名曲 「涙そうそう」 を元にして、沖縄を舞台に 作られた映画です。
母子家庭に育った 兄・洋太郎(妻夫木聡)と、
父娘家庭の 妹・カオル(長澤まさみ)。
両親の再婚で、ふたりは 血のつながらない 兄妹になります。
幼い妹は、洋太郎を本当の 「にーにー(兄)」 と慕いつつ。
再婚後、父親はまもなく 失踪し、母親は心労で亡くなります。
母の 洋太郎への最期の言葉、
「カオルはひとりぼっち、どんなことがあっても 守ってあげるのよ……」
ふたりは おばあに引き取られますが、洋太郎の進学で別居し、
その後 カオルの高校進学で 再び同居することになります。
映画はそこから始まります。
ドラマはオーソドックスというか 王道というか、
ふたりの心情を しっかりと描いていき、素直に感情移入できました。
(登場人物が 鼻をつまんで泣くほどには、泣けませんでしたが。 (^^;))
互いに相手を 思いやるあまり かえって衝突したり、
別れたり、再会したり。
近親相姦的な 愛情も予感させますが、もう少しそんなシーンが
あってもよかったのではないかと 期待してしまいました (^^; )。
この映画は、エンドロールが終わるまで 席を立たずに観ましょう。