monologue
夜明けに向けて
 



 先日、マイケル・ムーア監督の米国医療制度を扱ったドキュメンタリー映画
『シッコ SiCKO』をBSフジで放映していた。詳しく内容をのべてあるのでお読みいただきたいウイキペデア によれば、「アメリカでの公開では、ドキュメンタリー史上第2位の動員を得たが、日本での反響は少なく、マスコミでの報道も皆無に等しい状態であった。」という。国民健康保険がある日本人には向こう岸での火事ということで反応は少なかったのだろうがマスコミのデマゴーグや政府のプロパガンダに踊らされると同じ轍を踏まないとは限らない。どうして世界一の先進国があんなに遅れているのか不思議な気がするが医療サービスという国民の福祉に関することにまで民間の金儲け主義を導入した結果だった。しかしながら医療保険改革法案が、今年、2010年3月22日アメリカ議会の下院でついに可決された。この映画によって多くの米国人が目を開かれたのだろう。
マイケル・ムーア監督は映画というメディアで常に社会の矛盾に立ち向かい啓蒙を続けているのである。
fumio

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