GAMAの菜園&フォト日誌

SINCE JUNE 2005・・・菜園情報と写真で綴るGAMAの雑記帳

ボカシの仕込み

2025年02月07日 18時08分31秒 | 農場日誌
ボカシのレシピです。



今日は完成重量で110kgを仕込みますが一度には作れないので1/8ずつ8回に分けて仕込みました。これが一回分の
米糠、油粕、籾殻です。



混合液は別に作っておきました。16ℓ必要ですが20ℓ作って4ℓは保存しました。



手順に従って作った1/8、完成重量13.8kg分をビニール袋に詰め熟成用の箱に納めますが、この時板を載せて
その上に乗り思いっきり鎮圧して空気を抜きます。湿っているので圧縮は容易です。



2回分を一袋にして鎮圧、密閉して第一弾とします。



その上に第二弾を載せてこれで半分の仕込みが完了。



丁度良いサイズのケヤキの木片があるので載せて鎮圧します。このケヤキ、30kgはあります。



半分で体力も消耗したし飽きたので先に本日分の菜花を収穫。明日の納品分です。



昼飯時間帯も今は結構冷えるのでエアコンの暖房を入れてます。発電量が十分なのでエアコン回してもまだお釣り
があるから灯油代は節約できます。5月だとこの倍くらい発電するんですが今は陽が弱いからこんなもんです。



午後の部で目標の110kgまで仕込み完了。



重しを二箱目に移動して一箱目は蓋を閉めブロックで鎮圧。このボカシは3月23日頃から使えるようになります。
計画では4月20日に定植を予定している果菜類の畝の元肥の一つとして活用します。即効性が強いので定植間際の
スタートダッシュ効果を期待します。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育苗ハウスの様子と菜花

2025年02月06日 17時43分35秒 | 農場日誌
印刷工場や加工工場に出入りする方はご存じでしょうが、ぶ厚いビニールの暖簾が下がっている事があります。
風の吹き込みや室内温度の流出を防ぎますが、フォークリフトは自由に出入りできます。育苗ハウスのドアの
内側にもぶ厚くはありませんがビニール暖簾をぶら下げてあります。これが意外に効果テキメンでドアを解放
しても室内の温度はほとんど逃げません。



今日の最低気温は氷点下6.6度。温床内は7度くらいまで下がりましたが、ハウス内の温床の二重トンネルの効果で
外気からは13度以上高い温度を維持してくれています。電源の無い育苗棟だから温床様々です。^^



それでも閉めきりだとすぐに50度レベルまで温まるので日中は葡萄ハウス側とドアを解放しておきます。
今度は閉め忘れに要注意です。



ミニチンゲンサイの1st.ロットですが、欠損セルや2粒播種なのに1本しか出ていないセルがかなりあります。



それが2nd.ロットや3rd.ロットになると欠損や1本は激減してきます。これが自然の生業で種も春の到来を知り
勢いを増しているんですね。



困ったちゃんの菜花です。4畝見えていますが、青いコンテナの左が秋華で予定は12月上旬から1月いっぱいくらい
の収穫、コンテナの右は冬華で1月中旬から2月いっぱいくらいの収穫、さらにその右がのらぼう菜で2月中旬から
4月上旬の収穫、そして左のエンドが追加した花まつりという品種で最晩生とされ3月中旬から4月いっぱいくらい
と目されていました。昨年はそのように採れてくれたのですが・・・



菜花はこのように新芽を残して上部12-15㎝を収穫します。



まあちゃんの真似して「採ったどー!」



ところが、まだ8-10cmくらいで採るには短すぎる花芽が秋華も冬華ものらぼう菜もたあくさん控えて、どうやら
来週半ばあたりからいっぺんに収穫サイズにデビューしてきそうな按配になっているんです。勢いで花まつりまで
数株が抽苔してきてしまっています。早生も晩生も一緒じゃ収穫しきれないしワーッと咲いてパアッと終わったんじゃ
予定が大狂いです。猛暑の後に急激な気温低下があってその後遺症でリズムが狂ってしまったんでしょうが、これが
キャベツや白菜、ブロッコリーなど多くの大量生産野菜でも起こっているから暫く野菜の高騰や暴落が繰り返しそうですね。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒い1日、たまたま農休日

2025年02月05日 17時22分14秒 | ガマのつぶやき
今日も快晴。日本中で大変な事になっていますが南関東だけはこんな按配で雪も無ければ雨も無し。それでも
めちゃくちゃ寒いです。



気温的には記録には程遠いこの時期らしいものですが、体感は非常に寒く感じます。もちろん風も若干ありますが、
それより、この気温から日中も12-3度しか上がらないから寒いんです。せめて20度くらい上がってくれれば外に
出ていく気にもなれるんですが。



直売所はどの生産者も出すものが乏しく寂しい限り。自分の定位置の周囲も閑散としていました。そのせいか、
一昨日くらいから毎日売り切っているのでありがたいんですが・・・



