monologue
夜明けに向けて
 





「9500万人のポピュラー・リクエスト」の1964年12月17日ベスト20を以下にコピーさせていただく。
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1位 アイドルを探せ (シルヴィー・バルタン)
2位 恋する二人 (ビートルズ)
3位 スロー・ダウン (ビートルズ)
4位 朝日のあたる家 (アニマルズ)
5位 ブーベの恋人 (オリジナル・サウンド・トラック)
6位 GTOでぶっ飛ばせ (ロニー&デイトナス)
7位 リトル・ホンダ (ビーチ・ボーイズ)
8位 夢見るビートルズ (ドナ・リン)
9位 アンド・アイ・ラブ・ハー (ビートルズ)
10位 オー・プリティー・ウーマン (ロイ・オービソン)
11位 ビコーズ (デイブ・クラーク・ファイブ)
12位 アンジェリータ (ロス・マルチェロス・フェリアル)
13位 誰かが誰かを恋してる (ディーン・マーティン)
14位 500マイルも離れて (ピーター・ポール&マリー)
15位 コンスタントリー (クリフ・リチャード)
16位 誘惑されて棄てられて (ピノ・フェラーラ)
17位 テル・ミー (ローリング・ストーンズ)
18位 夢見る想い (ジリオラ・チンクエッティ)
19位 想い出のタンゴ (ブレンダ・リー)
20位 もっと寄りそって (ジェイ&アメリカンズ)

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 この年、 週刊誌「平凡パンチ」、「カムイ伝」掲載のための劇画誌『ガロ』などが創刊され、第51回(1964年上半期)芥川賞は柴田翔『されどわれらが日々』であった。テレビでは井上ひさしが「ひょっこりひょうたん島」(NHK)をスタートしていた。そんな時代だった。

 フランス映画『アイドルを探せ』 (Cherchez L'idole)が封切られて主題歌「アイドルを探せ」 (フランス語原題:La plus belle pour aller danser)を歌った19歳のシルヴィー・バルタンが一躍スターになった。それまでスターに対するアイドルという呼び方はなかったので新鮮だった。映画の内容はこれというところはなかったけれどわたしたちはかの女の歌う妖精のような姿を見たことに満足して劇場を出た。シャルル・アズナブールの書いた主題歌「アイドルを探せ」は「9500万人のポピュラー・リクエスト」でこの週首位に昇り、翌年1965年1月28日まで首位に君臨したのである。 シャンソンがビートルズを抑えてトップに就いていた頃の珍しいチャートだった。
fumio


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