「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「病院で死ぬということ」

2006年02月03日 21時00分27秒 | 映画
 
 昨日の記事「あおげば尊し」(書庫「映画」)の中に書いた「病院で死ぬということ」は、個人的にとてもゆかりの深い作品です。

 原作の「病院で死ぬということ」(主婦の友社)は、日本にホスピスを広めるさきがけとなった本で、1991年の日本エッセイスト・クラブ賞も受賞しています。

 著者の山崎文郎先生は、当時TVや雑誌などにもしばしば登場し、学会では“ホスピス界のアイドル”などと言われたりもしました。

 実は僕はその前から、山崎先生と四谷の「生と死を考える会」という所での知り合いで、久しく懇意にさせていただき、今も年賀状のやり取りをしています。

 僕は「病院で死ぬということ」を参考にして、ビッグコミックに連載された「生死命(いのち)」という、ホスピスケアをテーマにしたマンガの原作を書きました。

 「病院で死ぬということ」が市川準監督によって映画化され、テアトル新宿で上映されたとき、ホスピスや命などに関わりのある人が講師として日替わりで招かれ、トークショーが開かれました。

 そのうちの一人として、僕も呼ばれたのでした。(^^;)

 上映前にステージに上がり、司会者のインタビューに答えるという形のトークショーでした。

 著名なドクターや大学教授などが名を連ねるなかで、σ(^^;)が一番しょぼい講師ではなかったでしょうか。

 友人や、当時健在だった僕の両親も会場に見にきてくれましたが、親父はパチパチと写真を撮りまくり、結局僕の話はちっとも耳に入らなかったと言っていました。(^^;)

 そのときの“お車代”は、上映後の友人との美味な食事になりました。
 
コメント
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