風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

カマキリの卵

2019年10月10日 | 散歩でみたいきもの
昨日の夕方、散歩している時に、カマキリが卵を産んでいるところに出くわしました^^
カマキリの産卵を見るのは初めてでした!


そっと葉をどけて、写真を撮りました。
カマキリの卵は「卵鞘」(らんしょう)と言うそうです。


何の木だろう?分らないけど、位置はちょうど私の目線と同じくらいの高さの所です。


カマキリが高い場所に産卵すると、大雪になると言われていますが・・・本当かな?
私が住んでいる所は、冬に積雪があるのは1、2回で・・・雪が降ると嬉しくなるくらいなのですが・・・
今年はどうかな?カマキリの卵で占ってみたいです(^.^)

今日、買い物に行く途中に、卵の様子を見にいってきました。
どの辺りだったかな・・・


ありました!


少し小さ目ですが、オオカマキリの卵です。
触ってみたら、かたかったです。


1つの卵から100~200匹の子どもが生まれて、生き残った1%がまた卵を産む。
それが絶妙なバランスなのかな。

シモフリスズメの飼育記録

2019年10月10日 | 蛾の観察や飼育
見てしまったら、もう欲しくて我慢できないもの・・・
私にとってそれは「スズメガ」の幼虫です(笑)

庭のノウゼンカズラで、葉を食べている巨大なイモムシを見つけてしまいました。
急いで図鑑で調べたら「シモフリスズメ」でした。
シモフリスズメの成虫は、短毛の猫みたいに毛並みが良い、カッコいい蛾です。
さっそく枝ごと部屋に連れてきました。


終齢幼虫で、もうすぐサナギになりそう。
餌をあげての飼育・・・とまではいかないかもしれません。
お腹にある脚を「腹脚」(ふくきゃく)といい、5対あるのが基本です。
幼虫を指の上に乗せた時、この腹脚につかまれる感触は、何とも言えない心地良さです。好きだからこそですが(笑)


しばらくは先住の、オオスカシバと同居して貰いましょう・・・


と、思っていたら、翌目の朝、幼虫の体が紫色になっていて、サナギになる準備が始まっていました!
土を急いで用意して、容器の中にそっと幼虫を入れましたが
何かが気に入らないようで、容器の縁をグルグルまわるだけで、潜っていきません(´A`)


狭いのかな?と面積の大きな容器に取り替えましたが、半分潜っては出てきてしまうの繰り返しです。


今までこんな事は一度も無かったので、どうしようかと思いましたが
飼育ケースに土を敷き詰めて幼虫を置いてみたら
「そうそう!これこれ♪」みたいに、スッと潜っていったので、びっくりしました(@_@)
個体の性格なのか、シモフリさんの性質なのか?飼育経験を積んでいけば、こういうのも分る日がくるのかな(笑)



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一度も食草を替えなかったので、今回はやっぱり「飼育」ではなくなりました(^^ゞ
何年か前にも、近所で見つけた幼虫は、ノウゼンカズラにいました。
それで、シモフリスズメの食草を調べてみたら、驚くほど色んな植物を食べられる「多食性」だと知りました。

幼虫の食草は、イボタノキ、クサギ、シソ、オリーブ、ネズミモチ、トネリコ、ノウゼンカズラ、キリ、サカキ、ナスなど。
図鑑には更に、ゴマ、キリも食べると書いてありました。

イボタノキ、オリーブ、ネズミモチ、トネリコはモクセイ科の植物。
それから、クサギはゴマノハグサ科、シソはシソ科、ノウゼンカズラはノウゼンカズラ科。
サカキはモッコク科、ナスはナス科。
ナス科が食べられるなら、トマトとかジャガイモにもいそうだけど、なぜかそれは見た事がなくて。

多食性は昆虫にとって、繁栄するための強い武器だと思います。
でも、人間の作る農作物と食草がかぶると、たちまち「害虫」と呼ばれて退治されちゃうんですよね(^^ゞ
やっぱり虫が生き残るのは大変ですね。

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サナギになってから15日後の夜中に羽化しました。
大型の蛾なので、羽ばたく音も大きくて、12時半、もう寝ていたけどその音で目が覚めました。


翅も綺麗に伸びていて、無事に羽化成功です!


羽化してからだいぶケースの中で羽ばたいたみたいで、内側に鱗粉が付いていました。


指を差し出すと登ってきて、ヒジの裏側くらいで止まりました。
頭(胸だけど)を撫でたいくらい、可愛い(#^.^#)


カーテンに止まらせて


記念撮影をして・・・


さあ、飛び立つ前の準備体操!

名残惜しいけど、夜の空へ放してサヨナラしました。

一期一会の出会いを、ありがとうございました(^_^)/