向になっていました。
花の脇に折り込みチラシが写っているけれど、これは、花を包むためにということで用意されたものでした。





せっかくなので、3つある起終点の残る1つ、「田崎橋」にも行ってみた。
友人曰く、「何もない所だよ」とのことだけど。





確かに、観光スポットなどは何もなく、近隣住民や通勤通学に使う人がいる程度なのかもしれないけど、はるばる遠方から来たからには、こうして最後まで行ってみるというのも、また記念になるというわけで。





その田崎橋に向かう際に乗った電車。





そしてこれが、戻る際に乗った電車。
レトロタイプということで、健軍町で見かけた際、「乗りたい!」と思っていただけに、乗れてラッキーでした。





車内はこんな風になっています。





二両編成の電車。
函館で言えば、「らっくる号」みたいなタイプです。





最後に、この日お世話になった、一日乗車券。
日付の部分をスクラッチすることで、乗車日を決めることができるという仕組みになっています。

ということで、駆け足だったけど、熊本編はこれにて終了。
次回からは、鹿児島編に移ります。
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ぶらり火の国市電の旅

2011-09-23 15:55:02 | 道外旅行記
「桜の馬場 城彩苑」の後は、市内を走る路面電車での散策。
熊本も、函館と同じく路面電車の町なので、乗るのを楽しみにしていた。





停留所名の表示板を撮り忘れてしまったのだけど、最初に向ったのは、この小さな神社。
一体ここは・・・?





はい、「味噌天神」といいます。
解説文にもあるとおり、全国唯一の、味噌の神様なんだそうです。
味噌汁大好き、おでんもカラシではなく味噌派の私にとっては、大変有難いとさえ思える場所かも。





これが本殿。
この奥に、味噌の神様が祀られているんですね。





解説文のとおり、奈良時代を起源とする、由緒ある神社。
10月25日が例祭とのことなので、この日は味噌料理を食べて感謝せねば。





「味噌天神前」の後は、終点の「健軍町」へ。
函館の市電は、一部の車両を除いて横掛けの椅子ばかりだけど、このように、一人掛けの椅子もあるのは驚きでした。





終点へ到着。
ここでもしばし周辺を散策。
途中、アーケード街があったんだけど、閉まっている店も多く、人もそんなに歩いていなかったのを見て、どこも同じなんだなあと実感。








熊本も函館と同様、色々なデザインの電車が走っています。
次に乗ったのはこれ。
表示されている「上熊本駅前」へ向いました。
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五年ぶりの熊本

2011-09-23 09:41:29 | 道外旅行記
今日から三連休。
週が明けたら、また帰宅時間が遅い生活が始まるので、できるだけ旅行レポをアップしておきます。

まずは熊本から。
19日(月)、新大阪を8時59分に出発し、函館~札幌間とほぼ同じ、3時間30分の旅です。

熊本駅に着いたら、新幹線改札口の前で友人と待ち合わせ。
前回、五年前と同様、友人に熊本散策に付き合ってもらう約束をしていました。

観光地に向かう前、荷物を預けるべく市内のホテルへ。
五年前と同じ所に泊まったんだけど、前回はここのロビーで友人と待ち合わせをしていたので、ロビーの光景も記憶に残っていたことから、当時と変わっていないことを確認したが、その変わらない光景を見てるうちに、前回は、買ったばかりで未開栓のペットボトルをロビーのソファに置き忘れて観光に出発するという失敗をしていたことを思い出したので、今回はそうならないよう、カバンの中にペットボトルがあることを確認してから出発しました。(苦笑)





熊本のマスコットキャラクター、「くまモン」
市内のあちらこちらで、市民や観光客を和ませてくれます。








まず向かったのは、今年3月にオープンした、「桜の馬場 城彩苑」
熊本城の近くにある多目的施設で、物産館や食事処、文化体験施設などが揃っており、開業から半年で、かなりの賑わいを見せる人気スポットとなっている。





