私立大学入試に異変です。早慶への志願者が減ったのです。募集定員が減少したのが主因ですが、格付けにも影響を与えそうです。実際日本の場合はトップクラスのエリートは別として、学歴よりも、技能を重視するのではないでしょうか?要は大学に通っても、勉強をあまりしていないのです。今後は大企業への就職率の落ちていく、専門知識を身につけられない学校から、偏差値も下落していくはずです。専門知識こそ富の源泉なのです。
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来年1~3月に実施される私立大入試で、早稲田大や慶応大など難関・上位校の志望者数が前年に比べ軒並み減少していることが、大手予備校の河合塾がまとめた入試動向で分かった。前年も上位大の志望者が中堅大に流れる傾向がみられたが、今年はさらに下位の大学の志望者数が増えているという。大学入学共通テストの混乱を受け、浪人を嫌がる受験生の間で例年以上に安全志向が高まっているようだ。
河合塾が10月下旬~11月初旬に実施し、全国で約30万人が参加したマークシート式模擬試験(全統マーク模試)の結果を分析した。
それによると、同試験における各大学の志望者数は早大が全学部計5万91人で前年より4015人減少(前年比7%減)、慶大も計1万9839人で2417人減少(同11%減)。MARCH(マーチ)と呼ばれる明治、青山学院、立教、中央、法政-の上位大も前年比4~9%減と軒並み減った。
関西でも難関大が敬遠される傾向にあり、前年から1%増えた立命館を除き、関西5%減、関西学院8%減、同志社6%減-となった。
河合塾によると、ここ数年の入試動向は、文部科学省が都市部の大規模大学への助成金交付基準を段階的に厳格化した2016年度以降、難関・上位大が募集定員を絞ったため、志望者が中堅大に流れる傾向が続いていた。しかし、来春入試では、日東駒専(日本、東洋、駒沢、専修)と呼ばれる中堅大グループでも、東洋の志望者数が前年比15%減、駒沢が13%減になるなど急落。それより難易度が下がる桜美林や関東学院などの人気が高まっている。
関西でも、近畿大などの志望者数が減る一方、追手門学院が前年比45%増、桃山学院が61%増と、志望者が偏差値下位の大学に流れる傾向が顕著にみられた。