「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子との想い出の地に A案競技場

2015年12月23日 18時51分23秒 | 心子、もろもろ
 
 新国立競技場がA案に決まりましたね。
 
 A, B両案が発表されたとき、 僕個人は A案のほうがいいと思っていて、
 
 そちらのほうに決定して安心しました。
 
 心子との想い出の銀杏並木と、 クラシックな絵画館に 隣接する建物としては、
 
 周りの風景に馴染んだものが 好ましかったのです。
 
 双方とも和を重んじて、 日本古来の木を使った設計でした。
 
 甲乙付けがたい両案で、 御柱を思わせる B案の支柱も魅力がありましたが、
 
 そばで見ると威圧感もありそうです。
 
 A案設計者・ 隈氏の (周囲の環境に) 「負ける建築」 という思想が、
 
 今回の僕個人の気持ちには 寄り添ってくれました。
 
 審査過程では、 工期短縮という点が 一番重要視された結果になってしまいましたが、
 
 ザハ案白紙撤回という 期間の無駄がなかったら、 何が重んじられていたのか、
 
 複雑な思いです。
 
 今後の維持費や 50年先までの利用価値, レガシーとしての価値がどうなるかは、
 
 見通しが難しいものもありますね。
 
 でもA案では、 最上階の回廊 「空の杜」 が 一般にも開放され、
 
 誰でも歩けるようになるということです。
 
 何十メートルもの高さから、 緑の中で 神宮外苑を展望しながら
 
 そぞろ歩きをするのは、 非常に風情をそそられます。
 
 また、 夜間の照明は 内部から漏れる光で、
 
 競技場が 灯籠のように浮かび上がるそうです。
 
 それも幻想的で興味深いですね。
 
 完成したら是非とも 行ってみたいと思っています。
 
 ところで、 TVで隈氏を  「隈さん」 と呼ぶとき、
 
 落語の 「くまさん」 に聞こえて 笑いを禁じ得ないのは、
 
 きっと僕だけではないでしょう。  (^^;)
 
コメント
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