monologue
夜明けに向けて
 



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 月の娘は、皿を割った
 木星王は嘆いた
 赤い目をした大地の子供は笑った

 夢魔は去った
 だが夢も去った

 鎖で繋がれた巨人は
 大地の重みに堪えかねて
 自らの踵を噛んだ
 
  灰色の陰は大鷲の老いを示す
  飛び石の向こうには、
  約束された緑の大地は無い
 
  私は言葉を切り揃えはしない。
  私は音を大事にする。
  私は木の葉擦れの間で息をしよう。

  人よ、人であれ。
  他人の水晶を覗いて、
  嘆くのは止めよ。

「SOUNDとこの部屋の仲間へ」より


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 さて第三連に入る。この第三連の「月の娘」は「月呑む皇」で月讀としてのニギハヤヒ。「皿を割った」は「新」を割るということで立木と斤(まさかり)に割れる。「新」とは斤(まさかり)で木を割ること。それから建設が始まるのである。かれは雷神(饒速日尊)の武具である斤(まさかり)で新たな時代の建設を始めた。これは宇宙神霊ARIONが1996年5月23日にこの預言詩を発した時点でのことであった。もうそれから12年が経過してふたたび読み直させる現時点ではそれがどうなっているのか。建設の進捗状況は…。
fumio




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