今日は保険会社との打ち合わせがあるので寒さに乗じて農作業は収穫調製のみとなりました。

トランプ大統領が矢継ぎ早に署名した大統領令で世界中が大混乱状態になっていますが、さすがに大国アメリカ
の影響力の大きさに驚かされます。国力が低下し、もはやかつての超大国ぶりとは隔世の感ですが、負の影響力を
見るとまだまだアメリカの存在は大きいです。日本もGAFAのように歩み寄っちゃうんですかねえ。
自分は取り分けてDEI(多様性・公平性・包摂性)の取り組みの廃止についてはあえてそんなところを搔き回す
必要がどこにあるんじゃろうか、単に民主党政権の政策を無効にしたいだけなのではと疑ってしまいます。
側近の中に偏見の塊がいるんでしょうね、きっと。医学的にも両性の間には100%の男性から100%の女性まで中間に
0を挟んで際限のない多様性が存在することが証明されています。だからこそ性の問題はデリケートなのにそこを
掻きまわしたら蜂の巣に棒を突っ込んだような大騒ぎになりますよね。大体からして共和党員には性同一性障害の
人は居ないというのでしょうか。有り得へんでしょう。せめてDEIは推進しないものの否定もしないという
無難な方針に早めに転換した方が良いのではと思います。また人種による差別を能力的、知能的なところまで
拡大させているのは最悪ですね。もはや大混乱では済まないのでは・・・ 怖いのは日本にも根深く定着している
格差意識、階級意識、貧富差別、地域差別などに影響してしまうことですね。上級国民/下級国民とか区別する
アレです。マスコミでは面白おかしく〇〇市vs△△市とか競わせたり魅力度ランキングとかで盛り上がったり
していますが、ああ言うのも笑っているうちは良いですが厳密には差別意識の助長、トランプの延長です。
この流れ、ちょっとまずいと思ってしまいます。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一人手作業農業

2025年02月04日 18時01分07秒 | 農場日誌
次第に風が吹くという予報なので納品終了後直ちに畑へ。まだ霜がびっしり。溝堀の前に当たりとして敷設した
ゴム紐の上からレーキで鎮圧することで畝の平滑と溝を掘るラインを一石二鳥で得るのが通常のプロセスですが
霜がレーキの腹にへばりつくため鎮圧を後回しにして溝堀からスタート。



ところが溝堀を終わって霜が溶けたところから鎮圧し始めたらなんと今度はへばりつくどころか団子になって
仕事にならない。よく考えたら霜が溶けてグチャグチャ状態だから当たり前。むしろ霜のある場所を軽く高速で
タップする方法がベストと判明。溶けたところもだましだましなんとか鎮圧完了。そこまでして鎮圧するのは
一つに播種や定植の前に鎮圧することで地下水の上昇効率を上げる、もう一つはこのあとマルチを張るが、鎮圧
していないと表面の礫が尖がったままだったり表面が凸凹になってしまいマルチと表面に隙間ができて風の影響
を受けやすくなるし、そもそも見栄えが相当に悪くなります。



霜のせいで鎮圧に時間が掛かってしまいマルチを敷設する頃には風も出始めてしまいました。こうなるとヤバい。
ところどころを仮押さえしてなんとか仮敷設終了。



実は育苗ハウスに陽が当たり始めていて大慌てだったんです。時間的猶予は20分足らず。それ以上放置すると
煮えちゃいます。



これが今年の第一弾のミニチンゲン。これを今週定植するためにマルチを張っているのです。



マルチも終わりフレームもセットしました。ここまでももう一人居たらなんちゃない作業の連続でしたが・・・



一人農業最大の難関はこれ、ビニール張り。風を読みながら駆けずり回って張るしかない。汚れてる?そんなの
どうだっていい。U字杭やマイカ線を所定の位置にセットしたらビニールを被せ何か所かクリップなどで仮止め
しておいて、



自作の引っ掛け棒で向こう側のマイカ線を手繰り寄せてこちら側を固定する。この連続を風の隙間にやり遂げないと
本当に悲惨な事になってしまうのです・・・



今日はうまくいきました。何年か前に向こうに見えているような50メートル級のトンネルを敷設していた時、
突風が来て完全に飛ばされフレームまで曲げられて痛い目に遭いました。一人農業の「プロジェクト・ナノエックス」でした。^^



家に戻ったら注文しておいたバッテリー動噴とZボルドー(銅剤)の大袋が置き配されていました。除草剤散布に
最適とか書かれていますがこれは除草剤には使いません。除草剤は手動の方をすでに下ろしてあります。滅多に
使いませんしね。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新圃場施肥~整地

2025年02月03日 18時21分27秒 | 農場日誌
ミニチンゲンサイの苗床です。第一弾は今週定植予定。第二弾は次週。第三弾は発芽待ちです。経験則で2/25以前
の播種は早く抽苔するというものがありますが、温床育苗ではどうでしょうか。昨年はこのローテーションで
定植したものから3月出荷でうまく行ったのですが。



