monologue
夜明けに向けて
 




存在と時間と愛

『今』のこと

 人は結果を追う時『今』を見失う
 『存在』とは『今』の連続
 『スタイル』は結果である


 創造力の飽和点で創造が行われ、創造力の賜物として何物かが産まれる。破壊の飽和点で破壊が行われ、破壊力の賜物として何物かが産まれる。飽和点に至るまでに膨大なエネルギーが消費される。飽和点に至るまで膨大なエネルギーが消費されるにも拘らず、何も行われない、何も産み出さないのが『無』とそれに付随する関係である。

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§中庸点、バランス点について

 物事を説明する時に人はよく一枚の紙上に図を描いて説明するが、例えば創造力の飽和点と破壊力の飽和点、そしてその中庸点を描くとしたら、どう描くだろうか? 恐らく紙の両端に創造力と破壊力を分けて描くだろう。(A)が創造力の飽和点(B)が破壊力の飽和点だとすると中庸点はどこにあるか?一般的に人は創造力と破壊力の双方から測って同じだけ離れている点を中庸点だと思うだろう。そしてそこがいわゆるバランス点だと思うだろう。

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│(A)創造力   中庸   (B)破壊 │
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 そしてこれが勘違いのもとだ。創造力の飽和点と破壊力の飽和点は、本来拡げた紙という二次元の世界の上で説明出来るものではない。紙を筒状に貼り合わせてみて初めて理解出来るようになるだろう。


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