「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「トンマッコルへようこそ」(1)

2006年10月14日 14時34分15秒 | 映画
 
 韓国で 6人に一人が見たという 記録的なヒット作です。

 「トンマッコル」とは “子どものように純粋な村” という意味。

 舞台は 朝鮮戦争の真っ只中、連合軍,韓国軍,人民軍の兵士 計6人が、

 山奥深くの村 「トンマッコル」 に偶然 迷い込んで 鉢合わせになります。

 ここに住む 村人たちは、いつも笑顔で 争うこともなく、互いに助け合いながら

 自給自足をし、ユートピアのように平和な 生活を送っています。

 戦争が起きていることも知らず、生まれてから 武器など見たこともありません。

 兵隊が銃口を向けて 「手を挙げろ!」 と叫んでも、

 その意味さえ分からないのです。

 一触即発でにらみ合う 兵士たちの間に はさまれても、

 イノシシに 畑を荒らされたことのほうが、はるかに重大事でした。

 兵士たちは、そんな拍子抜けの 村人たちに接し、傷の手当てをしてもらったり、

 食事をもてなされたりしているうち、次第に気持ちが変化してきます。

 双方敵対して 争うことの無意味さを感じ、

 本来の人間らしい交わりや、素直な感情を 取り戻していきます。

 そして、村人と一緒に ジャガイモを収穫したり、草原でソリ遊びをしたり、

 祭りで歌を歌って はしゃいだりするようになりました。

 兵士たちも 戦争の場で出会わなければ、普通の善良な市民同士、

 お互い親しみをもって 友人として知り合うことができたのです。

 そんな、誰もが心の底で望んでいる 優しいハートを、

 トンマッコルの人々は 思い出させてくれます。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/41222575.html
 
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