BPが助けを求めると、 受動-攻撃的になっていると 思われがちです。
しかし彼は 故意にはやっていないのです。
彼は 積極的に問題に取り組まず、 回避するでしょう。
問題を解決しようとすると、 感情は高まり、 能力が落ち、 自滅してしまいます。
彼はあなたに、 「私を助けなければならないのだ」 と 攻撃的に、
或いは、 「私にはどうにもできない」 と 受動的に、 助けを求めるでしょう。
そこであなたは彼を助けます。
困るのは、 これが彼に 教訓を教えないということです。
助けられたことは、 恥を感じさせ、 彼の無能力を強化するだけです。
彼は次には もっと用心深くなるでしょうし、 自分に対して非承認的になり、
感情が 問題解決し始めることさえ阻むでしょう。
あなたが彼の求めに 違う反応をすれば、
彼は問題解決方法を 学び始めるかもしれません。
※ 問題解決のステップ
以下のステップを意識すれば、
BPの能力が最も落ちる所に 狙いを定められるかもしれません。
1. 問題を定義する: 何を解決しようとしているのか
2. 問題を分析する: 問題の状況はどうか?
3. 解決策を生み出す: ブレインストーミングをする
4. 解決策を選ぶ
5. 解決策の調停: 邪魔になるものは何か? どう乗り越えるか?
6. 解決策を実行する
7. 解決策を評価する: うまくいったか?
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]