monologue
夜明けに向けて
 



かつてLOVE&PEACEを目標に生きた時代があった。
60年代後半ベトナム戦争介入の泥沼化を背景に、反戦機運が高まりヒッピームーブメントが生まれた。
アメリカの消費文化に対する対抗するカウンター・カルチャーとしてサンフランシスコのベイエリアを拠点にカリフォルニアから発信された。
ドラッグ、ロック、フォーク、サイケ、フラワー・チルドレン「自然に還ろう」のメッセージなどなどが渾然一体となって時代をリードした。
そのひとつの象徴のようなフェスティバルがウッドストックで開催されたのであった。
そのとき人々は本気でLOVE&PEACEの時代の幕開け」を信じた。時代は確実に進んでいたのだ。

1963年、ワシントンD.C.リンカーンメモリアルで
マーティン・ルーサー・キング牧師( Dr. Martin L. King Jr.)は歴史に残るI HAVE A DREAMと呼ばれる 演説を行った。
I have a dream
that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed; we hold these truths to be self-evident that all men are created equal.
「ある日、この国が蜂起(ほうき)して
全人類が平等に創造されたという自明の真実の真の意味をまっとうすることを。」

I have a dream,
that one day on the red hills of Georgia the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.
「ある日、赤い丘の上のジョージアの奴隷達の息子らと主人の息子らがともに兄弟のテーブルの席につくことを。」
I have a dream,
that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
「ある日、不公平の熱にうだり抑圧の熱にうだるミシシッピ州でさえも自由と正義のオアシスに変容することを。」

I have a dream,
that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
 「わたしの四人の子供たちがある日、その性格の内容によってでなく皮膚の色によって判定されない国に住むことを」

 このように「I HAVE A DREAMわたしは夢を持っている。」と黒人と白人そして全人類が分けへ立てなく暮らす社会の建設を訴えたが1968年4月4日に、テネシー州メンフィスのモーテルのバルコニーで暗殺された。
常に時代を変革しようとする動きとそれを止めようとする勢力がせめぎあっている。
LOVE&PEACEを忘れてはならない。
今年またわたしたちはふたたびLOVE&PEACEを目標に生きなければならない時代に入った。
この目標のためにわれわれは集められたのだから。
fumio




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )