monologue
夜明けに向けて
 



 大衆は飼い慣らされた羊の群れだ。
自分達には何もできないと思わされ教育されて来たが、決してそうではない。
あなたがたが体制と呼ぶ怪物の中枢を握るのは、ほんのわずかな人達で実は体制の本体を支えるのは自分達ひとりひとりだと気付かなくてはならない。それに気付いた時、自分達が動く事で体制を動かせる事に気付くだろう。ほんのひと握りの権力者達の意のままに動かされていると思っているが実は自分達こそ、それを支えて動かしているのだ。
結局は、自分に帰る。


 個の話をするのに全体を話さなくてどうするのか?
個の確立が無い限り、全体の確立はあり得ない。それだからこそ、私達は、個人レベルのことを大きな命題としてとらえる。全体をとらえようとすれば、個の問題をこそ突きつめてゆかねばならない。しかし、盲点がある。個の問題を突きつめるという事は個の問題にこだわるという事では無く、ましてや個の問題に終わらすという事でも無い。

 この点を取り違えたのが欧米社会である。個人主義と利己主義の取り違えにつながるので大いに注意を促したい。個の問題の向こうに横たわる全体の問題を常に横目でチラチラとみながら、つまり常に全体を意識して個としての問題という風にとらえなくては意味がない。個の問題から全体へとつなげる為にも。

 命とは個の問題であり全体の問題である。ほんの少しでいいから命の尊厳について沢山の人が考えてくれるなら、この地球はずっと良くなる。




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