果菜類です。



今年は筑陽なすの発芽が昨年より1週間早いです。理由は・・・良く分かりません。



曇天予報なので水やりだけしてまた閉じました。今日は煮える心配はありません。



新圃場のpHチェックです。前作は2年ほど前だったと思いますがその後除草のための耕転以外されていないにも
関わらず悪いデータではありません。ということは、以前は7以上のアルカリ寄りだったんでしょうかね。
回りの他人様の畑3ヶ所も測らせてもらいましたが、6.4-6.8に収まっていました。やはりプロなんでしょうねえ。



果菜類の植え付けは4月なので今日は先行するミニチンゲンの畝分だけ施肥しました。蛎殻石灰、過リン酸石灰、
微量要素、納豆菌、ロングランナー化成、以上です。



攪拌して整地まで終了。後は畝を立ててマルチを敷設するだけです。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PFAS恐ろしや

2025年02月02日 15時27分43秒 | ガマのつぶやき
外気温の最低気温が氷点下3.9度を表示していましたが未明からの降水は雪ではなく雨でした。現在気温が2.9度
なのできっと最低気温は降水前に記録されたものなんでしょうね。結局終日雨でした。なので農休日です。



昨日、一昨日とMチンは数袋ずつしか売れなかったので今日は雨だし収穫は止めて菜花だけ持って納品に行きました。
そしたらなんと溜まりに溜まっていたMチンの店頭在庫は0。3日分くらいが昨日だけで売れてしまったということ。
店頭での動きは予想が付きません。



寒くて暗い一日になりそうなので温床はそのまま開けずにおきました。



農休日だから軽トラもお休み。今日の納品はフリードで。本当は自宅から雨の中を歩いて軽トラを取りに来るのが
嫌だったからでしたあ。^^



ビデオの取り溜めとかチェックしていた中で気になってしまったPFAS関連マター。なんでも12,000種ほどの
化学物質の総称ということですが、早い話撥水効果や撥油効果を生むための物質で防水スプレー、レインコート、
フライパンのコーティング、ハンバーガーの包み紙などに塗布されている極身近な物質だそうです。何が問題かと
言うと一度自然界に放出されたら分解されることなく残り続けるという事と人体への様々な健康被害です。具体的には
前立腺がん、乳がん、肝疾患、腎臓がん、子供の成育障害などなど深刻なものばかり。まだ解析途上ではありますが
問題はそれらを大量に使っていた3Mがまず気付いて使用を中止し警鐘を鳴らしたので調査をしたら世界中でかなりの
高濃度で検出されるに至ったことです。日本各地でも危険レベルの検出が相次いでおりつくば市でも安全基準の
3倍くらいが出ています。岡山県吉備町では検査希望者の9割が危険濃度を越えてしまったらしい。
アスベストもそうでしたが、後になって危険だと分かる物質がたくさんあって怖いですね。私は食品の安全性云々
の前に、まず自分の薬害リスクを低減する目的で極力無農薬栽培を推進していますが、今安全とされているJAS
認定農薬だっていつ危険農薬に覆るか分かったもんじゃありません。
PFASとは
PFAS汚染全国マップ
岡山県吉備町のニュース
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mチン播種、菜花薬散

2025年02月01日 17時36分46秒 | 農場日誌
週間ルーティンでMチンの播種をしました。この播種で武蔵野種苗のコロポックル(茶色のコーティング)は
終了。これ以後は坂田種苗のシャオパオだけに戻ります。





1月17日浸種、1月21日播種の筑陽なすは播種後8日目の1月30日に発芽を確認していましたが、平年なら
16-21日かかるところですから異常に早いと言えます。緑なすやピーマンなど他の果菜類は1月22日播種
ですがまだ一本たりとも発芽していません。平年ペースだと2月6日~2月10日ごろ生え揃ってくるでしょう




菜花の調製をしていたら台の上にポツポツと埃のようなものが落ちているのに気付きました。アブラーです。
昨年は一株、一花たりとも着いていなかったので油断しました。





ボカシを仕込む予定でしたが急遽予定を変更。アーリーセーフでアブラー退治です。



背負い噴霧器で瞬殺・・・と思ったらなんと、背負い噴霧器には除草剤散布用のラッパが付いている。そうでした、
昨年農道の除草に除草薬を使った時、背負い噴霧器は除草剤専用に下ろしたんでした。代替機をまだ買ってない。



仕方なく家庭菜園等小規模散布用のミニ噴霧器を持って出動。時間はたっぷりかかるしポンピングで手は疲れるし
何度も希釈液を作らねばならず大変でした。動噴出動も考えましたがあれはやはり200ℓ級の散布でないと役不足です。
背負い噴霧器か背負い動噴を調達しておかねば・・・



明日は雪の予報も・・・午後からはヘイズィーサンシャイン(Hazy Sunshine)でした。



コメがまた高騰し始めましたね。この米は2週間前に直売所で買ったもの。10キロで4700円でしたが、
今日は5000円でした。他の直売所では5600~5800円になっていました。



都内では5キロで4000円とか。こちらも10キロ6000円が見えてきたので直売所の気の知れた生産者から
直仕入れ。30キロ袋ですが価格はお友達優遇で都内の半額ほどにまけててくれました。備蓄米放出で落ち着きますかねえ。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする