monologue
夜明けに向けて
 





20002年同時多発テロ追悼集会で読まれた詩「Do not stand at my grave and weep,」がブームになっている、その3行目「I am in a thousand winds that blow,」を前面に出して「千の風」と題された。多くのバージョンがあるために作者については不詳とされたりネイティブ・アメリカンやアメリカの主婦など、論争が起こっている。
それはさておき、この詩はこれまでの死に関するイメージを破ってしまった。
わたしたちの世界は「御代黄泉」の裏表となっていて数にすると「三四三」で四(死)は単に 折り返し点に過ぎない。人は死んでも眠るわけではなく裏側の世界で活躍する。こちらから目に見えないからいなくなったように思うだけなのだ。人々は薄々気づいてはいたそのことを「千の風」の詩に確認して安心や感動を覚えることになる。
黄泉を司るイザナミやツキヨミにやっと日が 当たる時が来た。
fumio


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