goo blog サービス終了のお知らせ 

FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

20210330

2021-03-30 06:00:00 | 映画




ベルモンド傑作選
大頭脳であります
これ、Wikipediaの英語版でもフランス語版でも
映画自体もベルモンドが主役としてクレジットされているけど
デヴィッド・ニーブンと半々くらいですね

タクシー運転手のアナトールがかつての相棒アルトゥールを釈放4日前に脱獄させる
アルトゥールのアイデアでNATO加盟の14か国の資金を強奪するため
Brainというのはニーブンで犯罪コンサルタントというか
自分の手下なんかをつかって犯罪を実行して
金の洗浄なんかをマフィアに頼んでいる
主な舞台はパリ
で気が付いたんだけど
これ歴史的な出来事に基づいているんですね
Brainは有名なイギリスの列車強盗の実行犯
パリからブリュッセルに運ばれるNATOの資金の強奪を図るんですが
アルトゥールはBrainはイギリスで使った手をまねることを思いつき
Brainはまさかもう一回同じ手を使うとは思うまい
と同じやり口をたくらむ
そこに、横取りを図るマフィアが絡んで
というお話ですが
これ
アメリカによって核兵器搭載可能の中距離弾道ミサイルが西欧諸国に配備され、
アメリカ製兵器が各国に供給された(ニュークリア・シェアリング)。
途中、フランスは米英と外交歩調がずれ、独自戦略の路線に踏み切って
1966年に軍事機構から離脱、そのため、1967年にNATO本部がフランス首都パリから
ブリュッセルに移転した。
という、欧州の歴史的事実が舞台なんですよ
なんというか胸熱ですねぇ

Brainは犯罪者で大金持ちだから
パリで豪華な生活

豹を飼っている(笑)
イギリスの軍人なんだけど
多分為替レートの関係で、軍人の給料だけでもかなりいい生活ができていたと思う


横取りをたくらむマフィアのスキャナピエコ をイーライ・ウォラックが
演じているのですが、これまたいいんですよ
ヒロインとからむのは、Brainでスキャナピエコの妹なんですが
Brainに惚れる役


このでっかい自由の女神は
何のイベントか、アメリカに送られるんだけど
そんなことあったっけ
と調べたけど、何も出てこなかった。
映画の解説みたら、映画のために作られたものだった(笑)
この自由の女神が贈られるというイベントを
特性説明なしで入れるというのが素晴らしい演出ですね
日本映画だったらセリフで説明するところ
セリフの説明がないと
”あれ何のイベント 突然出てきてわけわからん”
といわれるでしょう


一度TV放映されたのを見た覚えがあるんですが
このシーンしか覚えていなかった

冒頭はイギリス あとはフランスと中でもパリ
これなぁ映画の楽しさとは別に
60年代のパリの風景がたまらんわけです
走っている車とかね
まあ映画評は様々で、これがっかりした人もいたらしいけど
ワタシは堪能しました。楽しい映画でした
山田康夫さんはベルモンドのフィックスと言われますけど
この映画の吹き替えはしていないんですね
で、ベルモンドの有名どころでは、結構担当していないものがあるんですよ
存命中に全部吹き替えやり直して
とかできなかったんですかね
バブルのころだったらお金もあっただろうし
残念です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20210329 | トップ | 20210401 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事