「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

積極的受動性への反応方法

2015年12月04日 21時23分38秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 積極的受動性へ反応するために、 以下の4つを自問しましょう。
 
1. BPは 問題の解決方法を知らないのですか? 
 
2. BPが解決しようとするのを、 感情が妨害していますか? 
 
3. BPは 解決策を選択する自信, 実施する自信が欠けていますか? 
 
4. あなたは BPの助けの求め方に 困らされていますか? 
 
 答に確信が持てなかったら、 BPに査定をしてみましょう。
 
1 「正確には何が問題ですか?」
 
・ あなたにできること
 
 BPが問題をはっきりできるよう、 一緒に努力しましょう。
 
 穏やかに解決策を探りましょう。
 
 それがBPにとって いかに難しいか、 あらゆる段階で 承認を繰り返しましょう。
 
2 「必要なことを起こせないと 恐れているのですか?」
 
・ あなたにできること
 
 BPに事実を点検させましょう。
 
 感情を事実としてしまっているために、 感情が行為を妨害するのです。
 
 恥ゆえに死んだりするでしょうか? 
 
 感情があっても 問題は解決できると 理解する手助けをしましょう。
 
3 「問題を解決できると信じていますか?」
 
・ あなたにできること
 
 自信の欠如は 失敗の歴史によるものでしょう。

 問題解決の成功を繰り返すことだけが、 自信に繋がるのです。
 
 あなたが 代わりに問題を解決するのは、 BPの自信を打ち砕くだけです。
 
 BPが解決するとき 一緒にいてあげたり、
 
 前もって解決のための 現実的なロールプレイをしましょう。
 
4 「助けを求める方法に、 私はノーと言いたいだろうか?」
 
・ あなたにできること
 
 助けなければならないと言われたあなたは、 腹を立てているでしょう。
 
 それは次のどちらに、 より影響を受けているでしょうか? 
 
 「BPが自力でできるという事実」  「BPの助けの求め方」
 
 前者なら、 問題の解決方法に時間をかけましょう。
 
 後者なら、 BPに話し方を考え直すよう 求めましょう。
 
 これはきっと BPの感情を高めるでしょう。
 
 それがあなたの感情を高めたら、 あなた自身の 感情調整方法へ戻りましょう。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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