GAMAの菜園&フォト日誌

SINCE JUNE 2005・・・菜園情報と写真で綴るGAMAの雑記帳

10年目と半年目の節目に

2011年09月11日 15時16分39秒 | ガマのつぶやき
21世紀が始まった途端に引き起こされたアメリカでの同時多発テロ。そしてそれから10年目の節目に日本で発生した未曾有の東日本大震災。前者は人災であり、後者は天災となるがしかし、どちらも地球、人類、未来というキーワードで整理していくと「人」という文字も「天」という文字もあまり意味を成さない大きな自然からのメッセージのように聞こえてくる。

ジャーナリストや政治家、知識人などがいろいろなメディアでそれぞれの考えを述べているが、自分の思いではこれは我々現代に生きる現役世代がこれまでの歴史観に立って今までと今と未来を考えるべき時を与えられたのだと解釈している。

たまたま先週は日本の古都、京都を歩き、改めて過去の人々が考え、現代に残した遺産に込めたメッセージについて考えた。「生きる」ということの意味。

我々は地球に生まれ、地球に生かされ過去から未来を託されて今を生きている。そんな中で有限な地球の資源を地底から掘り起こし、浪費し、奪い合い、より良く生きようとするエゴのために膨大な数の人の命を抹殺してきた。元はたった一人の「マザー」から生まれた人間同士なのに、その子孫が殺しあってきたのだ。今も殺しあっているし、更に殺しあおうとしている。

なぜ殺しあわなければ生きられないのか? そんな矛盾はおかしいと気付かなければならない。テロの問題も結局はそこに行き着く。イスラムもキリストもユダヤも仏教も関係ない。人に関わるすべての事象や思想は「生きる」という究極の目的に到達する考え方と手段に行き着く。航空機を操ってビルに突入したあのテロリスト達も今の死の代償に肉体の死後の永遠の生を求めたのだ。

東日本大震災。これは今まで自然に立ち向かい防災という崇高な理念の下に政府・学者・民間が一体となって挑んできたことが無意味に近いことを教えた。自然災害から身を守る方法はない。今は減災という、3.11以前にはほとんど耳にしなかった理念があちこちで産声を上げ動き始めている。

原発。人間がコントロールできない地下から掘り出された恐ろしいエネルギー。今になっても海に放出された放射能レベルの数値さえ諸説紛々で何が正しい情報なのかさえ正確に伝えられる当事者がいない。そんな稚拙な能力で扱えるわけもない大変なもの。それが原子力。

我々はもう一度人間の原点に立ち返って自然、つまり地球と人類の関わりについて考え直し、未来への道筋を考え直すべきだろう。9.11と3.11の節目に今を生きる人間全てがそういうことを考え始める節目にしていかなければならないと思う。すなわちそれは、今後現代人はどう生きていくべきかを資源、エネルギー、食料、環境、異価値観との共存などの視点から見定め、そこから成すべき事と成さざるべき事を選んでいき、そのような社会作りを世界で共有していくことで実現していくと思う。




自宅の時計もあの時のままで止まっていた。3月13日撮影
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お台場越しに見えていたのは千葉のコンビナート火災だったと後で判明。発災直後恵比寿のオフィスから撮影。
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全員が帰宅難民。3月12日上野駅。
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千住付近を歩いて帰宅する人の列。3月12日
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橋は臨時復旧されたが周囲はこの有様。撮影4月2日
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瓦屋根の家は多かれ少なかれ被災した。3月13日撮影
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直面する課題は東海、南海、東南海連動型超巨大地震と首都圏直下型地震の減災対応だ。


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2 コメント

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りんださん (つくばのガマ)
2011-09-11 20:05:11
わっ、りんださん、早! ^^

そちらも5強以上だから6弱くらいは揺れたの
では。さすがに6台は半端ないから大変ですね
。次は直下型が不気味です。
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Unknown (りんだ)
2011-09-11 19:46:26
こんばんわ~~♪
あれから10年 そして
あれから半年。
10年前TV見てて二度目の時はリアルタイムで見てショック受けました。
そして半年前は大型TVがグラングラン台から落ちそうなのを眺めてびっくりしてました。
生きていると本当にいろいろなことに遭遇しますね。
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