「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「サッドムービー」

2006年10月18日 20時47分00秒 | 映画
 
 これも韓国映画。

 4組の男女 (母子を含む) の、別れを描く話です。

 別れと言えば 悲しいものですが、何故かこの映画は

 どのエピソードも すがすがしさのようなものが 感じられ、

 心が清らかになる 気持ちがしました。

 男女の別れ話を 代行する 「別れさせ屋」 などという 仕事を始めた男がいて、

 何てバカなことをしているんだ と思いながら見ていましたが、

 最後は この設定が巧みに活かされ、泣き笑いを誘います。

 遊園地で 着ぐるみのバイトをしている 聴覚障害の女の子と、画学生の、

 言葉のない 出会いと別れは、ロマンチックさをかもしだしています。

 言葉を話せないことや 顔に傷があるハンディを、

 まっすぐに相手に伝える さわやかな演出に 好感を持ちます。

 また、常に命の危険にさらされる 消防士と、

 その仕事を理解しながらも 事故を恐れて出動してほしくない 恋人の関係は、

 いつでも 葛藤の絶えないドラマになりますね。

(ただ、ラストの この消防士のビデオだけは、

 消防士として あるまじき行為で 遺憾でしたが。)

 次々と 新しいラブストーリーを生み出す 韓国映画は、

 これからも躍進するようです。