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月の娘は、皿を割った
木星王は嘆いた
赤い目をした大地の子供は笑った
夢魔は去った
だが夢も去った
鎖で繋がれた巨人は
大地の重みに堪えかねて
自らの踵を噛んだ
灰色の陰は大鷲の老いを示す
飛び石の向こうには、
約束された緑の大地は無い
私は言葉を切り揃えはしない。
私は音を大事にする。
私は木の葉擦れの間で息をしよう。
人よ、人であれ。
他人の水晶を覗いて、
嘆くのは止めよ。
「SOUNDとこの部屋の仲間へ」より
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「木星王」の木星は古代中国の天文暦学において神霊化して太歳(たいさい)と呼ばれる吉星。そして饒速日尊(ニギハヤヒ)の名は幼年期、フル、青年期、トシ、そして「大歳」(おおとし)となった。神上がりした時、大にチョンがついて太歳(たいさい)となったものと考えられる。すなわち、木星王は饒速日尊(ニギハヤヒ)の呼び変え。「月の娘」と呼んだり、「木星王」と呼んでみたり、この行は饒速日尊(ニギハヤヒ)は嘆いた、ということである。新時代建設が現在なかなかうまく進まないのだろうか。
fumio
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