前回の続き。
終点である健軍町を起点とし、残る2つの起終点の一つ、上熊本駅前を目指しました。
所要時間は約40分、函館の市電で起点から終点まで乗るよりも長いです。
上熊本駅前に到着。
上熊本駅は、JR鹿児島本線の駅なんだけど、九州新幹線開業に伴う在来線の高架化のため、従来の古い駅舎は解体される予定となっていたが、保存を求める声が高まったことから、写真のような、外観を活かした市電の駅舎となり、市民や観光客に親しまれています。
反対側に渡ってみると、一つの像が建てられていた。
誰かなこれは?
へぇ~、これは知らなかった。
夏目漱石と言うと、愛媛県というイメージがあったけど、熊本にも縁があったんですね。
なるほど「わが輩通り」ですか。
愛媛の松山にも、漱石の作品、特に「坊ちゃん」に因んだ名前を冠する場所が幾つかあるけれど、熊本にもこういう場所があるんですね。
そういや、愛媛って今年のGWに行ってきたんですよね。
凄い偶然だなこれは。
上熊本を発った後は、途中の「新町」という停留所で下車。
上の写真は、そこのホームから撮った物。
で、上の写真も、同じホームから、反対側を撮った物。
そうなんです、一区間だけ、路面ではなく、普通の鉄道のように、線路上を運行している区間があるということで、これは珍しいと思い、写真を撮りました。
再び乗車。
車内を見ると、このように沢山の花が。
これは、常時このように置かれているわけではなく、この日、9月19日(月)敬老の日限定の企画とのことで、午後4時以降、乗客の人達に、好きなだけ持って行っていいですよという趣向になっていました。
花の脇に折り込みチラシが写っているけれど、これは、花を包むためにということで用意されたものでした。
せっかくなので、3つある起終点の残る1つ、「田崎橋」にも行ってみた。
友人曰く、「何もない所だよ」とのことだけど。
確かに、観光スポットなどは何もなく、近隣住民や通勤通学に使う人がいる程度なのかもしれないけど、はるばる遠方から来たからには、こうして最後まで行ってみるというのも、また記念になるというわけで。
その田崎橋に向かう際に乗った電車。
そしてこれが、戻る際に乗った電車。
レトロタイプということで、健軍町で見かけた際、「乗りたい!」と思っていただけに、乗れてラッキーでした。
車内はこんな風になっています。
二両編成の電車。
函館で言えば、「らっくる号」みたいなタイプです。
最後に、この日お世話になった、一日乗車券。
日付の部分をスクラッチすることで、乗車日を決めることができるという仕組みになっています。
ということで、駆け足だったけど、熊本編はこれにて終了。
次回からは、鹿児島編に移ります。