時刻も午後1時に近かったので、着いたらまず食事かなと思っていたんだけど、目当てにしていた、熊本県内各地のメニューがビュッフェ形式で楽しめるお店が40分待ちと聞かされたので、仕方なく、その間は内部を観覧。





こんな具合に、江戸時代の城下町を再現した街並みが作られています。





そして立ち寄ったのが、「湧々座(わくわくざ)」という歴史文化体験施設。





県内の歴史や文化に関する資料が多数展示されている場所なのだが、ちょうど肥後国の歴史に関する寸劇が上演されるとのことで、シアターに入ってみた。





参勤交代に関する物語で、スクリーンに映っているのは、熊本の水神である「カッパ様」。











肥後国の物語ということで、当然ながら、台詞は熊本弁ばかり。
友人に「(熊本弁の意味)わかる?」って聞かれたんだけど、正直に言うと、言葉だけを聞くと「?」だけど、劇を見ながらだと、ニュアンスで何となくわかるかなってところ。
こういう「お国言葉」に接するというのも、旅の醍醐味の一つです。





城内から見える熊本城を一枚。





散策をしているうちにようやく食事の順番に。
ビュッフェ形式ということで、結構沢山盛ってしまいました。
写真左下に見える、舞茸の天ぷらと、右側のかやくごはんが美味しかったです。
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旅を終えて

2011-09-22 20:05:20 | 道外旅行記
今日から、普通のタイトル(?)に戻します。
昨日までの、字間に「・」を入れるタイトルは、これの真似でした。

先程無事に帰還しました。
いつものことながら、終ってみるとあっという間だったなあと思います。
特に今回は、函館から鹿児島中央まで列車で移動という、これまでで一番長い移動時間だっただけに、行く前は、自分で計画しておきながら、「長そうだなあ」「本当にちゃんと着けるのかなあ」などと思っていました。
それだけに、無事に到達した時の達成感と、最後に鹿児島を離れる際の感慨は、いつになく大きかったような気がします。

いつになるかわからないけど、いつかこの場で、旅を通して感じたこと、学んだこと、身に付いたことなどをまとめて書きたいなと思ってます。
まだまだ構想の段階だけど、できれば年内を目標に考えてみます。

ということで、今回も充実した旅ができました。
次も、そのまた次も、同じような気持ちになれるといいなと思います。

最後に、昨日紹介しようと思って忘れていた物を紹介します。





西大山駅前にある小さなお店で発行している、「到達証明書」。
本当にここまで行ったんだなあと、改めて実感です。
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南・端・到・達

2011-09-21 19:46:51 | 道外旅行記
九州滞在三日目。
新幹線での日本縦断は達成しましたが、今日は、そこから更に南端を目指しました。
鹿児島中央駅で友人と待ち合わせをして、南方へ向けて普通列車に乗車。
途中で立ち寄った場所については後日紹介するとして、今回は、今日のメイン目的地だった場所を紹介します。

その、「南端」というのは・・・、





JR指宿枕崎線の「西大山」駅。
表示にもあるとおり、日本最南端の駅です。





ホームから枕崎方面へ向けて一枚。
向こうに見えるのは、標高924m、「薩摩富士」とも呼ばれる「開聞岳」です。








反対側に向けても一枚。





無人駅だけど、日本最南端という話題性のある駅なだけに、駅前は、このように広場になっています。





その広場の一角にある、黄色いポスト。
一体何でしょうこれは?





なるほどそういうことでしたか。
事前にわかってたら、何か郵便物を持ってきてここで投函してたかもしれません。





「花かごしま2011」というイベントのイメージキャラクターだった、「ぐりぶー」。
イベントは既に終わったけれど、ゆるキャラとして定着していくのかな?





駅前にある鐘。
訪れる人に安らぎを与え、去りゆく人の幸せを祈る鐘なんだそうです。





普通列車が到着。
これで、鹿児島中央駅へ戻りました。
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