積極的受動性へ反応するために、 以下の4つを自問しましょう。
1. BPは 問題の解決方法を知らないのですか?
2. BPが解決しようとするのを、 感情が妨害していますか?
3. BPは 解決策を選択する自信, 実施する自信が欠けていますか?
4. あなたは BPの助けの求め方に 困らされていますか?
答に確信が持てなかったら、 BPに査定をしてみましょう。
1 「正確には何が問題ですか?」
・ あなたにできること
BPが問題をはっきりできるよう、 一緒に努力しましょう。
穏やかに解決策を探りましょう。
それがBPにとって いかに難しいか、 あらゆる段階で 承認を繰り返しましょう。
2 「必要なことを起こせないと 恐れているのですか?」
・ あなたにできること
BPに事実を点検させましょう。
感情を事実としてしまっているために、 感情が行為を妨害するのです。
恥ゆえに死んだりするでしょうか?
感情があっても 問題は解決できると 理解する手助けをしましょう。
3 「問題を解決できると信じていますか?」
・ あなたにできること
自信の欠如は 失敗の歴史によるものでしょう。
問題解決の成功を繰り返すことだけが、 自信に繋がるのです。
あなたが 代わりに問題を解決するのは、 BPの自信を打ち砕くだけです。
BPが解決するとき 一緒にいてあげたり、
前もって解決のための 現実的なロールプレイをしましょう。
4 「助けを求める方法に、 私はノーと言いたいだろうか?」
・ あなたにできること
助けなければならないと言われたあなたは、 腹を立てているでしょう。
それは次のどちらに、 より影響を受けているでしょうか?
「BPが自力でできるという事実」 「BPの助けの求め方」
前者なら、 問題の解決方法に時間をかけましょう。
後者なら、 BPに話し方を考え直すよう 求めましょう。
これはきっと BPの感情を高めるでしょう。
それがあなたの感情を高めたら、 あなた自身の 感情調整方法へ戻りましょう。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]