monologue
夜明けに向けて
 



「9500万人のポピュラー・リクエスト」の1963年9月14日ベスト20を以下にコピーさせていただく。

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1位 アイ・ウィル・フォロー・ヒム (リトル・ペギー・マーチ)
2位 悲しき悪魔 (エルヴィス・プレスリー)
3位 ヘイ・ポーラ (ポール&ポーラ)
4位 ミスター・ベースマン (ジョニー・シンバル)
5位 大脱走マーチ (ミッチ・ミラー合唱団)
6位 サンライト・ツイスト (ジャンニ・モランディー)
7位 サマー・ホリデイ (クリフ・リチャード)
8位 パフ (ピーター・ポール&マリー)
9位 キューティー・パイ (ジョニー・ティロットソン)
10位 恋のバカンス (カテリーナ・バレンテ)
11位 悲しき悪魔 (エルヴィス・プレスリー)
12位 禁じられた恋の島 (エリオ・ブルーノ楽団)
13位 悲しきカンガルー (パット・ブーン/ロルフ・ハリス)
14位 ヤング・ワン (クリフ・リチャード)
15位 暑い夏をふっとばせ (ナット・キング・コール)
16位 風に泣いている (ポール・アンカ)
17位 涙のバースデイ・パーティー (レスリー・ゴーア)
18位 サーフィンUSA (ビーチ・ボーイズ)
19位 ケンカでデイト (ポール&ポーラ)
20位 メッカ (ジーン・ピットニー)
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   この頃は日本人歌手が洋楽をカバーすることが多くジャンニ・モランディーのサンライト・ツイスト は木ノ実ナナが日本語でカバーしていたが「恋のバカンス」 は珍しく日本のザ・ピーナッツのヒット曲をカテリーナ・バレンテがカバーしたものだった。


 このランキング中で最も異色なのは20位 になったジーン・ピットニーのメッカ である。高校生のわたしには意味がよくわからなかったが、メッカというのはイスラム教の聖地の名前で町の東西に引き裂かれた恋人を思う歌だった。どうしてこの歌があの頃ヒットしたのかと思う。今現在この歌が流れれば人々はなにを思うだろう。東と西、イスラム教とキリスト教の恋人たちはいつか宗教を超えて結ばれるのだろうか。イスラム教の中でもスンニ派とシーア派は対立し相容れずキリスト教の中ではカソリックとプロテスタントは対立の歴史を繰り返す。最終的には宗教がなくなった時、人は自由を得るというのだろうか。
fumio

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