monologue
夜明けに向けて
 



ARIONより  光の子らへ

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 あなたがたは遊園地の観覧車に乗って風景を眺めていてはいけない。観覧車はあなたがたに同じ場所からの見方しか提供しない。あなたがたは自分自身を回転する車輪にしてしまいなさい。その車輪の中心にこそ、あなたの「心」を据えなさい。そうして「心」はいつもしっかりと保ちながらあらゆるところへと転がってゆく勇気を持ちなさい。

 あなたがたのあずかり知らぬところで火の手は上った。この火の手はジワジワと、しかし確実にあなたがたの地図を焦してゆくだろう。火の手をさける為には風上へと転がらねばならないだろう。そう、風の吹いてくる方向へと顔を向けながら、しかし「心」はちゃんと火の手を見つめて転がってゆきなさい。
 
 あなたがたは固定された風向計になってはいけない。自らの力で転がってゆく、愛の車輪となりなさい。あなたがたの心に希望と愛が在る限り、私達は、あなたがたと共に居るのだから。
              ---ARION,O∴O---




OCT.1.1990 17:45~18:00
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