sekiの徒然日記

旧布野村に週末帰農を始めて18年で遂に解散。今後は尾道からsekiの徒然日記として再スタート。

石臼 一朝一夕にならず・・・

2009-02-07 14:20:39 | 蕎麦打ち
  丸ヌキならず 座金でいろいろやって見ましたが・・・

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 期待に胸を膨らませて行った石臼による蕎麦の丸ヌキ、結果はならずでした・・・

 昨日、4種類9枚買ってきた座金を入れ替え、とっかえ組み合わせを変え、ベストな高さを探ること2時間。

 しかしどうしても元祖ダッシュ村のテレビのように、きれいな丸ヌキはできません。

 ようやくその原因らしきものが分かりました、まず第1に上臼は雌型にやんわり引っ込んでません、当然下臼も雄型にやんわり飛び出てません。

 第2に石臼の淵、つまり円周にあたる部分に歯というか溝が切ってありません。

 第3に座金で無理やり上臼を浮かして回すと、どうしても上臼が斜めに回り下臼に直接くっつく、つまり5ミリ位で浮いて回る状態にならない。

  石臼を開くと 淵部分に溝がなくフラット、蕎麦は円周付近では粉に

 従って・・・・駄目なのです、特に第2の円周が溝が切ってないのは致命傷のようです、中心部分で割れた未が最後出るときには結果つぶされることに。

 つまり4年ほど前に求めた石臼は格好はいいのですが古来の本格的なつくりでなく、上下の臼がフラットで密着するスタイルのもの。

 しからばということで、その前に使っていた50年ほど前の石臼、引っ張り出してみました。

 なるほど、溝は円の最後まで切ってあり、上臼・下臼とも緩やかな凹凸になっているではありませんか!

 おまけに下臼をひっくり返して見ると、心棒の高さが調整できるよう心棒が下まで貫通しています・・・

 これはもしかすると、下から心棒を叩くと高さの調整が出来るのでは、急いで叩いて見ると心棒そのものがボロボロに欠け落ちて・・・

  50年前の石臼 下臼の裏側心棒が叩けるように、しかしボロボロでした。

 50年前のもの無理駆らぬことなのですが、これで本日の夢は終わりました、しかし念のため古い石臼に座金を噛ませて回すと。

 最初ぽろぽろと丸ヌキが、しかしすぐ小さい破片になってきます、やはり座金では浮かせた状態で臼を回すことは困難のようです。

  古い臼の試運転 座金を噛まし無理やり試運転、確かに一部は丸ヌキがしかしほとんどは割れて粉に

 少し時間をかけて再検討することに、古い石臼の心棒を取り出し変える方法が考えられますが、溝がほとんどつぶれているし。

 うーん悩ましいことになりました。