昨日の読売新聞に、うつ病の人の脳に 電流を流して治療する
という記事が 載っていました。
脳に電気を流すというと、ちょっと ショッキングな気がします。
精神病院の患者に 懲罰で電気ショックを与えた ということもあったし、
医療者の間でも 間違った認識が持たれていた 時代がありました。
しかし現在では、患者も了承の上で 全身麻酔して行なうという 標準的な療法で、
WHOでも 認められているということです。
患者に麻酔をかけ、筋弛緩剤を投与。
これは、筋肉の強いけいれんによる 骨折を防ぐためだそうです。
マウスピースも付け、両こめかみに 電極パッドを貼って 数秒間 電流を流し、
数十秒から1分間 けいれんを起こさせた後、意識の回復を待ちます。
これを週2~3回、合計で5~6回 ほどこすということです。
この療法が適用されるのは 重傷のうつ病で、
・抗うつ剤が効きにくい
・自殺の危険性が高い
・幻覚や妄想を伴う
という場合です。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/41711980.html