大阪府高槻市の摂津峡にある山水館で指されている藤井聡太王将と挑戦者・永瀬拓矢九段の第74期王将戦七番勝負第4局は16日朝、再開。事実上、一択だった永瀬九段の封じ手「1三香」に藤井王将はすぐに3四飛と横歩を取った。永瀬九段は3三銀と引く。ここで藤井王将は3三と5四のどちらの銀を取って飛車を切るか。前日、控室の検討陣が「事実上の封じ手」として注目していた二択だ。
一晩掛けて読みを深めたであろう藤井王将。1分ほど時間を刻み、「5四飛」を選択した。
解説の山崎隆之九段は「3三の銀を取るのは相手の反発も強く、永瀬九段の玉を詰ませられるか、最終盤まで読まないといけない激しい戦いになる。5四飛は主導権を握ったまま、当面は攻めに専念できる手です」
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